労働と鍛錬7『身体も精神も血液のシステムであるという事実』
東京ハバナです。病気になるといろいろ身体のことが分かります。イメージと実感が繋がるのです。それは当事者にしか分からないことです。。理屈じゃなくて実感としてわかるのです。今日はそんなことを書いてみます。
狭心症の手術をしたことは前に話しましたね。手首から心臓までカテーテルを入れます。心臓に到達したら、血栓めがけてニトロを注入し、血栓を溶かします。さらにステントを入れて完了です。それはまるでロボットになって、修理工場でメンテナンスを受けているようでした。二度と御免だ。詳しく知りたい方は以下の記事を確認ください。
今日は手術のことではなく、人間というシステムについて書きたいと思います。心臓の手術により静脈の血栓を溶かし、身体の血流は正常に戻りました。ここからがビックリポイントです。治ったのはそれだけではなかった。私自身も本当にビックリしています。
手術前には過敏性大腸炎とパニック障害があった。電車に乗るとトイレに行きたくなるのだ。座っていると大丈夫なのだが、立って乗車すると決まってトイレに行きたくなる。車内が空いている時には症状が出にくいが、満員電車だと症状が出る確率が非常に高くなる。必ずと言っていい。そして自分ではどうにも我慢が出来ないのだ。電車が駅と駅の途中で止まってしまった時など全身から冷汗が出て、もう正気ではいられない。兎に角、生きる心地がしないというのが正直な感想だ。
もう電車には乗りたくないし、満員電車を避けるために外が暗いうちに家を出て早朝の電車に乗っていた。これでその恐怖をわかっていただけるだろう。精神的な恐怖が身体を蝕み、自分ではコントロールできなかった。その原因を私は会社のストレスなどの精神的なものと考えていた。精神的なストレスが脳に影響を与えているのだと考えていた。
心臓の手術も無事に終わり、しばらくたって私は気が付いた。過敏性大腸炎とパニック障害の症状はなくなっていた。電車に乗ってもトイレに行きたくなることはなかった。恐怖が消えたわけではないが、トイレに行きたい衝動は消えていた。血流が良くなったことで過敏性大腸炎とパニック障害が消えた。会社のストレスは手術前と手術後で変わったわけではない。
私の結論はこうだ。ストレスなどによってコレステロールに影響が出て血管が詰まった。それによって血流の流れがおかしくなり、過敏性大腸炎とパニック障害が発症した。
血管の詰まりを解消したことで、過敏性大腸炎とパニック障害が消えたのだ。血流をスムーズにすることで精神的な症状も消える。
人間は身体と精神の巨大なシステムであると感じた。身体を治すことで精神的にも回復することがある。身体と精神はつながっているのだ。別々ではない。これは大きな発見だった、少なくとも私にとっては。
人間は己のことを本当に知らないのだ。そして、自分の本当の事は、自分でも直視したくないものさ。胸の奥の方に見えないように隠してしまいたいものなのだ。
◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
こういうことってあんまり言いたくないし、書きたくないよね。でもこれが私の現実だから書いてみました。人生っていろいろあるよね。きっとみんなもそうだと思う。少しでもみんなの未来のためになれば幸いです。
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