【論】みんなでマネーを知ろう(怒)!?/公式M=I、M≠V
マネー=インフラ理論の公式は次の通りです。
M=I
M:マネー
I:インフラ
M≠V
V:バリュー(価値)
つまり、この公式は『おカネはインフラであって価値を表すものではない』ということです。ではいったいおカネとは何でしょうか。簡単にまとめていきましょう。
■『おカネがインフラ』とはどういうことか。
おカネは需要と供給を結ぶ道。モノと人を結ぶし、人と人を結ぶ。概念とモノも結ぶし、労働と時間も結ぶ。おカネの結ぶ対象は有形・無形を問わず、あらゆるモノを結ぶ。距離や時間や思想や希少性など何でも結ぶ。需要と供給を結ぶ万能な『道』みたいなものだ。
■『ブランド』とはどういうことか。
では、おカネが安い・高いとは何なのだろうか。
製品と結ばれているモノが多ければ製品価格は上がっていくことになる。製品と結ばれているモノとは具体的には、労働力・付加されている概念・関わる人、生産地までの距離などです。製品の値段は結ばれているモノの量に反映される。そのモノは有形・無形を問わない。
ミクロ経済は大方このようなイメージで説明できる。
■おカネは『統制の道具』
マクロ経済的にはおカネの通り道を人々は歩く。モノも思想もカネの道の上に存在することになる。大衆心理も群集心理も国を越えた事業もカネの道の上で行われることになった。
それは裏を返せば、カネの道を支配すれば人の意思も支配できることになる。カネはあらゆる存在を結ぶインフラだから為政者はカネを利用して自らの欲するように人々を動かす。
■会社の経理・会計は『税金を払う』ためにある
会社の経理を見ているとはっきりとわかる。経理処理は、会社の発展や効率化の為にあるのではなく、納税の為にある。つまり国にお金を払わせる為に、国は会社に経理処理の仕事を押し付けているのだ。国が支配する為に会社に強いているのが経理処理だ。まさに税金は統制の道具以外の何物でもないではないか。
おカネを的確に言い表すことはできませんが、イメージ的には世界のあらゆる存在を結ぶ糸です。世界のあらゆる存在は繋がっている。実体があるもモノもないモノも。人間はそうやって紐で結ばれたモノしか見ることができない。それが我々の見ている現在の世界だ。
しかし、おカネによって結ばれない世界もあるはずだ。現在はその糸が見えている者たちだけが支配を独占し、世界は歪に苦しんでいる。
さぁ、改めて考え直し、さらに正すときが来たのかもしれない。
◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
最近は全ての事象が『システム』的に見える。どこに向かって生きていくべきなのか。おカネのこと、自己の鍛錬、武士道、生き様、社会の仕組み、行動規範など、あらゆることがシステムに通じる。人生の終わりまでに解答が出せればいいなと思います。
渋沢栄一の大河だラマでも見て、どうやって近代資本主義が誕生したのか、世界を歪ませた貨幣論はどうやって日本に浸透したのか、確かめてみよう。それが日曜日の楽しみです。
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