フォトグラファー・花盛友里「脱いでみた展」|不完全な姿ってチャームポイント
フォトグラファー・花盛友里さんの『脱いでみた展』が2023/9/1〜9/4に新宿で行われた。
私がこの展示会に行けたのは、3/29に原宿で行われた第一回目のとき。
ものすごく感動して想いを言葉にしたかったけど、なかなかうまく気持ちを表せなくて、ずっと下書きのまま。モヤモヤしていた。
今回の『脱いでみた展』にはどうしても足を運ぶことができなかったけど、ようやく私なりに言葉にすることができた。
私が感じたこと、よかったら読んでほしい。
花盛さんの写真集「脱いでみた。」には一般の女の子のヌードもたくさん。
SNSの募集に、せーので応募。
先着順でモデルが決まる。
つまり、経歴や容姿を審査するオーディションは一切ない。
でも、「脱いでみた。」に出てくる女の子たちは、全員キラキラ輝いていて可愛くって美しい。
その女の子たちにも、私と同じようにコンプレックスがあるはずなのに。
普通の女の子たちのありのままを撮ることで、「みんなそのままで最高なんだよ!生まれてきてくれてありがとう!」って伝えてくれた花盛さん。
今まで何度も何度も、花盛さんと「脱いでみた。」に救われてきた。
太ったり黒ずんだりシミができたりした妊娠中も。
家族の形が変わって辛かった日も。
育児がうまくいかなくて自分が嫌になった日も。
コンプレックスも込みで自分が大好き!とは正直まだまだ思えない。
でも、花盛さんが作り出す世界に触れて、
「あぁ、私のコンプレックスも、誰かにとっては、いいなって思うところなのかも。
それって幸せなことだし、私の好きな人たちが好きだって言ってくれるなら、自分のことも大切に思えるな。
そして私は周りの人のありのままを大切にしたいな。」
って思えた。
今、私の息子たちは4歳と1歳。
自分のコンプレックスに悩むにはまだ小さい。
でもそのうち、彼らは悩んだり落ち込んだりするだろう。私がそれに気づく日がきたら、一緒に「脱いでみた。」のページをめくって、いろいろな話がしたい。
そして、「不完全な姿ってチャームポイントやで!」って伝えたいと思っている。
この想いはずっと頭にあったけど、ぼんやりしていて言葉にできなくて、『脱いでみた展』に行って、やっと言語化できた。
3月の『脱いでみた展』は、花盛さんのおうちにお邪魔したような、実家に帰ったような、あったかーい落ち着く空間だった。
息子たちも、お絵描きをしたりクッキーを食べさせてもらったり、ほわわんとした時間を過ごさせてもらった。
今回の展示会も、きっと優しい愛で溢れた空間だったんだろうな。
もう少し大きくなった息子たちと、また『脱いでみた展』に行きたいな。
そして、感想を聞きたい。
彼らが、ありのままの自分と周りの人を大切に思えると嬉しい。というか、ありのままの自分を好きになれなくても、そんな自分も抱きしめてあげられるようになって欲しい。
そして私もそうありたい。究極。
だって、不完全な姿はチャームポイントだから。
最後に。
初めましてで、裸になって、写真を撮って、それを人に見てもらうって、すごく勇気がいると思う。(撮影はすごく楽しそうだけど)
モデルになった皆さんの「脱いでみた勇気」に心からのリスペクトを♡
そして、写真と言葉と笑顔で、たくさんの愛をくれる花盛さんに感謝を♡