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40代から無限大の未来を考える Singapore Travel 2022 #3
シンガポール3日目にして「マリーナ・ベイ・サンズ」にやってきた。2011年の開業以来、シンガポールのランドマーク的存在になったIR(統合型リゾート)だ。
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中でも有名なのがホテル屋上にある「インフィニティプール」だ。全長147mで世界最長。外縁部が景観に溶け込んでいるため、まさにインフィニティ(無限大)な景観をもたらしてくれる。
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11時くらいに到着し、荷物だけ先に預けようと思ったら、まさかのチェックインができた。部屋に入るとなんだかよく分からないいい匂いがした。田舎者丸出しの感想しか出なかった。
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ソファの置かれた広いベランダから見えたのは「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」という近くの公園。早速散策してみると、いかにも埋立地につくられた人工的な公園ではあったが、芸術性の強いこだわりが、かえって新鮮な魅力をもたらした。やはり人と自然をつなぐのは芸術なのだと思った。
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マリーナ・ベイ・サンズに戻ってきたら、工事中の囲いに、さりげなくメッセージのようなものがあった。
「REIMAGEING THE FUTURE」(未来を再想像する)
いい言葉だ。
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誰だって人生に立ち止まり、いくつになっても未来を再想像する権利がある。僕の祖母がそうであったように。
ばあちゃんは明治時代に生まれ、師範学校の先生をやり、農家をやり、時にはスナックでママとしても働いた。最終的には60歳を超えて、東洋医学の先生になった。90歳過ぎまで働いた。働いて稼いだお金の多くは僕の学費のために使われた。それがばあちゃんにとっての生きがいだと言っていた。感謝の気持ちは今なお尽きない。
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祖母は99歳で永眠し、長寿をまっとうした。一周忌の法事で実家に帰ったら、こんなカレンダーが壁にかけられていた。
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そうだ、結局のところ、人生に何があるかではなく、人生に対してどうあるかのほうが大事なのだと気付かされた気がした。
そして、今、僕は祖母が東洋医学という天職に出会った年(60歳)よりも、20歳も若い地点にいる。もう40代というのか、まだ40代というのかも結局のところ自分のあり様なのだと思う。他人からどう思われるかはコントロールできないが、自分がどう思うかはいくらでもコントロールできる。「若い人は無限大の可能性があっていいわね」なんて言葉は日本中で飛び交う言葉だが、40代からだって無限大の可能性を描いてみせる。だって20代〜30代よりも今のほうが楽しいと素直に思えるから。
夜になってホテルに戻り、マリーナ・ベイ・サンズのプールに入った。
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シンガポールの夜景をバックに自撮り写真を撮った。なかなかピンボケでうまく撮れず、しばらくシャッターを押してはプレビュー画面を覗き、がっかりしてまたカメラを向けるの繰り返し。周りからは「いったい、こいつはどれだけ自分が好きなんだ」と思われるくらい撮り続けた。
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だが、結局のところ誰も見てやいないのだ。日本にいると周りの目を気にしがちだが、結局のところ誰もみてやいないし、見たとてすぐに忘れていくのだ。だったら、もっと一瞬、一瞬、自由に生きたほうがいいのだと思った。よし、これからも「REIMAGEING THE FUTURE」していこう。さぁ、あなたもご一緒に。
#4につづく。(4夜連続更新予定)
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