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精霊の国日本 東京神社 財閥の守護神 三囲神社

牛嶋神社から徒歩5分、秋葉神社から徒歩9分。住宅街にいきなり鳥居が現れます。

クイズです。こちらは財閥・三井家の守り神です。その象徴となるものが置かれていてます。それは何でしょうか?

こちらで目を引くのは

のんびりとした顔つきの狛狐さま。
例えば千束稲荷神社ならこういう顔つきで気高い。

馬橋稲荷神社は威厳がある

右京塚神社はいかめしい。

笠間稲荷神社東京別社は笑っていながら目を見張ってすきがない。

花之木稲荷神社はミステリアス。

銀杏稲荷神社はきりりと、いきいきとしている

初富稲荷神社は遠く未来を見つめるようなお姿。

千種稲荷神社はちょっとわかりづらいけれどきりりとしている。

田螺稲荷神社は睨みつけているような表情。

飛木稲荷神社は厳しい顔でこちらに話しかけている……お説教されている気持ちになります

おお、これは。豊川稲荷東京別院のお稲荷様。優しげな表情

けれど、三囲神社の狛狐様のぼんやり具合には程遠い。

江戸時代、この辺りの職人言葉で、目じりの下がった温和な表情を、「みめぐりのコンコンさんみてぇだ」と言われたほどの表情。おっとりした人のことでしょう、揶揄したくなる気持ちわかります。

そして、クイズの答えはこちらです。

三越デパートにあったという、ライオン像。
和風の神社に洋風の像。でも、上の狛狐様の方が目立っていて、この像は後ろの方に控えている、という感じ。

これはなんなんだろう……。なにか像のようなものの台座のような。おそらく奉納品でしょう。

井戸の上に鎮座する三つ巴の小さな鳥居。三井邸から移築された顕名霊社の鳥居で、明治時代に建造されたもの。京都太秦の木嶋神社のものを倣っていて、木嶋神社もまた三井家の崇敬社であったそうです。

三井関係の石碑、摂社がつづき、そして最奥と言っていいところには。

素朴なお稲荷様のエリア。このあたりは昔の雰囲気を残しているようです。

この像はなんぞや? 

『元禄(1688~1704年)の頃、この三囲稲荷にある白狐祠を守る老夫婦がいました。願い事のある人は老婆に頼み、老婆は田んぼに向かって狐を呼びます。すると、どこからともなく狐が現れて願い事を聞き、またいずれかへ姿を消してしまうのです。不思議なことに、他の人が呼んでも現れることはなかったそうです。俳人其角は、そのありさまを「早稲酒や 狐呼び出す 姥がもと」と詠んでいます。老婆の没後、里人や信仰者がその徳を慕って
建てたのが、この老夫婦の石像であると伝えられています。老嫗像に「大徳芳感」、老翁像には」「元禄十四年辛巳五月十八日、四之宮大和時永
生国上州安中、居住武州小梅町」と刻まれています。』

翁に比べて老婆の像がめちゃくちゃちっちゃいんですよね。小柄な人だったんでしょうか。神の声を伝える巫女さんのような人だったんでしょうね。

東京スカイツリーも赤い鳥居の向こうに垣間見えます。

国会図書館とくもん子ども浮世絵ミュージアムが素敵な紹介をしています。江戸時代、錦絵に描かれた三囲神社。当時は「神社は低地にあり、鳥居も土手の下に立っていたため、隅田川の方から眺めると、鳥居は土手にめりこんだように見えた」そう。


近隣神社のご紹介。三囲神社から徒歩5分【慈覚大師創建の神社】牛嶋神社


三囲神社から徒歩9分【歌川広重も描いた江戸時代の名所】秋葉神社


最寄り駅はとうきょうスカイツリー駅です。




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