これからの時代に応答するアートプロジェクトを考える「新たな航路を切り開く」、今年もはじまります。(「Artpoint Letter」2023年6月号より)
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梅雨にはいり、あじさいが見ごろを迎えていますね。今月のメールニュースは、これから開催するプログラムやワークショップ、映画上映会の参加者募集情報などをご紹介します。
これからのアートプロジェクトのかたちを考え、新たな時代への新しい航路を見出す
2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えるシリーズ「新たな航路を切り開く」が、今年もはじまります。
ナビゲーターに、人と環境の相互作用に焦点をあてながら、社会状況に応答するアートプロジェクトをつぶさに見続けてきた芹沢高志さんを迎え、複数の実践者をゲストにトークやゼミ、年表づくりなどを実施します。
この10年間を振り返り、来るべき時代に向けた新しい航路を見出すことを目指します。
現在、アートプロジェクトの立ち上げやディレクションに関心のある方を対象とした「自分のアートプロジェクトをつくる 2023」の参加者を募集しています(7/24 午後1時〆切)。
社会の状況に対してどのような問題意識をもち、どのようにアクションしていけるのかを、ゲストやナビゲーターとのディスカッション、参加者同士のワークを通して深めていきます。ぜひ、ご応募ください。
[7/2開催]『ラジオ下神白 ― あのとき あのまちの音楽から いまここへ』上映会|ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)
福島県いわき市下神白団地を舞台に、住民と伴走して進められたプロジェクトのドキュメントムービーを上映。アサダワタルさんをゲストにアフタートークも開催します。
[7/8開催]Artpoint Meeting#12「 “わたしたち”の文化をつくる─成果の見方、支える仕組み─」|東京アートポイント計画
アートプロジェクトの成果の見方や、よりよく育むための仕組みはどのようなものか、ゲストに小林瑠音さん、鈴木一郎太さんを迎え、ともに議論します。
[7/16開催]【リソで刷ろう!】名刺づくりワークショップ|ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―
活動拠点「藝とスタジオ」で、リソグラフを活用したプログラムを毎月開催中。7月はオリジナルの名刺をつくるワークショップを行います。
[7/23~開催]ワークショップ:記録から表現をつくる 2023|カロクリサイクル
記録を見ることや新たな記録づくりから表現をつくるワークショップ。実践者に話を聞き、手法を知り、参加者の関心からテーマを設定し、形にすることに挑戦します。
【今月のおすすめコンテンツ】映像シリーズ「応答するアートプロジェクト|アートプロジェクトと社会を紐解く5つの視点」
2022年度に公開した本シリーズでは、この10年を俯瞰し、アートプロジェクトと社会との関係を紐解きながら、これからの社会状況の変化や、それに応答して発生するアートプロジェクトがどうあるべきかを5名の実践者に伺いました。
2011年からいまへと続くこの時代をどのように捉えているのか、これから必要となるものや心得るべきことについて、独自の視点から時代を見つめ活動を展開している港千尋さん、佐藤李青さん、松田法子さん、若林朋子さん、相馬千秋さんをゲストに迎え、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えます。