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レジェンド葛西、52歳の挑戦
<登場人物紹介>
飯田橋博士 無類の読書とスポーツ観戦好き。猫を飼っていて、奥さんがちょっと怖い。
トウマ 博士のもとでお手伝いのようなことをしている大学生。
葛西紀明、その凄さとは?
飯田橋博士「トウマよ。先週末はいろんなスポーツが目白押しじゃったな。どれをチェックしていいか迷うほどじゃったぞ」
トウマ「そうみたいですね!大相撲では豊昇龍が横綱昇進を確実にしたし、卓球の全日本選手権では男子が17歳の松島輝空選手が初優勝。女子は早田ひな選手がけがを抱えながら3連覇したのは感動しました。卓球は決勝の日だけ観戦に行ったんですよ」
博士「ほほう。卓球の観戦に行っておったのか。それはいい経験になったのぅ。さて、今日は先週末あったスポーツの中でもジャンプ界のレジェンド、葛西紀明について話そうかの」
トウマ「あっ!ワールドカップ出場が決まったとニュースでやっていました。博士、詳しいんですか」
博士「ワシに知らないスポーツはないぞ!葛西はの、なんと52歳で現役じゃ」
トウマ「えっ、52歳?普通は引退してますよね」
博士「そうじゃろう。だが、彼は違う。ギネス記録も保持しておるんじゃ」
トウマ「ギネス?どんな記録なんですか」
博士「『最年長W杯ポイント獲得者』じゃ」
トウマ「……それ、めちゃくちゃすごくないですか」
オリンピック8大会出場の偉業
トウマ「博士、それだけすごいなら、オリンピックもいっぱい出てるんですか」
博士「お、いい質問じゃ。葛西はオリンピックに8大会も出場しとる」
トウマ「8回って……そんな人、他にいます?」
博士「いや、男子スキージャンプの史上最多記録じゃ。まさにレジェンド中のレジェンド」
トウマ「じゃあ、2022年北京大会も……?」
博士「残念ながら、北京には出られなかったんじゃよ」
トウマ「あんなにすごい人でも?」
博士「そうじゃ。競技の世界は厳しい。それでも、彼は諦めんかった。今は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ大会出場を目指しておる」
執念と情熱
トウマ「博士、どうして葛西選手はそこまで頑張れるんですかね」
博士「それはの、金メダルへの執念があるからじゃ」
トウマ「執念……」
博士「彼は銀メダルを取ったことはあるが、金メダルには届いておらん」
トウマ「だからこそ、まだ挑戦してるんですね」
博士「そういうことじゃ。ワシもその姿勢には感服しとる」
軽妙なエピソードも欠かせない
トウマ「博士、何か葛西選手の面白い話とかあります?」
博士「おう、あるぞ。遠征の長旅で、首や腰が痛むと言いつつ『得したのはマイルだけ』と冗談を言うたり」
トウマ「マイルだけ、ですか。飛行機移動が大変そうですが、それでも笑いに変えられるのはすごいな……」
博士「常にユーモアを忘れんのも、彼の魅力じゃの」
葛西の次の目標は
トウマ「博士、葛西選手の次の目標ってなんですか」
博士「まずは今年のワールドカップでしっかり結果を残すことじゃろう。それがミラノ・コルティナ五輪出場につながるんじゃ」
トウマ「すごいな……52歳でそこまで考えてるなんて」
博士「年齢は、ただの数字じゃ。彼はそれを背中で教えてくれておるんじゃよ」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!博士とトウマくんに話してもらいたいテーマがあれば、ぜひコメントでお知らせ下さいね。
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