「プロポ、生まれてみれば」 文学は八百長か。 文学の出自について。
* 人の形づくる思考は、生まれが思想に先立つ
人は法の前ではすべて平等である
文学の前では、ともいい変えられる
かつて
初めは文学の前では、
庶民でも平等に歌われた和歌集も、
いつしか貴族たちが独占して、
貴族の滅亡とともに消えていったように
いつの時代もすなおで素朴に生まれた文芸も
貴族、武士、市民と問わず、時代のエリートが優遇され独占して、
やがてひとりよがりの文芸に陥って狂奔している間に
人々の共感が離れていき
いつの間にか前衛から後衛になっているのに気づいていな