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映画「オッペンハイマー」は是非IMAXの音響の良い映画館で観賞してほしい
観てきました、映画「オッペンハイマー」
世界公開から、1年近く待たされた感じもありましたが。
待った甲斐ありました。
素晴らしい映画でした。
とりあえず、今はまだ公開されたばかりですし、まだ見てない人の方が多いと思うので、多くは語りませんが。
複雑な時系列を駆使した映画になっていながらも、全体を通して納得感が非常に高い構成になっているのが、さすがクリストファー・ノーラン監督。
カラーと白黒の使い分けがとても印象的です。
主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーも、助演男優賞を受賞したロバート・ダウニーJrの演技も、もちろん素晴らしいですが、周辺を固める個性的な役者陣も一人一人存在感が凄いです。
※この時代のこと良く知らないし、俳優も見分けがつかないし、という方は、下記の記事を読んでから見るのが無難かもしれません。
でも、個人的に一番印象的だったのは音楽。
なんと表現すれば良いのか分からないんですけど、音楽が主人公の精神状態を表しているんですよね。
是非音響の良い映画館で見て下さい。
凄いです。
日本人として、めちゃめちゃ不快に感じるシーンもたくさんあるんですけど。
音響とセットで、オッペンハイマーの感情が迫ってきます。
私は二子玉のIMAXレーザーで視聴したんですが、凄い体験でした。
最後の最後で、なんだか恐怖なのか良く分からない感情に襲われて泣きそうになってしまったぐらいです。
パンフレットを読んで初めて知ったんですが、今回の台本は全部一人称で書いてあったらしいんですよね。
なるほど、クリストファー・ノーラン監督の狙い通りに私は映画を観ることができたんだなと再確認できました。
本当に重いテーマですし、日本人としては苦しくなるシーンも少なくないんですけど、だからこそ日本人が観るべき映画だと思います。
山崎監督がこの映画に対するアンサー映画を作らなければいけないと感じた意味もなんとなく理解できた気がします。
クリストファー・ノーラン監督も、IMAXで観る前提で撮影してるとおっしゃてますし、山崎監督もIMAXならではの作品とおっしゃってるんですよね。
シンプルに映像作品としても新しい挑戦に満ちている作品ですので、是非IMAXの良いシアターで上映しているうちに、多くの方に観に行って頂ければと思います。
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