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【トーキョーバイクのある街】 vol.17 往来堂書店 / 谷中

この連載では、トーキョーバイクの直営店がある街「谷中・吉祥寺・清澄白河・中目黒」のご紹介をしていきます。私たちトーキョーバイクスタッフが好きなお店、そのお店の方が好きなお店や場所。トーキョーバイクのある街を訪れた皆さんに、より一層、”その街”を楽しんでいただけたら嬉しいです。

tokyobike 谷中 Soilの本多です。
今回は谷中より往来堂書店さんのご紹介です。

往来堂書店さんは、地元の方々に愛される街の本屋さん。
お店に入ると、小説、ビジネス書、雑誌、絵本、漫画、幅広いジャンルが並んでいます。

今回は、店主の笈入(おりい)さんにお話を伺いしました。
お話しの中で印象的だったのは、
「お店に来てくださるお客様が必要としている本を置くことを意識しています。」とお話しされていたことです。

笈入さん曰く、谷中は日常の中で本を読む方が多いため、
往来堂書店では地元の方々が読みたいと思っている、読みたいと思える本を選書されているとのこと。
そのため、どんな方がお店に来ても好みの本に出会える様に、ジャンルも幅広く置かれ、中には店主の笈入さんやスタッフさんのおすすめの新書も並んでいます。


街の本屋さんは、街に合わせて置く本が変わる。
その街に住む方々に合わせて、本を選ぶ。
⁡お話を伺っていると、長い間地元の方々に愛されている理由がわかった気がしました。

それと同時に、その姿勢はお客様と一緒に”本を読むこと”を楽しんでいる様で、素敵なお店のあり方だなと感じました。

往来堂書店さん。
是非、谷中にいらした時にはお立ち寄りください。

往来堂書店がこの街を選んだ理由

ーー笈入さんが往来堂書店で働くことになったきっかけを教えてください。

笈入「私が大学を出てから池袋の大型書店に勤めていた1990年代は、書店は大きければ大きいほど良いという考え方が主流で、昔から続いてきた町なかの小さな本屋は遅かれ早かれ淘汰されてしまうだろうと思われていました。

そんなとき文京区の千駄木に20坪の本屋をひらいた人がいて、それが地元の人に結構喜ばれているという業界内の噂を聞き、池袋で不特定多数のお客様を相手にしていた私は興味を持ちました。

そしてその店の店長職が空いたとき応募したのが、私が千駄木で仕事をすることになったきっかけです。

以来、店を通してお客様と交流し、近所のお店などともお付き合いをして現在に至っています。」

おすすめのスポット

ーー谷中や千駄木のエリアでおすすめのスポットがあれば教えて下さい。

笈入「街のイタリアンレストラン、ターボラがおすすめです。

私は主にランチにお邪魔していますが、夜ももちろん営業されています。
パスタランチ、その中でもトンノ(トマトとツナ)・サラダにホットミルクティー(砂糖多め)かアイスレモンティーをつけるのがお気に入りです。」

「あまり日本風にしていない感じのシンプルな味付けが最高です。
パスタにスプーンは出てこないよ。ドリアやポークソテーもおいしい。
店内は椅子、テーブルがゆったりめで、ちょっと暗めの照明と窓の外からの明るい反射光、そして大きめのボリュームでかかるJ-WAVE。ほっと一息つける大事な場所です。」

ターボラ
東京都文京区千駄木3丁目1−17 クリザンテエム館
営業時間:11:30-14:00 / 17:30-22:00
定休日:なし

往来堂書店
東京都文京区千駄木2丁目47−11
営業時間:月-土 10:00-20:00
     日 11:00-19:00
定休日:なし

⁡(取材・文章・写真)tokyobike 谷中 Soil 本多