【投手編】インターン生が選ぶ!8月のMVP
普段ライブ配信の裏で試合の速報をXに投稿するなど、徳島インディゴソックスを陰から支えるリモートインターン生。そんなインターン生が選ぶその月のMVP選手を紹介するこの企画!
8月編の投手MVPに選ばれたのは先発挑戦!最速155km/h右腕・川口冬弥投手!3・4月に続き2度目のMVP選出!
最速155km/h右腕。高い位置から投げ下ろす角度のある直球が特徴。前期は抑えとして活躍し、後期に入ってからは先発にも挑戦。圧倒的な成績を残している。
そんな川口投手の8月の成績がこちら!
8月の成績
夏場にかけて先発に転向した川口投手だが、転向後も素晴らしい活躍を続けている。
まずは制球力を示すK/BB(3.5を超えると優秀、5.0を超えると一流)において、8月は脅威の8.50を記録している。NPBで今シーズン1番K/BBの数値が高い投手は北海道日本ハムファイターズに所属する加藤貴之投手の7.42である。このことからも川口投手の制球力が優れていることがわかる。(加藤投手の成績は2024年9月6日時点)
奪三振もしっかりと奪えており、ピッチャーが9イニング投げた場合いくつ三振を奪うことができるかを示す奪三振率では12.71と高い数字を残している。先発登板に限って見てみると奪三振率は15.00と脅威の数字を残している。元々コントロールが良く、三振も多く奪えるピッチャーであるが先発に転向後更にピッチングに磨きがかかっている。
8月奪った24奪三振の決め球割合はフォークが全体の半分以上を占めている。またストレートで奪った奪三振のうち60%は空振り三振である。バッターからすれば最速155km/hのストレートも頭に入れつつ鋭く落ちるフォークにも対応する必要があり、そう簡単に捉えることはできない。
また先発転向後の川口投手の特徴として1イニングあたりの投球数が少ないことが挙げられる。1イニングの投球目安を15球とすると、それを下回ったイニングが9イニングと多い(先発転向後15イニング中)。平均で見ても13.86球であり、少ない球数でしっかりと三振を奪っていることがわかる。
先発に転向後も安定した投球を披露してくれている。そんな川口投手の8月のFEATURE GAMEを振り返る!
8月のFEATURE GAME
①8/7福岡ソフトバンクホークス3軍戦
先発転向後初のNPB球団との対戦となったこの試合。初回先頭バッターからいきなり空振り三振を奪うとその後も三振を量産。3回表には三者連続三振も記録した。最終的に5回を投げ9奪三振1失点と好投。NPBチーム相手に公式戦3勝目を手にした。
②8/16高知ファイティングドッグス戦
この日は超省エネ投球だった。5イニングを投げたがその中で1イニング15球を超えるとこがなく多くても13球。1イニング平均10.8球と効率のよい投球を見せながら奪三振も7つ奪うなど川口投手の魅力が詰まったゲームとなった。
インターン生の声
・防御率がダントツで良い。安定感もある。
・後期は先発登板が増えているが、安定した投球を見せている。
※インターンについてはこちらをご参照ください。
川口冬弥 プロフィール
文・構成 進邦和馬