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仮病を使う子どもに、保健室の先生が言った衝撃の一言。

おはようございます。
朝晩もう結構寒くなりましたね。
いよいよ一年の終わりを感じてきました。

前回から少し更新が開いたので、その間にいろんなことがありました。
塾経営のことも進展ありましたが、それはまた次回に書かせてください。

今日は最近起こった衝撃的な話をどうしてもシェアしたいです。
※個人情報保護のため、少し事実とは変えながら書きます。

最近クラスの中に、エネルギー不足の子がいて、
授業に参加するのも一苦労。
座っているのもきつそう。
私的には楽しい授業を提供してあげられなくて、ごめん。という反省の念しか浮かばないのですが、他の先生たちはそうはいきません。

授業は参加するもの!
本人のきついややりたくないは全て甘え。
これを許したら、つけ上がる一方!

このような考え方のようです。
私も応用行動分析的に解釈すると、確かにきついからやらないを許すと、その行動が強化されるのだろうと思うこともあります。

ですが、人間って本当にそんなに単純でしょうか。

どうして「きつい」「やりたくない」ってこの子は言っているのだろう?

その気持ちの根本はなんなのだろう?

これを考えた時に、少しでもいいから休ませて、その気持ちに寄り添って、やりたくなる時を待ちたいと思ってしまうのです。

また、こうなると、身体症状を訴え始める子どもも少なくありませんよね。
以前、精神科の思春期病棟で学習支援講師をしていたことがあるのですが、その頃も小児うつやネグレクトなどで入院していた子たちの大半が、心がしんどくなると身体のどこかに痛みがあることを訴えていました。

この子も例外ではなく、今度は「ねつがある。」と。

私は、これはいいチャンスだと思いました。
今まで精神的な不調で保健室に行ったことがなかったので、学校の中にも優しく受け止めてくれる居場所が見つかるのではないかと期待しました。

すると、本校の養護教諭の先生は、検温のあと言いました。

「熱ないね。どこも怪我をしていないから、教室に帰りなさい。」

私は、本当に悲しかったです。

明らかに熱がないことくらい、誰でもわかる。
でも「ねつがある。」って拙い言葉で絞り出して、SOSを出している子どもに、こんなにまともなことを言う大人しかいないのかと。笑

思わず、「心が風邪でもダメですか。」と聞いてしまいました。(これは煽ってますよね、私もまだまだです。笑)
物凄く怒った顔で、「どう考えても仮病だからダメに決まってる」的なことを言われました。

ただ、一言いいたいのは、
仮病を使いたくなる子どもの心を考えませんか?ということです。

そうか、なんか教室であったんだな。
何も処置できないしベッドも貸せないけど、少しベンチで休んでから行っていいよ。
って、それだけでも子どもの心は安心して、満たされて、また次のエネルギーを生み出すことができるのに。

感じたのは、こうやって子どもの仮病ややりたくないの気持ちの源を、想像して、そこをケアしてあげようと思えない大人も、結局は満たされていないんだなということです。

シャンパンタワーの法則ですよね。

日常生活で自分自身を満たし、そこから溢れたエネルギーで周りの人を満たしていくことが大切という考え方が、シャンパンタワーの法則なのです。

シャンパンタワーの法則とは?分かりやすい本を3つ紹介 | ChamChill

子どもの問題行動を減らしたい。
わが子に優秀になってもらいたい。

そう思うということは、その逆の状態であるということですよね。

それはサインです。
まずは自分を満たしましょう。大人が一番それができていない。

だから私は東洋医学を学び、栄養学を学び、その他セルフケアの方法を手に入れました。
そして毎日の生活を調えることを楽しんでいます。これは真面目になってはいけない部分でもあります。心地いいからやっていることばかりです。

子どもを育てることは、健全な大人にしかできないことだと思っています。

その健全な大人が、学校を見渡すとほとんどいません。
どうしてでしょうか。
大学の教員養成課程でもっとこうゆうことを教えた方がよっぽど教育の未来は明るいような気がします。
というか、自分を満たせれば仕事だけじゃなくて私生活も物凄く充実します。つまりは人生が変わる。
そしたらそもそも公務員なんて目指さなくなってしまうかもしれませんね。笑

あなたの学校の保健室はどうですか?
教室にもいたくない、家にも帰れない、そんなときの安全地帯として機能していますか?
子どもの外側だけを見て判断せず、心の奥に想像力を働かせてくれる先生が全国にほんの数人でもいらっしゃることを願います。

それでは、金曜日。
明日からの3連休を楽しみに、頑張りましょう。


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