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VRChatでDJをやるときの設定メモ(Recordbox DDJ-FLX-4とOBS設定)

こんにちは、doooma(どーま)です
最近はVRでDJをやるひとが増えましたね、私は2024年の4月にDJ機材を購入して、5月に自分のワールドのこけら落としイベントでデビューしました。でもいつも要領悪く本番前のセッティングにてこずっていて、つい昨日も自分が主催者ではないDJイベントで、直前の配信設定が原因で演奏することができませんでした、セトリもきちんとやって、来てくれた人に楽しんでもらおうと思っていたものが、本番のセッティングでどうにもならないというのはとても残念なのものです。とても残念だったので、毎回まごつくセッティングについてきちんとメモしておきたい、なんならいつでも見れるnote記事にしておくことで、メモとしてのクオリティも保とう、という極めて自分のため視点な記事ですので、読んでいただかなくて結構ですw(そんなの記事にするな^^)

  私はボイチェンをしながらDJをやるので、その部分は省いて説明しますがどうやって身に着けるかなども書いちゃいます

  そして、私が個人的に厄介だなと思ったことがいくつかあるのでそれも書きます。

  一番厄介なのは、機材の構成が人それぞれなので、セッティングがナレッジとして共有されない(できない)というところです…現実でも音響関係はループバックしたり音が入ってことないことが起きますが、これはVRの世界も全く一緒…というわけで、これは私のための忘備録にしかならない可能性が高いです…なので、かなり内容が偏った読み物程度に思ってください。


0.大前提の教訓

  本当にこれはやめた方が良いと思ったのは、本番前には安易にソフトのアップデートはしない、ということ。
私は昨日の出演数時間前にあることをやっていました…それはRecordboxのアップデート…曲などは新しいバージョンに引き継がれるのですが、設定などは変わったりするらしく、多くのVRDJの人たちは、かなりアップデートには慎重でした…なのに、Recordboxのアップデートはやたらと高頻度なんですよね…これはソフト開発や運用面では健全なことではあるのでしょうが、プレイする側はついつい更新しちゃうと痛い目を見るので、更新タイミングは本番後とかにすべきと心得ることにしました。これは、OBSなども同様なことが言えると思います。

そして、新しい会場であっても、何度か出演しているワールドであっても、開演30-60分くらい前に行って会場で音が鳴る確認をしたいところです。
なかなか時間が合わない場合もあるかもなので、事前に会場ワールドが完成している場合は、その会場ワールドで前日でもよいので流してみる事を強くお勧めします。
なぜなら、ソフトのアップデートやワールドの更新などで状況がかわるからです。また、当日のゲスト数なども影響します。PCのスペックが心配な人は、アバターカリングの度合いをMAXにして臨むくらいが良いと思います。

可能なら配信確認は2名以上でやったほうがいいかもしれません。というのは、自分では気が付かないワールド内でのループバックが発生したりしているか、自分だけでは確認できないからです。

こっちの記事も参考にどうぞ、公式のRecordboxとOBSの設定案内です

1.機材の構成

機材
・ゲーミングノートPC(わたしはこれでぶいちゃに入っています)
・DJコントローラー(DDJ-FLX4)
・Quest3
・VT-4(ボイチェン)
・BluetoothヘッドホンA(骨伝導タイプ、配信音声を確認する用)
・BlurtoothイヤホンB(耳に突っ込むタイプ VRChat内の会話用)
・イヤホンC(有線の耳に突っ込むタイプ ボイチェンの確認用)
・ヘッドホンD(DJ用 CUE状態で次の曲の頭出し等で使う)

ソフト
・Recordbox 7.0.6(この記事執筆時)
・OBS Studio 30.2.3(この記事執筆時)
・Now Playing (曲目などを表示するのに使っている)

備考
VRCへは、PCVRで、Quest3をVirtual Desktopでつないでアクセス。
VRでのRecordboxのチェックは、XSOVERLAYで行い、Quest3の部分的なパススルーには、PyonPyon Image Viewerを使っています。

2.Recordboxの設定

  まずは、機材を接続しましょう
DDJ-FLX4ならば、PCと付属のTypeCコードでつなぐだけですよね、カンタンです!そして、PCとつなぐべきBlutoothイヤホンなどもつなぎます。VRChatにもボイチェンした状態で入ってしまいます。

2.1. PCとイヤホンの音響設定を確認しましょう

Windowsの設定、BluetoothでヘッドホンA(Recordboxの音を聞く)の接続を確認
スピーカーのマークの右にあるコネクタ類のマークをクリックする
音声出力の設定で、Bluetoothヘッドホンを選ぶ

そしてRecordboxを立ち上げます

2-2. Recordboxの設定チェック

  Recordboxのウインドウ右上にあるノートパソコンマークは白いマークの時はクリックして青にしましょう(PCとの接続と音声連動モードになる)

  次にノートパソコンマークの左にある歯車マークをクリックすると、環境設定ウインドウが開きますのでウインドウ左側メニューの”オーディオ”をクリックして、環境設定ウインドウ上部にある、”構成”をクリックします。
  オーディオ欄は、DDJ-FLX4 WASAPI(PCスピーカーとDJ機器から音を出す(PC MASTER OUT))としますが、これは私の設定です。ここはオーディオインタフェースをかませたりしている人はその機材を選ぶようです…つまり人によって異なります

オーディオインタフェースなどを使っていない人はDDJ-FLX4 WASAPI PCスピーカー**はオン

同じウインドウの環境設定ウインドウ上部にある、”入出力”をクリックします、ミキサーモードはインターナルでよいみたいです

うまくいかないと、ここか?と疑ってしまうミキサーモードはインターナルで

そして、同じ入出力の欄を下にスクロールしていくと、”出力チャンネル”がありますので、下記画像のように、使うべき機材との組み合わせのものを選択します。Headphones Outputは、通常DDJ-FLX4の手前にあるモニター用ヘッドフォンの事を指します。次の曲の頭出しをする人は必ず使うはず

出力チャンネルは機材の組み合わせと同じものを使う
Master Outputをいじると、Booth Outputも連動するようです

2-3. OBS Studioの設定

  OBSの画面設定などはここでは省きます。(多分手厚く教えてくれる記事があると思うので、お好みで恰好いい感じにしましょう)

  チェックすべきは、シーン、ソース、音声ミキサー、設定です 

シーン、ソース、音声ミキサー、設定をチェックする

シーン:配信するシーンを選んでいるか確認です、普通は大丈夫だと思う 

ソース:ソースでは、自分のDJ配信の音声を確認するヘッドホンが入っているか確認します。目のマークが白ければ、入っています。そして同じものが音声ミキサーにあるか、アクティブになっているか確認します。
音声ミキサーは、アクティブになっている音を配信します。ここでは、ヘッドホンで聞いている音を配信しますので、この設定になります。

DDJ-FLX4から出ている音が音声ミキサーにあるか確認。音声ミキサーにソースの音声が見えない場合は、OBSの画面を大きくしたりすると出てきます。また、音声ミキサーと書いてある帯の上で右クリック→すべて再表示、とすると表示される場合があります。

音声ミキサー:オーディオの詳細プロパティをチェックしましょう。音声ミキサーの帯を右クリックすると、”オーディオの詳細プロパティ”があるのでそれをクリックします

分かりにくいところにオーディオの詳細プロパティが隠れている

オーディオの詳細プロパティウインドウの、名称音声ミニタリングを確認しましょう、ここでは、配信したい音声のみを、モニターと出力とします。それ以外はモニターオフにします

音声モニタリングのところを確認、配信したい音声だけを、”モニターと出力”にします

設定:OBSの全体ウインドウのコントロールの下にたくさんのボタンが並んでいますが、設定ボタンをクリックします。

設定をクリックする

設定ウインドウ左側の配信をクリックすると、配信する宛先がでてきますので、VRChatでのDJの場合は、TPAZChatを使うのが一般的でしょうから、TPAZChatのURLをサーバーに入れます。そしてストリームキーも該当のところに入れましょう。サーバーのURLは、いくつかあるようですので、DJイベントの主催者に事前に問い合わせておきましょう。案外ここが違っていることに気が付かず、つながらないなあ…って言ってる場合があります。(経験あり)それからストリームキーも聞いておきましょうね。自分が会場製作者ならば、DJ出演いただくみなさんには、サーバーURLとストリームキーをお伝えしておいた方が確実です。

設定ウインドウの配信に注目してみましょう、この情報は出演者の場合はイベント主催者や会場のワールド制作者に聞きましょう。また、ご自分が会場ワールド制作者ならば、サーバーURLとストリームキーは早めに出演者に共有しましょう。

設定ウインドウ左側の音声をクリックすると、グローバル音声デバイスという欄があるので、デスクトップ音声規定(人によって異なる)それ以外が無効とします。DJイベントの場合はこれでよいと思います。

設定ウインドウの音声→グローバル音声デバイスに注目しましょう

最後は、ウインドウ右下の 適用をクリック→OKをクリック をお忘れなく!

さあ、本番です、OBSの配信をクリック、配信開始をクリックして
ワールド内にある、Global Sync をトリガーしましょう
画面が表示されたら、どちらかのフェーダーを入れて、軽くスクラッチしてみましょう、その音が会場から聞こえたらもう大丈夫!

XSOVERLAYでVR空間上にRecordboxを表示させてPLAY開始です! Enjoy♪

OBSの配信開始をクリック後、ワールドのGlobal Syncをクリック
こんな風になればOKです

最後に…

VRDJやると思うのは…このケモミミ、ほんとうに使えないのかなと思うほど耳周辺が煩雑になります。

耳が4つほしい、ヒトミミとケモミミ…耳が4つあればVRDJは相当楽になるはず、うむっ

最初に書いたように4つのイヤホンやヘッドホンが頭部に集中します。ぶいちゃ内での声を聞くイヤホン(片側)、ボイチェンのモニターイヤホン(片側)、そしてボイチェンのマイクが後頭部から耳にかかるような形で口元に伸びていて、両耳の上にはDJ機器からの音を確認するヘッドホン(骨伝導で音はよくない)、CUEで楽曲の頭出し音声を確認するヘッドホン(外側から全部を覆うようにかぶせるw)…

そして、DJやってる人の耳には遅延のないDJ機器からの音楽、CUEでチェックする頭出しの音楽、遅延した状態でワールド内に流れているオーディエンスが聞く音楽と歓声…が聞こえています。ほんと、なにやってるんだこれはwという感じですが、絶対に楽しいので、興味ある人はチャレンジしてみてください。毎回出演前に、どんな楽曲で行こうか、どんな構成にしようか、楽しんでもらえるだろうか、って考えるとわくわくします。DJでデビューしたいんだけど…って方もご連絡くださいね、初心者で最初の一歩を踏める場を用意しています。
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以下コンテスト対応(まあ、こんな記事がどうこうはならんとおもうけど)

新しいことを学ぶのは、いかなることであってもわくわくと不安が付いて回ります、挫折だってするし、へこむこともたくさんありますが、うまくったときの達成感や喜びは、ああ、生きてるなあ…って思えるはず。それは現実世界であろうが仮想世界であろうが一緒。学ぶ事はアカデミックなことばかりではありません、なんか面白いからチャレンジしてみよう、って思って、それを本当に着手したとき、それは学びになるんだと思います(これは、なんかそういうハッシュタグのコンテストがあって、それ用の文章です、エントリしなきゃいいのにw ついつい)今年の後半は月イチでVRDJイベントに参加させてもらっているけど、毎回いろんな喜びといろんな後悔といろんな出会いといろんな失敗をやらかしています。まあ、それでいいんじゃないかな、恥ずかしいことはあるかもだけど死ぬわけじゃないし… 

なんか思いついたら、どうしたら私は今思いついたことを具体的に着手できるだろう…って考えてみてください。次にやることに順番を考えます。
それを順番通りにほんとにやるんです^^ そうすると、1年後、なんかすごいことになったな…ってなってるはずです

ちなみにわたしは…
0.声かけられた
1.DJってなにって調べる(Googleとかでいい)
2.最低限でできることってなに?ってやってる人に聞く
 (最初は機器かわなくていいらしい)
3.無料でできることに手を付ける
 (スマホアプリでできる、Youtubeでやりかた教えてる)
4.やってみてどうだったか自分に問う
 (おもしろいかも、CDも聞いてないやついっぱいあるし使えそう)
5.まだ面白いかわかんないけど、仮の覚悟をする
 (覚悟として機材を買う、面白くなかったらメルカリで機材を売る)
6.一回通しでやってみる
7.VRの中でやってみる
8.本当に人に聞いてもらう
9. くりかえしてみる
…8までくれば、もう、デビュー果たしてますよね…

学びは行動変容の最初の一歩です、わくわくして生きましょう!
割といいこと書いた気がする、うん…、なんかくれw
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