上手くいく国際恋愛で最低限必要な語学レベルはB2
じゃあ実際どれくらいまで言語レベルが高ければ良いんでしょうか?
具体的に円満な国際恋愛に必要な言語レベルってどれくらい?
様々な媒体で国際恋愛をテーマに挙げられる時、「語学の壁」が立ちふさがりますという話は耳が腐るほど聞くと思います。
ですが、流石に私はそういう記事を読みすぎました。
個人的にはもっと具体的な事を知りたいのです。
「じゃあ必要な言語レベルって具体的にどれくらいなんだろう?」
この疑問に対して言語化した答えを提示するのが今回の記事の目標です。
円満な国際恋愛の定義
初めに「円満な国際恋愛」の定義をしっかりしておく必要があると思います。私の場合は「円満な国際恋愛」とは
「無駄に価値観のすれ違いによって揉めなくて済む関係を築くことです」
例えば仮に私がイスラム教のことを全く知らないとんかつ屋の主人だったとして、ムスリムの女性と付き合い始めたら悲劇ですよね?
おそらく、毎日仕事から返ってくると豚肉臭い彼氏を彼女はなじるでしょう。
人生には譲れないポイントというのが誰にでもあります。
もし譲れないポイントがずれていたら、遅かれ早かれその関係には
破滅しかありませんよね?
だから、価値観のすり合わせをしっかりした上で付き合いたいと考えています。
相手の価値観を把握する能力
私は面倒くさがり屋なので、自分とタイプの違う価値観が合わない人とはなるべく時間を使いたくないと思っています。ですから、外国人と交流するにも相手の価値観を判断する能力が欲しいなとずっと思っていました。
そしてそんな能力を言語化すると大きく2つ存在すると思うのです。
それはこれらです。
本人と話し、相手から説明される事で相手の価値観を理解できるだけの言語能力
付き合う前から相手の価値観が予想できるだけの現地知識
多くの方は2つの項目の内、最初の項目には気がついています。
「相手はどんな人かわかるためには話が出来ないといけないわ!」
と当然誰しも考えます。
しかし、実際の問題もっと重要なのは2つ目です。
これはスクリーニング、つまり話す価値があるだけの相手かどうかを見極められる能力だからです。
ケーススタディ:この人と付き合えますか?
例えば、あるアルゼンチン人がこんな写真を送ってきたとします。
そう言われたとして、あなたは相手の情報が何かわかりましたか?
仮にここが彼の生まれ故郷だとすれば知識があれば色々な事が予想出来ます。
<注目すべき特徴>
家の窓の大きさが各階ごとに違う
3-4階の壁が存在しない建物もある
置きっぱなしのゴミ袋
<この情報からわかること>
この地域はおそらく、スラム街です。
家の窓の大きさが各階ごとに違うのは違法な増改築を繰り返していて、業者が統一されていないからではと予想出来ます。
また、3-4階だけ壁がない建築物があるのは建築途中に放棄された家に住み着いている住民がいるからだと予想できます。
よって、仮に彼がここの出身だというのであれば彼はスラム出身と言うことになります。
スラム出身だからこの人は◯◯に違いないというのは確かに差別的です。
しかし、現実問題皆さんは全く偏見なしに人を見ていますか?
むしろその偏見は第六感としてあなたの身を助けたことはありませんか?
そんな彼がもしこんな事を言ってきたらあなたはどう判断すべきでしょうか。
電気を盗電しているので、週に何回か停電する「非常に特殊な内装」なこんなお家かもしれませんよ?
大丈夫ですか?耐えられますか?
もちろん、このケーススタディは極端な例を紹介しています。
しかし、現地でスラム街とはどんな状況なのか、どんな生活が待っているのかを情報として知らなければ、「家がある」という事実を大きく勘違いする可能性は十分ありますよね?
そのため、現地の常識をしる事は国際恋愛で相手を見極めるために非常に重要だと思うのです。そしてそのような暗黙の常識を教えてくれる良い教材として新聞やドラマ、ニュース番組といった媒体が存在しています。
これらの内容を理解しようとすれば自ずと各言語B2くらいは必要とされるのだと思います。
「想像もつかなかった」と言い訳は言えない
海外生活ってシビアです。例えば言い訳をする権利すら与えられません。
仮に日本で出会った上の写真の彼に言われて、結婚→現地まで行っちゃった後にですよ?
とは言えませんよね。
もうあっち行ってしまったらもう、そう簡単に逃げられません。
結果言葉も分からない環境でDVまがいの扱いを受けている人って…
珍しくないんですよ?
そんな状況になったら言い訳なんて意味ないです。
だって海外生活はサバイバルですから。誰も助けてくれる人はいません。
あなたが自分で情報を集めて判断出来ないといけないんです。
そんな時判断できるだけの言語能力というのは最低限B2なのだろうなぁと思っています。
海外で弱者だとホント、骨までしゃぶられますよ?
海外で外国人は圧倒的弱者だと言わないメディア
メディアが扱う海外生活はどこか浮世離れした楽しそうな龍宮城なのですが、実態としては「圧倒的弱者」です。
しかも、弱者だからといって公的機関にまで助けてもらえないんですよね。その国の国民ではないので。
そのため、外国人側になったら自己防衛は必須です。そしてその自己防衛の手段とはずばり知識です。知識就けるためには言語能力が必要です。覚えましょう言語、言語が命です。
では最後に本日は非常に適切な画像をもって〆たいと思います。