cafeログ #2001 2020年1月12日
今年1回目の読書会を開催しました。
本日紹介された本は次のものです。
嫌なこと全部やめても 生きてられる
プロ奢ラレヤーさん著の本で、お金との付き合い方に関する本です。
印象に残った箇所として、
・貯金をすればするほど所有を喪失する恐れも増していく
・お金がある=幸せである という訳ではない
・好きなことで生きていける人は狂っている人だけ
が挙げられました。
お金は手段なので、「お金が欲しい」ではなく、「何をしたい」から「お金がいくら要るか」を整理することが大事ですね。
また、著者は、人に奢られては話を聞いて、その面白さ(?)からまた人に奢られてを繰り返しています。
奢る人は日頃の愚痴を聞いてもらうこともあるようで、事情を知らない第三者に話を聞いてもらうサービスは最近増えつつあるので、興味ある人は体験してみてはいかがですか。
感情とはそもそも何なのか
感情とよく付き合うにはどうするかを参考にするための本です。
感情は、「快ー不快、覚醒度」の2軸で表現できます。
(noteを見つけたので、以下参照)
感情とは、「情動」+「主観的な推論」で生まれ、日々のストレスを感じやすい人は、「主観的な推論」に誤差を感じることが多い人だと言えます。
さて、ではどうやってコントロールするかというと、「主観的な推論」を行ってしまう「認知」を変えることが有効です。
その手段として、価値観が変える体験を得る、選択肢を増やす、抱え込まないようにすることが良いのではないでしょうか。
正義の教室
正義について考える哲学の本です。
正義とは、
・平等 ・自由 ・宗教
的に定義され、それぞれの価値観で争いが起きていた歴史背景があります。
今までは、仕事が忙しく、職場のムラの中で規定されることが多いと思われる「正義」ですが、余暇が増えることや複数のムラに所属することで、「正義」のあり方も変化していくことでしょう。
実行力
福岡市を経営する
大阪市、福岡市の市長さんの本です。
両方ともに共通していることは、若くして市長になり、年上の部下(役所幹部)をマネジメントすることです。共通して、仕事の実績で信頼を勝ち取るというストーリーは同じですが、
橋下さん:大きな変化
高島さん:小さな成果
で勝ち取る戦略に違いがあります。
橋下さんは弁護士経験を生かした「心証」で決める政治を、高島さんは放送局の経験を生かした発信力で決める政治を行ってきています。
今までの経験を生かした「掛け算キャリア」と感じました。
世界倒産図鑑
失敗の経験を生かすために分析された本です。
倒産の分類を、戦略/マネジメントに大分類し、その中の小分類に対し、25社の事例が紹介されています。
成功事例は、メディアもたくさん取り上げますが、失敗事例のシェアはなかなか表に出ないものだと思います。
失敗の本質から学ぶことが多いと思うので、自社の場合はどういう条件が当てはまるかを考えるきっかけになるでしょう。
帝国データバンクにも倒産情報が掲載されているので、これを基に自分で考えても良いケーススタディができるでしょう。
終わりに
次回は、1月25日に開催します。