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米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』の「栗きんとん」を食べてみた

この記事は米澤穂信さん『秋期限定栗きんとん事件』(創元推理文庫)のタイトルに入っている和菓子「栗きんとん」を食べたくなって購入したレポートです。小説やアニメの告知はしていますが、特に関係ございませんのでご注意ください!

米澤穂信さんの大人気青春ミステリ『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫、以下同)にはじまる〈小市民〉シリーズには、たくさんのスイーツが登場します。いちごタルト、ホットケーキ、『夏期限定トロピカルパフェ事件』のシャルロット、りんごあめ、トロピカルパフェ、などなど。

その中で『秋期限定栗きんとん事件』のタイトルにもなっている「栗きんとん」は(シリーズファンの皆様はご存じかと思いますが)おせち料理の定番・黄色いくりきんとんではなく、岐阜県東濃地区を中心に製造されている和菓子「栗きんとん」を指しています。

さてこの岐阜県を中心に製造されている「栗きんとん」は、
毎年9月~12月頃しか手に入らない季節限定商品とのこと。
小社がある東京都内で手に入れる方法は、
①各和菓子店が行っている通信販売で購入する
②百貨店の催事などで購入する

というのが主な手段となります。

9月中旬のある日、「栗きんとん」で有名な和菓子店のひとつ「川上屋」さんのホームページを見ていると、東京都内の販売店が記載されていました。そのうち一店舗は、なんと弊社から自転車で行ける距離!
電話で確認すると、「栗きんとん」が入荷しているとのこと!!

さっそく買ってきました。

すっきりとした、かっこいい包装紙

原材料は栗とお砂糖のみ! 
賞味期限がとても短いので、念のため6個入りを購入。

一つ一つ個包装になっています。
じゃーん!

これが岐阜の栗きんとん……! 栗と砂糖のみで作られているとは思えないしっとりさとやさしい甘さで、とてもおいしかったです。一瞬で食べ終わりました。もっと大きい箱で買えばよかったですね。

筆者の語彙力だけではこのおいしさが伝わらないと思い、小社編集部イチのグルメ、もちろん岐阜の栗きんとんを食べたことがある先輩・通称「スイーツ番頭」の感想も聞いてみました。

「甘栗やマロングラッセといった実の原型をとどめていて食感こみで楽しむものや、モンブランや栗ようかんといったメインの食材として輝くスイーツともまた異なる、栗の風味そのものをじっくり楽しむことに特化したストイックな和菓子で、いわゆるおせちの栗きんとんよりも個人的にはこちらのほうが好きです。もっと見た目を飾りたてることだってできるのに、茶巾絞りそのままの姿で出されるのも、味で勝負の心意気を表しているようで好ましい。少し濃いめ渋めの日本茶と合わせていただくと、口の中に一瞬にして秋が訪れますね。栗が苦手でなければ、ぜひ一度試していただきたい一品です。それはそうと次に買ったときはお相伴にあずかるので呼んでください

(ひとりじめしてごめんなさい!)

米澤穂信さん〈小市民〉シリーズは大大大好評発売中!!!!
さらに今週10月5日(土)から、アニメ「小市民シリーズ」のJR東海「推し旅」企画第2弾、地元企業様とコラボした岐阜市スイーツめぐりなどの企画行われます。

(いま岐阜に行けば、栗きんとんを買い放題なのでは……!?)
ようやくお出かけしやすい気候になりました。ぜひ小説〈小市民〉シリーズとともに、秋の味覚もお楽しみいただけますように!


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