マガジンのカバー画像

3分で読める展覧会レビュー

57
たぶん、業界一視野の狭いレビューかと思います。それでもよければ。
運営しているクリエイター

記事一覧

可能性無限大〜五美大展

五美大展いってきました。数年前に初めて行った時にはかなりワクワクしましたけど、慣れてきた…

22

SNSのない時代のセルフマーケティング〜キース・ヘリング展(2/25まで)

アートはみんなのものという思いのもとに、地下鉄駅構内などに始めたサブウェイ・ドローイング…

21

100%モネ、しかもテーマを絞った構成は分かりやすい〜モネ展(1/28まで)

よかったです。100%モネってのと、世界各国の美術館から集結してるところがポイントです。連作…

31

ゴッホと静物画〜ゴッホを含む巨匠の画家たちによる花の絵画が見どころ(1月21日まで…

ゴッホというと風景画だったり、人物画も多いのですが、静物画がけっこう残っています。今回は…

44

美術館を使ったツアー型の展覧会〜梅田哲也展@ワタリウム美術館(1月28日まで)

神宮前のワタリウム美術館では、美術館の建築自体を活用したインスタレーション展示が行われて…

27

2023年見てよかった展覧会・作品

今年みてよかった展覧会(11展)と作品(9展)をあげてみました。個人的には、いかに印象的だ…

25

アートディレクターが仕掛けるトランプの展覧会〜吉田ユニ展「PLAYING CARDS」(12月25日まで)

吉田ユニ展「PLAYING CARDS」 2023年12月3日~12月25日 ラフォーレミュージアム原宿 (ラフォーレ原宿6F) https://www.laforet.ne.jp/special/xmas_2023/#Exhibition ラフォーレ原宿6階のラフォーレミュージアム原宿で開催されているアートディレクター吉田ユニの個展。彼女の作品は、身近なモチーフを独自の視点で捉え直し、見たことのない新しいビジュアルに昇華させてくれます。このビジュアルは星野源や、木村カエラ

諏訪敦「眼窩裏の火事」@府中市美術館

初めて諏訪敦の作品を見たのは、2011年の諏訪市美術館での個展でのこと。どちらかが先か忘れま…

26

油性鉛筆で描く幻想的な動物たちの世界〜北川麻衣子「花勧請」(11月26日まで)

ダーマトグラフという油性鉛筆。 色はたくさん出ているのですが、北川麻衣子は黒だけをつかっ…

80を過ぎてなお多彩な表現に挑戦するイギリスの重鎮〜デイヴィッド・ホックニー展(11…

油彩、アクリル、クレヨン、そしてiPad、AR、動画と多彩過ぎます。見どころが多い展覧会ですが…

1億円で必ず命を救ってくれる医者がいたら〜ブラック・ジャック展(11/6まで)

手塚治虫のマンガで、医師免許無資格の医師ブラック・ジャック、連載開始50年記念の回顧展。前…

かわいいスクラップアート〜富田 菜摘 展 -ONCE UPON A TIME-(10/23まで)

スクラップアートはいくつかありますけど、富田さんの凄さはちゃんと作ってれてるところ。カワ…

手作り感が半端ない店舗体験〜トム・サックス:店舗体験(10/23まで)

「トム・サックス:店舗体験」アゲイン。シューケースから、レジの装飾、ライティングなどおも…

栄華を極めた美の殿堂をモノクロ写真で@ヴェルサイユ宮殿森田恭通 写真展

ヴェルサイユ宮殿の写真展。前にやった同じ題材のカール・ラガーフェルド展と比べると物にクローズアップしてます。カールがデザイナーだったこともあり建物をイメージ捉えていたのに対し、今回の森田恭通もインテリアデザイナーながら、現在なら世論の批判で実現不可能であろう、贅沢の極みを事細かに捉えています。より宮殿の世界観が味わえる内容になっているかもしれません。またモノクロっていうのも、情報が制限されている分,みた人のイメージが掻き立てられそうではあります。 In Praise of