音楽配信の台頭により変化した音楽の魅力とは? 2020年代に入って音楽は面白くなった!
今回の記事では私が感じる音楽について綴っています。音楽配信文化が根付く前とその後で音楽はどのように変わり今後変わっていくのか、私なりの考えを書き綴りました。
以前私はこのようなツイートをしました。このツイートからスタートします。
仕事先の専門学生さんから『Saucy Dog』がとてもおすすめと紹介してくれたので、曲を全て聴いてみた。
大ヒット曲『シンデレラボーイ』はもちろん、ファーストアルバム『カントリーロード(2017)』から最新曲『魔法が解けたら』までランダムに聴いてみた。
そして私が音楽を聴いて感じていることと掛け合わせてみると、最近の音楽の魅力は【歌詞が等身大】なところだと感じている。
例えばSaucy DogやMrs. GREEN APPLE、HoneyWorksの『可愛くてごめん』は「私もあるある!」と思わせる歌詞になっている。
つまり聴き手の共感が得られやすい。
一方音楽配信以前の音楽は地上波テレビで流れるような、主に大衆向けの音楽に終始していた。
例えばドラマやCMに起用されるような音楽だ。よく言えば大衆向けにヒットする音楽。悪く言えば尖りもしない個性ない音楽といったところだろう。
それら音楽をマスメディアが勝手に選び出し流してきた。
ところが音楽配信の台頭で選択権は個人に移った。各個人が好きな音楽を選び出し、シェアし合い、共感を得られやすい曲がより広がりやすくなったのは間違いない
Adoの『うっせぇわ』はよい例だろう。この曲は歌詞も刺激的でなおかつ若い世代とそれ以外の年代でかなり意見が分かれる。
このような曲は以前ならメディアは絶対に流さない。なぜなら言葉がきれいじゃないし、流す意味がないから。
しかし音楽配信からヒットした曲という意味で、メディアも無視できなくなり、やむ無く流さざるを得なくなったのが実情だ。
このような傾向は今後ますまそす強くなってくるだろう。
音楽配信中心になった今、アーティスト自身も自分の持ち味を出した音楽を作るようになり、その属性に合う人を中心に共感を得ている。
人の感性など多種多様なので、今までになかった想像もつかないような曲がヒットしたりする。さらにYouTubeやニコニコ動画などで曲をアップしたことにより、それがきっかっけで視聴者の間で人気になり、そのままデビューするようなアーティストも生まれている。
2020年代に入り、その傾向はますます高まった。視聴者側からすると、よりクリエイティブな曲を聴くことができるようになった。この傾向は日本の音楽文化にとってとても良いことだろう。日本の音楽(とりわけJ-POP)がとても面白くなったと感じている。
メディアが好んで流す恋愛至上主義的を中心とした曲は過去のものになり、今後は個人がより自由に楽しめる音楽文化へ移行していくだろう。
★大ヒットしたSaucy Dogの『シンデレラボーイ』
★演奏も踊りも完璧なMrs.GREEN APPLE
★YouTubeをはじめとする動画サイトで一世を風靡したHoneyWorksの『可愛くてごめん feat. ちゅーたん(CV:早見沙織)』
★歌詞とメロディーが刺激的なAdoの『うっせぇわ』