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INTERVIEW インタビュー

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東京ビエンナーレのインタビュー記事をまとめています。
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2020年10月の記事一覧

Interview with Alina + Jeff Bliumis

Your projects, such as “Casual Conversations project”, “CULTURAL TIPS FOR NEW AMERICANS,” “PAINTING FOR A FAMILY DINNER”, it seems that many of your projects inspire people to consider a community different from their own birth. What is the

INTERVIEW: 柳井信乃

ロンドンをベースにパフォーマンスや映像作品を発表する柳井信乃。彼女はもともと音楽、日本画、映像や写真について専門的に学んでおり、現在は社会学的なリサーチを元に、様々な素材を複合的に組み合わせたインスタレーション作品を発表している。今回東京ビエンナーレでは、「ナショナリズム」「身体行動と社会」「訓練」をキーワードにしたパフォーマンス作品を予定している。「今を生きるアーティストとして、世界で起きている様々なことに反応していきたい」と柳井。コロナ禍のロンドンに住む柳井に、現在の状況

INTERVIEW: フィオナ・アムンセン

アオテアロア ニュージーランド在住(※編注:アオテアロアはマオリ語でニュージーランドのこと。現在国名呼称について論争があり以下、作家の表記に従う)の作家フィオナ・アムンセン。彼女は戦争などのドキュメンタリー映像や写真のイメージというものが、いかに歴史的経験に基づいた現在と繋がっているかを探り、能動的なケア(思いやり)の関係を可能にするかを探求するアーティストだ。今回東京ビエンナーレで予定しているプラン「引き継がれる息遣い」では、「落語」、「映画制作」、合気道の「残心」という一

Interview with Fiona Amundsen

Many of your artworks seem to treat the Second World War as a part of human history, how did you decide to deepen your research on it? I am very interested in how WWII, particularly the Asia-Pacific battles, has defined the contemporary ge

INTERVIEW: 川村亘平斎+宮本武典

不思議な響きが幻想的な光景を描き出す楽器ガムランの演奏家であり、インドネシア伝統の影絵芝居(ワヤン・クリット)を行うアーティストの川村亘平斎さんは、アートディレクターの宮本武典さんと東北各地で地域に根ざしたアートプロジェクトや、東日本大震災の復興支援プログラムなどを多数企画・実施してきた。2人で取り組むプロジェクト「東京影絵」は、東京に暮らす19カ国/60名の外国にルーツを持つ人々に聞いた話から立ち上がる、新しい東京の物語である。そもそも何故東京出身の川村さんがインドネシアの

INTERVIEW: ティンティン・チェン

ロンドンをベースに活動をする台湾出身のアーティスト、ティンティン・チェン。彼女は移民のアイデンティティやナショナリズム、ディアスポラなどをテーマに、近年は、何らかの音声に導かれながら場所と物語を体験するツアー形式のパフォーマンスを制作している。東京ビエンナーレでは、千代田区を舞台に第二次大戦で亡くなった幽霊たちの声を聴きながらまちを歩くツアーパフォーマンスを予定している。この作品の構想、そして普段考えていることについて。 インタビュー&文:上條桂子 協力:宮内芽依、花岡美緒

Interview with Ting-Ting Cheng

Ting-Ting Cheng’s project & profile https://tb2020.jp/en/project-en/the-nights-of-chiyoda-en/ What changes have you noticed in your works from your early days to the recent? What are the common themes that you work on? I would like to bel

INTERVIEW: ペドロ・カルネイロ・シルヴァ+アーダラン・アラム

街に置いてある椅子に、知らない人と向かい合わせで座る。そこにあるヘッドホンをかけると、ミュージシャンが即興で演奏を始める。ペドロ・カルネイロ・シルヴァ+アーダラン・アラムの「フリーシート」というプロジェクトだ。いつ、どこで演奏が行われるかということは告知しない。彼らが出没する場所に偶然居合わせ、そこに参加してみようと思った人だけが体験できる作品である。見知らぬ人と一緒に世界で一つ、一回しかない音楽を共有するのはどういう気分なのだろう、その時、東京のまちはどう見えるのだろうか。