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自分の写真の批評をChatGPTにしてもらった
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
もう話題に上らない日がないほど、AI関連ニュースが毎日流れてきます。
今年秋に発売されるであろう次期「iPhone16」には、「Apple Intelligence」というAI機能が導入される予定で(次期iOS18。iPhone15 Proも対応予定)、Siriから直接ChatGPTに問いかけ出来たり、言語や画像ツールの新機能などが期待されています。
風の噂で、自分の写真をChatGPTに聞いてみると適切なアドバイスをもらえるというので、試してみました。
カメラはiPhone15で、「Leica LUX」の “ズルミックス 28mm” で撮影したものです。
人通りの少ない夜の住宅街を撮ったものです。
「この写真を評価してください」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146267757/picture_pc_5f1d4647ceabf10280d3f821136f88d7.jpg?width=1200)
この写真は夜の静かな街並みを捉えています。以下の点で評価できます:
1. **照明と雰囲気**:
- 街灯が適度に明るく、穏やかな夜の雰囲気を醸し出しています。
- 光の当たり具合が良く、建物のディテールがはっきりと見えます。
2. **構図**:
- 道路と歩道のラインが奥行きを感じさせ、視線が自然に奥へ誘導されます。
- 写真全体のバランスが取れており、右側の歩道と左側の建物の配置が対称的です。
3. **色彩**:
- 夜景のため、全体的に暗いトーンですが、照明や店の看板の明かりがアクセントとなり、単調さを避けています。
4. **ディテール**:
- 店の看板や自動販売機など、細かなディテールがよく捉えられています。
- 植物や窓の反射もリアルで、臨場感があります。
全体として、夜の街の静けさと落ち着いた雰囲気をうまく表現した良い写真です。
皆さん、どうでしょう?
全体的な批評の雰囲気としては、状況の説明と、それをどう評価したかというのがメインのようです。今回は批判的な意見はありませんでした。
では、もう1枚、ChatGPTに聞いてみます。
次の写真は、中野駅から中野ブロードウェイの間のサンモールという商店街で撮影したものです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146270254/picture_pc_6dfb57c495ba0c82cd95a9f2be25a99f.png?width=1200)
この写真は、日本のショッピングアーケード(商店街)の風景をモノクロで撮影したものです。以下の点から評価します。
### 構図
- **対称性**: アーケードの天井のアーチが写真の中央に配置されており、対称的でバランスの取れた構図になっています。
- **奥行き感**: アーケードの長さが奥行きを強調しており、視線が自然に奥へと誘導されます。
### 照明と影
- **自然光**: 天井からの光がアーケード全体を均一に照らしており、影が少なくて見やすい写真になっています。
- **コントラスト**: モノクロの選択が、写真全体のコントラストを強調し、ディテールが際立っています。
### 被写体
- **人々の動き**: ショッピングを楽しむ人々が自然な形で写っており、活気ある都市の雰囲気が伝わります。
- **看板や店舗**: 日本特有の看板や店舗が並んでおり、文化的な要素も感じられます。
### 全体的な印象
- **モノクロの効果**: 色がないことで、形やテクスチャ、構図に集中できるため、視覚的に強い印象を与えます。
- **ストーリーテリング**: 写真を見ているだけで、その場所の雰囲気や日常の一部が感じ取れる点が素晴らしいです。
総合的に、この写真は技術的にも芸術的にも優れており、日本の都市生活を効果的に捉えています。モノクロの選択が特に功を奏し、全体の雰囲気を引き立てています。
写っている看板から日本の商店街ということが分かっているようです。
こちらはモノクロ写真ですが、モノクロならではのコントラストや、形、構図などについて言及されています。
最後のまとめでは、「この写真は技術的にも芸術的にも優れており、日本の都市生活を効果的に捉えています」とベタ褒めなのが、ちゃっかりしています笑。
どちらにおいても、批判的なコメントはなく、肯定的な印象です。ただし、批判的に評価をお願いすると、評価一変します。
この写真を批判的に評価するために、いくつかの観点から分析します。
### 構図の欠点
- **中心の集中不足**: アーケードのアーチが中央に配置されていますが、視覚的な焦点がやや欠けています。主要な被写体がないため、目がどこに集中すべきか不明確です。
- **混雑感**: 写真のフレーム内に多くの人々や看板が詰め込まれているため、視覚的に過密で散漫な印象を与える可能性があります。
### 照明と影の課題
- **平坦な照明**: 天井からの均一な照明により、立体感や深みが不足しています。もう少し陰影を利用して、被写体にメリハリをつけると良いでしょう。
- **コントラストの過剰**: モノクロの強いコントラストがディテールを強調しすぎて、一部の領域が見づらくなっています。
### 被写体の問題
- **背景のごちゃごちゃ感**: 多くの看板や店舗が視覚的に雑然としており、どの部分に注目すべきかが分かりづらいです。被写体の選択や配置を工夫すると、より効果的な写真になるでしょう。
- **人々の動きの不明瞭さ**: 人々が自然な形で写っていますが、動きや表情に注目すべきポイントが少ないため、動的な要素が弱くなっています。
### 全体的な印象
- **モノクロの選択の影響**: モノクロ写真としての選択は芸術的な意図があるものの、この場合、色の情報が欠けることで視覚的な手がかりが減少し、観察者にとってやや退屈な印象を与える可能性があります。
- **ストーリーテリングの不足**: 写真からその場所の特別なエピソードやストーリーを感じ取りにくいです。もう少し工夫して、特定の物語や感情を伝える要素を盛り込むと良いでしょう。
### 改善点の提案
- 構図において、視覚的な焦点を明確にするために主要な被写体を選び、それに注意を引くように配置する。
- 照明や影の使い方を工夫して、立体感や深みを強調する。
- 背景を整理し、視覚的なごちゃごちゃ感を減少させる。
- 色彩を利用して視覚的な興味を引くことも検討する。
このようにして、写真の技術的および芸術的なクオリティを向上させることができるでしょう。
例えば、さっきまで奥行き感があって良いと言っていた構図も、視覚的な焦点が不明確で、明確な被写体を入れろと言っています。
ポイントは、こちらから批判的なコメントを要求することで、それなりの評価を返してくれます。
以前、写真を言語化することが大事なのではないかということを記事にしたことがありますが、自分で言語化するのが難しい場合は、とりあえずChatGPTに聞いてみるのはおすすめだと思います。
どちらも、構図、色彩、照明や影、全体的な雰囲気など、写真を構成する基本的なことを評価してくれます。
他人に自分の写真を見せて「どう?」と評価をお願いしても、気を使ったりして、なかなか本心で写真を批評してくれませんが、ChatGPTならズケズケと本当のことを言ってくれそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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