精霊の国日本 東京神社 1200年の奇岩が残る 素盞雄すさのお神社
こちらは神話の神様「スサノオ」の名前がついた神社、ということであまり期待をせずに向かいました。駅からも近いし・・・。
いざ参拝すると、ものすごいご神気に圧倒されました。
ご神木は優しいというよりも、堂々とかっこいい。
6月天王祭の前に参拝したせいか、祭りの前に境内全域が「やるぞ!」という意気込みに満ちている感じ。
社殿はこちら
境内に右からも左からももちろん正面からも入ることが出来る懐の大きさ。魔は全方向からかかってこい、と払ってくれそうな強さを感じます。
狛犬もおそらく江戸時代の古いもの。さりげなく遺構が配置されています。
そしてすごいのが。素盞雄神社開祖が拝んだという奇岩が残っているのです。
あとから富士塚が築かれたようで、この小山一体の輝きがすごかった。
開祖は黒珍(こくちん:修験道の開祖役小角の高弟)。彼の住居の東方小高い塚上に奇岩があり、黒珍はそれを霊場と崇め日夜斎戒礼拝すると、平安時代延暦14年(795)4月8日の夜、小塚の中の奇岩が突如光を放ち二柱の神様が翁に姿を変えて現れ、「吾れは素盞雄大神・飛鳥大神なり。吾れを祀らば疫病を祓い福を増し、永く此の郷土を栄えしめん。」と御神託を授け、黒珍は一祠を建て丁重にお祀りし、当社が御創建されました(※素盞雄神社HPより)。
なので、最初から疫病除けで鎮座された神様。魔除けも含まれると思います、境内のこの清らかさは。
庚申塔も江戸時代のものですね。すべてがさり気なくすごい。
摂社も清らかで優しく、癒やされました。
松尾芭蕉も旅の始まりにこちらで安全を祈願したとか。なんだかすべてお任せしたい親分のような頼りがいのある神社。江戸時代には文化人たちのサロンのような場所でもあった聖域。いまも境内にはいたるところに椅子がもうけられ、ウエルカムな雰囲気です。
早朝に伺ったところ、ラジカセを持ったご近所の方々が、ラジオ体操を始めていました。懐かしい。
近隣 神社 のご紹介。
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最寄り駅は南千住駅。
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