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革命のはじめ方【レッスン2】『歯車が自由に回っている』

我々は『自由』を勘違いしている。あたかも未来を選択できるような幻想がこびりついている。つまり、未来は選択できない。我々歯車はただそこで回っているだけ。そこで回っている、つまり『歯車として機能していること』が自由の本来の意味ということらしい。
歯車が何物にも阻まれることなく回転している。決められた場所で、同じ場所で。なんと自由なことではないか。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
東京ハバナです。こうやって記事を書き始めると、記事以外にもいろいろ思うところがあり、かつて書いた記事に対しても再考させられたりする。以前、『時間』という異分子排斥システムという記事を書いた。それについて最近思うところがあるので書きたいと思う。
ここ数日、YouTubeでミッシェル・ガン・エレファントをヘビーローテーションで聴いている。私が大学生だった時分に友人のKくんに進められ、熱中したバンドだ。彼らは楽器を武器に私の心に攻撃してきて、見事に私は撃たれたわけだ。例にもれず私もロック少年だったから。
また、私は1つのことを貪るように熱中してしまう癖があり、今でもその癖はそのままだ。そんな私がYoutubeで聴いてハッとさせられた。曲は『エレクトリック・サーカス』だ。彼らの今を知っていて、この曲を聞くと何故か感慨深いものがある。時間の積み重ねに目頭が熱くなる。この曲は彼ら自身の予言の歌のような気もしてくる。この曲を聴くと当時の彼らの雄姿がさらに輝いて私の目に映し、曲の時間を越えたシンクロにも興味をひかれる。勿論、今でも私は4人のファンだ。(アベフトシさんは亡くなってしまったが・・・)
作品は時間によって完成する。言語化が難しい時間の熟成が必要なのだ。彼らの若かりし姿が時間の積み重ねによって、作品の深みを感じさせてくれる。もしかすると作品はまだ完成していないのかもしれない。これから先もっと時間を経て作品の意味は変わるのかもしれない。
我々は単純な公式に事象をあてはめ、分析しようとするが、世界はもっともっと複雑で時間が、深みや色合いといった言語の枠外のグラデーションを増大させているのを感じた。人間が作品を残す意味やその作品に様々な人が出会う意味、そんなことに迫れたらどんなに素晴らしいだろうか。
(本題よりも長くなってしまいました・・・)
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