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「だれもが文化でつながる国際会議2024」に東京アートポイント計画に関わる方々が登壇します。

2024年10月29日(火)~11月3日(日・祝)に東京国際フォーラムにて「だれもが文化でつながる国際会議2024」が開催されます。

「文化と居場所 アートが開く新たな未来」をテーマとした今回の国際会議に、東京アートポイント計画として共催している事業や団体、Tokyo Art Research Lab(TARL)に関わる方々が登壇しますので、ご紹介します。



カンファレンス

3日間にわたり、国内外の様々な視点から「文化と居場所」について考え議論します。カンファレンスでは、招待講演、基調講演、セッション、事例発表、分科会を行います。

11月2日(土)10:00~12:00
セッション2「日常とアートと教育」

「三宅島大学」や「Art Archive Online(AAO)クロストーク」へのゲスト出演など東京アートポイント計画や、TARLに関わりのある日比野克彦さんが登壇します。
芸術文化の社会的役割、特に人々の日常生活に近いところに作用する活動の必要性を議論します。

11月2日(土)10:00~11:30
分科会5「共生する場のつくり方」

共在する身体と思考を巡って 東京で他者と出会うために」のナビゲーターを務めた加藤甫さんが登壇します。
ダウン症のこどもたちの居場所づくりやアーティストとの協働プロジェクトの事例として横浜のStudio oowaにフォーカスします。活動実践を通して見えてきた展望や、保護者やサポートする人たちとのネットワークがもたらす可能性について報告します。

11月2日(土)12:30~14:00
分科会6「インクルーシブな劇場をつくるためには」

TARLでの『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』の制作や、「東京迂回路研究」等に参加していただいた長津結一郎さんが登壇されます。 KAAT神奈川芸術劇場舞台技術課の平井徹さんとともに、インクルーシブな舞台づくりの最前線で活躍する舞台技術者と、障害のある方など多様な背景をもつ人びとの表現活動に着目した研究に取り組む研究者の立場から、インクルーシブな劇場をつくるために必要なことを考えます。

11月2日(土)13:00~15:00
事例発表1「ろう者のオンガクを追求する」

めとてラボ」 メンバーの牧原依里さんが登壇します。
ろうコミュニティから生まれる「オンガク」の探究過程について発表します。

11月3日(日・祝)12:30~14:00
分科会8「進化を続けるアクセシビリティ―アムステルダム国立美術館の事例より」

TARLにて制作した冊子「しゃべりながら観る」(2022年度)の著者である佐藤麻衣子さんが登壇されます。 アムステルダム国立美術館でのアクセシビリティの定義や課題に取り組む事例から、美術館に求められるアクセシビリティについて考察します。

11月3日(日・祝)13:00~15:00
事例発表2「KINOミーティングの手法」

KINOミーティング」のプロデューサーの阿部航太さんと運営メンバーの鄭禹晨(テイ・ウシン)さんが登壇します。
KINOミーティングの前身となるプロジェクト「Multicultural Film Making ルーツが異なる他者と映画をつくる」で制作した映画「ニュー・トーキョー・ツアー」の上映と、プロジェクトの展開と可能性について語ります。

11月3日(日・祝)10:00~11:30
分科会7「ろう者による芸術の手話解説-イギリスのBSLガイドの事例に学ぶ」

めとてラボ」メンバーの管野奈津美さんが登壇します。
イギリスで行われている、ろう者による鑑賞ツアー「BSL(=British Sign Language)ガイド」の事例から、日本における芸術文化の享受のあり方について議論します。また、芸術領域でろう者が手話で語ること、そしてこれからどのように美術館などの文化施設と関わっていくことを理想とするかを考えます

11月3日(日・祝)15:30~17:30
クロージングセッション「文化と居場所 居場所をつくるためのアクション」

アートアクセスあだち 音まち千住の縁」プロデューサーの熊倉純子さんが登壇します。
会期中のセッションを受けて、居場所をつくるために求められるネクストビジョンを語ります。


ショーケース

国内外のアーティストの作品の展示やワークショップのほか、映画の上映やトークイベント、落語会など、「文化と居場所」を表現する多彩なプログラムをロビーギャラリーにて展開します。

10月29日(火)15:00~16:30
トーク「ウェブアクセシビリティ向上の取組」

ウェブディレクターの萩原俊矢さんと、東京アートポイント計画 プログラムオフィサーの佐藤李青、櫻井駿介が登壇します。
TARLで取り組んでいる、ウェブアクセシビリティ向上のプロセスなどについて紹介し、今後求められるウェブ制作のあり方についてレポートします。

10月30日(水)15:00〜16:45
ドキュメンタリー「Homescape Dialogue」上映・トーク

演習「自分のアートプロジェクトをつくる2023」に参加した坂本裕司さんの映像作品を上映します。
上映後にはゲストにP3 art and environmentディレクターの芹沢高志さんと演習「自分のアートプロジェクトをつくる」プロジェクトマネージャーの嘉原妙さんを迎え対談します。



コミュニケーションラボ

試行錯誤しながら相互理解を深めるワークショップや謎解きゲーム、触覚でモノを認知する体験や展示などを通して、コミュニケーションのあり方を考え、さまざまな人にとっての「文化と居場所」について探求します。

10月29日(火)~11月3日(日・祝)
「わたしの世界・あなたの世界」ワークショップ/展示

隣のだれかと「伝えあう」ことについて考えるため、触察、音声・視覚言語、会話、文化的背景の違いなど多角的な視点をもとにさまざまなワークショップを実施します。また、ヨーロッパでのリサーチや実践、そこから考える「わたしの世界」や「異なる世界」などについて、展示として発表します。
「めとてラボ 」ディレクターの和田夏実さんが監修をしています。


そのほかにも、多彩なプログラムを実施します。ぜひお越しください。

だれもが文化でつながる国際会議2024
文化と居場所 アートが開く新たな未来

開催期間:2024年10月29日(火)~11月3日(日・祝)
会場:東京国際フォーラム ホールB5、会議室G502・G510、ロビーギャラリー
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
参加費:無料 ※カンファレンスなど、事前申込が必要なプログラムがあります。

≫詳細は下記のリンクからご確認ください。