「プロポっぽい」 漢字とカタカナとは何の言いまわし、猿まわしかな
PROPOS プロポ
フランス語で談話とか話題の意味あいがある
文学の命は永遠にありしといえども
やがて時が過ぎ
言葉はいにしえの言葉になりぬるを免れがたく
されば問われるものはいえばおのずと
心の思いは文の内容に行くのだった
それなのに
こんな漢字も知らないのかと年輩の人はいい
故事成語、漢字熟語、これみよがしに使いたがり
いっぽう
日本語とは思えない和製英語、
カタカナ英語をカッコいいと思って
使いたがるのは若い人の昔からあるパターンです
また
文章の小道具で、
外国の、特に欧米文化の美術音楽などの
雅な口当たりのいい言葉を並べて、
意味もなく
成長過程の子供を引きよせ女性を巧みに惑わせたがります
やがて時が過ぎてみれば
あんな教養的に見えた漢字言葉が
大地に同化しない石っころや
じゃまにしか見えないコンクリート壁に成り果て
カタカナ英語もこれまた
大地に根づけないプラスティックごみ同然になり
他国から洗練された国と憧れられて
武器で侵略しながら文化も誇示して行った大国も
やがて草木も生えないあれ果てた荒野になっていて
案内掲示板を見なければわからないほどだった
新しいければ新しいほど古くなるのは理の当然で
そのときはあんなに「ナウかった」ものが今になってみると、
おかしいほどオールドになってます
服装とかヘアースタイル
言葉使いは特にそう
だから注意しましょう
文章の命は内容といっても
それだけでも大変なのに
言葉術語だけでも
目先のものに振りまわされないようにしましょう
人を引きつけるだけの
消化されていない新しい事柄やカタカナ言葉
そしていまは先進国だからといって
すごいなと思ってても
将来どうなっているかわからない国の文化を
これみよがしに語ってもどうしようもなく
後世の人はとまどい
注釈に頼るばかりだ
最初に
人を引きつけ、惑わせるものほど
あとになってみると滑稽なほど古くさくなっているのに驚きます
それゆえ文章の極意は
文章の内容が永遠性を問われて
描くのもむずかしいのに
文章の言葉使いだけでも古くならないで
じゃまもの扱いされないよう
のちの人に笑われないようにしたいものですね