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東京の秋の楽しみ方
夏の終わりが近づき、秋の風を感じる今日この頃。
地元に住んでいる母親に電話をしたら、昨日は28度だった気温が、今日は16度。あまりにも無防備で、風邪をぶり返したそう。
秋は1年で最も短いけど、好きな季節。
東京で外を歩けば、おしゃれな秋物アイテム達が店頭に並び始め、待ちゆく人の装いも、明るい色の半袖から秋色のくすんだカラーの長袖に変わり始める。
ロングブーツやモヘアのニットが活躍して、コートの重ね着も楽しめる。ファッションが好きな人には、たまらない季節だ。
でもそれには、秋服の準備が欠かせない。
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衣替え
ここ数日、最高気温が20度台に落ち着いたことを踏まえて、徐々にお洋服のラインナップも入れ替える必要があることに気が付いた。
今年は10月ごろまで残暑があるというけれども、ノースリーブしか持っていない現在のスタメンだけでは、急な温度差に耐え切れない。
本職はファッション関係の仕事に就いていることもあり、お洋服の数は自慢ではないが人よりも持っている。ただ、現在の住み家に全く収まらない。
なので年4回、季節の境目ごとに、今シーズンお世話になった服たちを段ボールでまとめて地元に送り返してはは、次のシーズンのお洋服たちを送ってもらっている。
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これが、私がたどり着いた大量のお洋服があってもシェアアパートに住み続けられるカラクリ。
実は何度か部屋に収まらないかトライしたことがあったが、服の重さに耐えかね、8回ほど備え付けのハンガーラックを壊してしまったことを、深く反省している。
コートなどは重く段ボールの配送作業が大がかりな上、過去ギックリ腰をやっている母からは毎回クレームを受けているが、笑ってごまかしている。
秋といえば?
「さつま芋の秋」
真っ先に、この言葉が浮かぶ。
毎年東京では焼き芋ブームが起きていて、「焼き芋フェス」が勢力を伸ばしている。
全国の腕利きの焼き芋職人たちが東京でしのぎを削り合う、一世一代のイベント。
以前品川のフェスに参加した際は、野外にこたつがあると聞き、こたつでぬぬくしながら焼き芋!と考えていたが、人の多さで狙っていたこたつで暖を取ることは出来ず、サツマイモを食べ歩きしながら会場中を練り歩いた。
そう、東京は「空前の焼き芋ブーム」
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東京ならでは
焼き芋が流行っているから、乗っかったワケではない。
元々小さい頃から無類の焼き芋好きで、両親がよく家で焼き芋や干し芋を作ってくれた。
芋を家以外で食べる経験がなく、上京した時に焼き芋フェスティバルがあると聞き驚いたと同時に、東京はこんな楽しいイベントがあることを知って感動した記憶がある。
地元では体験できないようなイベントや催し物を楽しめるのも東京ならでは。
上京してから10年経っても、まだまだ楽しみはつきなさそうだ。
written by みんちゃん