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【社員紹介】新卒2年目で「東京ばな奈」の新作デザイン!?パッケージ・若手デザイナーに迫る(前編)

こんにちは!東京ばな奈のSNS担当・T氏です。唐突ですが…きょうは、この夏新登場した「東京ばな奈」の新作お菓子のご紹介も兼ねて、お菓子の生産に関わった社内の人間を紹介したいと思います!

題して、社員紹介シリーズ
~教えて!東京ばな奈の社員さん! ~ 

SNSの中の人の夏の自由研究企画として、「東京ばな奈」を私なりに調べ、お菓子のことや社内のことをたくさんの方にお伝えしていこう!と、はじまったこのnoteへの投稿。

お菓子の調査は前回の投稿で実施したので… 今回は東京ばな奈の新商品「東京ばな奈のチョコバナナクッキー」(以下「チョコばな奈クッキー」)に関わった人に話を聞き、どのようにしてお菓子ができていくのかをインタビュー形式で探ります!

今回お話を伺ったのは…パッケージ部門のデザイナーHさん

入社2年目にして、新商品のデザインを担当することになったHさん。夏に登場した商品としてぴったりな見た目で、季節感満載のデザインが魅力の「チョコばな奈クッキー」。どんな思いで手掛けたのか、パッケージデザイナーってどんな仕事なのか…
同じ社内にいてもなかなか聞くことができないお話をじっくり聞いてきました。


パッケージ部門・デザイナー Hさん

ーーHさん、今回はよろしくお願いします!T氏です。早速ですが、デザインのこと色々聞かせてください!まず、今回のお菓子へはどんな経緯でデザイン担当になったんですか

パッケージ部門は基本的にはブランドごとに担当者が割り振られるんですが、「東京ばな奈」は少し特殊で。全体を取りまとめてくれる方はいますが、案件ごとに、それぞれに合ったベストな表現を模索しながら、色んな方が関わっています。
私は入社2年目で、まだ「東京ばな奈ワールド」のパッケージを担当したことがなかったのと、通年販売のアイテムもデザインしたことがなかったので、やってみるかと声をかけていただきました。そこで、新商品だし、何か新しい世界を表現できたらと思い3Dで作ってみようかという話になって。

ーーそうだったんですね!確かに、今回のデザインも今までの「東京ばな奈」にはない世界観に仕上がってるように感じます。3Dというアイデアはどのような発想から生まれていったんですか?

はじめはいつも通りの平面的なデザインで考えていたのですが、「チョコばな奈クッキー」はブランドとしても新しい取り組みとして生まれたお菓子だったので…「3Dとかいいかも」って案出しの段階でポロッと口に出してみたら面白そう!という話しになり(笑)
表現としては最近よく見るようにはなりましたが、まだあまりお土産菓子のパッケージでは3Dは見かけないので「やってみたら楽しくない?」って思って。それが社長にも刺さったみたいで良かったです。

そこから生まれたのがこの表現

ーーそんなカジュアルなやりとりから生まれていたんですね!!

もともと3Dは学生時代のインターンで少し触ったことがあるくらいだったので、専門分野や得意だったというわけではないんですが。今回挑戦して、外部の業者さんとも一緒に頑張りました!
日常生活の中でも、見かけた素敵なアイデアはそのデザインで記憶に残っていたりするので、「あの表現使えないかな」とか、「あれを活かして落とし込めないかな」とかよく考えます。

ーーなるほど。となると、ちょっとした過去の記憶や経験が今の業務のヒントになっているんですね

今回も、「チョコばな奈クッキー」は夏に出るお菓子なので南国イメージという話を聞いていて。あと、新商品だし。「新しい」という単語が自分の中でデザインを考えるポイントとして刺さったんで、韓国などで流行っている3D表現、ぷくぷく壁紙のような可愛さを表現したいなと思いました。

ーー「新しい」ってワードからそこまで発想できるのは素晴らしいです!デザインを考えるまでって、どんな流れが多いんですか?

お菓子の企画と同時進行でデザインの考案も進むことが多いですね。なので、完成したものをイメージしながら考えるのは大変なことも多いな、といつも思います。

ーー今回めちゃめちゃデザイン可愛いな~!と感じてたんですが… この子を制作していく中で大変だったこととかありますか?

うちのパッケージデザインはいつもは社内だけで完結することが多いんですが、「チョコばな奈クッキー」は3Dだったんで外部の企業さんにデータを作っていただいて。慣れないことでもあったので、スケジュール調整は難しかったです。
あと、実は今回、この3Dデータには手書きで加工を加えていて。このふわふわタッチとか…影とか…

ーーえっ!3Dと手書きの融合体なんですね!めちゃ手間かかってますね…それは、どういう意図でなんですか?デザインのクオリティを高めるため?

クオリティの追及ももちろんそうなんですが、お菓子の平面パッケージになった時、3Dデータそのままだと作られたデータ感が出ちゃって… 平面に合うように手書きを加えました。ここの白い輪郭線とかも、背景とデータが馴染みすぎないように。3Dにしたから増えた手間も多かったです。

コーティングされたホワイトチョコの縁取り(たしかにうっすら白い線が…)

ーーほんとだ!今まで気付かなかったけど、線がいますね!!言われてみたらわかる。こんなところまでこだわって作られているんですね…他にも手に取る方に見てほしいポイントはありますか?

うーん、ロゴですかね!今回、定番の「東京ばな奈」ロゴも立体表現にしたんです!ちなみに、今回縦と横でちょっとだけロゴ内の商品名の表記が違うので、側面の「の」は追加で手書きしました。あとは、細かいところの影とか、ぷくぷく具合が推しです!

ぷっくりしたロゴを見るのは新鮮です!

ーー不思議な木のようなオブジェもぽこぽこ生えてて可愛いですよね。これ、何か意味があるんですか?社内でも好評で、ディスプレイとかにも使いたいって話が出てましたよね!

これには意味はないです(笑)3Dの表現っぽさとして、関係のない何かの造形物があるイメージがあって。よくわからない小さい子たちを入れた方が、お菓子が引き立つかなと思って入れました。あ、あとはチョコのシズル感を意識した垂れてるヤシの木とかも見てほしいですね。

ーーヤシの木のシズル感、いいです!美味しそう。。これは可愛い!って思ってじっくり見ちゃいますよ!素敵なパッケージデザイン、ありがとうございます。

自分のパッケージが定番商品として棚に並ぶのが初めてなので、緊張してます。人気者になってくれたら嬉しいです!

年齢が近いこともあり、わいわいと楽しく進んだインタビュー。学生時代に学んでいたことや日々の業務のことまでたくさんお話を聞くことが出来たのですが、長くなったので続きは【後編】として更新しました!こちらもぜひご覧ください。


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