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#151 『ロストケア』を見た数日後

『月』は劇場へ見に行った。
『ロストケア』は、どこでやってたか知らぬ間にサブスクにやってきた。

なんとなく、みた。
そしたら、42人『救って』いた。

モチーフは、同じか?否か。

一周回って、同じだということにたどり着いた。私の考え。

モチーフは。

もちろん、月とロストの現場は全く違う。
ひとりひとりも全く異なる。家族のニーズも違うし、本人のニーズも違う。

しかし、残念なことに

実行したひとの目線で考えると、
ほとんど同じだなと。

自分の判断が正しい、そう思えること、思うこと、思ってしまうこと、それは自分に対しては良いと思う。勝手にすれば良い。

しかし、他人、ましてや、自分が意志疎通できない相手の生死を判断するのは愚かな行為であると私は考える。

一億歩譲って同居親族の場合は違う。
日頃からコミュニケーションが取れていて、意思確認が平時からしっかり取れているなら、私が口出しする問題ではないと思う。法に委ねる。

しかし、他人の場合、月のような現場の場合、相手は他の言語が得意なのかもしれないし、家庭内のサインなら反応がいいこともあるかもしれない。いずれにしろ、実行したひとの知らないコミュニケーション方法かもしれない。

名前が言えるか?
お前の言語で質問したよな?
合わせろというのか?
夜中に?突然?
言えないよ。
寝てるんだよ。
お前には言いたくないことだってある。
職員に訊いた?
ルポがあるなら読みたい。

『ロストケア』
ぜひ見て欲しい。
在宅介護。
畳の上で。