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攻めと守りの経営企画〜企業価値向上のために経企ができること〜@渋谷
経営企画のイベントに参加しました。
本イベントはFBグループ”CFO・経営企画 Network”(非公開グループ)内で作成された勉強会兼交流会のようなイベントです。
きっかけは、#会計クイズ に参加しているバフェット・コード(@buffett_code)さんが登壇するイベントがあるとツイートされていて、興味を持って、飛び込んでみました。
大企業から中小企業・ベンチャー等の経営企画の方が一同に集まった場に初めて参加した私でしたが、経営企画のことをさらに深く知れた会でした。
第一部 経営管理の業務フロー
いわゆるナレッジ共有です。
経営企画は各社にあるものの事業部と異なり、自社のナレッジを他社に共有しにくい面があります。
まずは、主催者が自社で行なったナレッジを共有してくれました。
そして、周囲の5人ぐらいでグループを作り、自己紹介をして、同様のナレッジみたいなことや興味関心を話して打ち解けていく形でした。
同じグループの人は、経営企画でまさに紹介された”P(予算策定)→D→C(進捗管理)→A(予算差異の検証)”を実行されている人がいましたが、PEファンドをしている人もいて、新鮮な集まりでした。
※私はシステム立案部署で経営企画の部内の経営企画のお隣さんぐらいの課の担当者というポジションです。
どこの会社でもやはり似たようなことをしているのだなぁと実感しながら、経営企画系の横のつながりが少ないことを改めて実感しました。
IT系だとエンジニアは勉強会みたいなのが勝手に開催されたり、WEB上でもすぐグループ作って、事例を公開したりしている印象のため、専門領域でのばらつきを感じますね。
第二部 経企発信の提案について
バフェット・コード(@buffett_code)さんのパートです。
まず、経営企画の存在意義から問い始めます。
様々な集計業務のような雑務のような作業が多くなりがちですが、経営企画の意義は、企業価値の最大化と定義して、それはDCF法から分解すると、CFを増やすか割引率を下げるかの施策に分類されます。
ここまで分解されて、経営企画系の人が行なっている業務の意義が少し理解できたような気がしました。
では、企業価値とはどこまで高めるのか。
競合他社という業界内の競争相手を設定し、企業価値を比較し、どんな施策を打てばいいかを考えていくことが大事だそうです。
※競合がいないというのは、”業界を絞り込みすぎ”か”調査不足”であり、必ず数社設定できるそうです。
そして、Compsという、類似企業分析を行い、様々な指標からある企業は、企業価値を上げるためにどんな打ち手が打てるかを検討するグループディスカッションを行いました。
Compsでは、比較するための指標の数字集めが大変であるということで、自前で作成したバフェット・コードというツールの紹介をして終了。
Compsを作るためにたくさんの資料を漁らなければいけないことを考えると、個人が無料で使える分析として最高のツールです。
最後に
これからの自分のキャリアで就職(職能に就くこと)について考えるきっかけなりました。
どんな部署が何を専門にしている部署でどんな役割があるかを理解しないと何の専門になりたいかわからないため、いいイベントでした。
”CFO・経営企画 Network”では、いろんな人が知の共有をしてくれています。
経営企画に配属されたが、何をしているか分からなくなっている人はチェックしてみてはいかがでしょうか。