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28歳オンナの心の機微を綴ろう①
東京に来て10年が経った。
学生時代から変わらないことといえば、新しく始まるアニメをチェックする事くらいで、ライフスタイルや考え方、時間を共にする人たちは想像できないほどに変化した。
18歳で上京し、もうすぐ30歳を迎える女の心境を綴ろう。
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18-year-old
高校卒業後、仕事のために上京。
初めての東京、寮生活、社会人。すべてが新鮮でこれから人生が変わる!そんなことばかり考えていた。
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学生時代、楽しくなかったかと聞かれるとウソになる。
ただ、悶々としていた。
現状を変えたい一心で、東京の就職を就職した。
毎日変わらない日常を過ごす中で、テレビの奥に映し出される”東京”は、非日常的で輝いてみえた。
東京は楽しいイベントや出会いがたくさんあり、この場所に行けば人生が大きく変わる。どうしてかそんな気がしてならなかった。
そう思い上京を決断したものの、頭で描いている通りにはならないものだと痛感する。
上京1年目
学生の期間が終わり、社会人としてデビューするや否や十分すぎる洗礼を受ける。
私の地元は方言が割とある地域で、イントネーション以外にも呼び方そのものが違う言葉で言い換えられていることも多く、言語の壁にぶち当たった。
「何を話しているかわからないので、方言を1週間で直してこい」という上司の命令からはじまり、それを境に毎日、毎日、毎日、なにかしら怒られる日々。
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同年代のバイトで働きに来ていた大学生が、羨ましく思えた。
夏休みの旅行の話やサークルの話、課題が大変だという話すらも、”学生の楽しみ”の世界で生きている。
高校卒業後の進路は、人生の分岐点だ。
思い描いていた東京の現実が想像以上にかけ離れていたことに軽く落ち込みながらも、この時は10年以上も腰を据えて生活するようになろうとは想像すらしていなかった。
東京での分岐点
働き始めて1年半が経過した頃、勤務先の異動が決まった。
そこが東京に来て最初の分岐点となる。
この異動がなければ、私は地元に帰りこの記事を書くこともなく、緑が多い
自然の中で悠々と生活をしていたに違いない。
いつだって、人生はタイミングなのだ。
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written by みんちゃん