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生きる幸せ

こんにちは、トクです。本日もお読み頂きありがとうございます。

今日は、うつ病でも感じられる「幸せ」の第5回目になります。今回は「生きる幸せ」について書いてみたいと思います。

生きてるだけで百点満点

人間は、生きてるだけで百点満点じゃないかと感じることがあります。うつ病の辛さ・苦しさから自殺未遂をしてしまいましたが、それでも幸いにも今は生きています。

私は職場の先輩2人と元上司1人を自殺で亡くしています。3人とも人間的には、とても良い方達でした。
憎まれっ子世にはばかる。その逆に善き人は早く逝くでしょうか。

 自分で自殺未遂をしたからこそ思うのですが、やっぱり人間は生きているだけで百点満点なんだと思います。生きているからこそ、辛さや苦しさを味わえるのだと思います。

もちろん、好き好んで辛さや苦しさを味わっている訳ではありませんが・・・。うつ病になると、自分で出来ないことが増えますから、ついつい自分を卑下をしてしまいますが、生きてるだけで百点満点ならば自己卑下する必要はないですよね。

もちろん、うつ病で家族や他人に迷惑をかけることはあると思います。でも、迷惑をかけることと人生を減点されることとは別問題だと思います。

すべてを受けいれる

生きるために必要なこと。それは、すべてを受けいれることなのではないでしょうか。うつ病になったら、うつ病である自分を受け入れて生きる。

 これさえ出来れば、人生は百点満点なのではないでしょうか。

もちろん、難しいことだとは思いますが・・・。

 川端康成の雪国に「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」という文がありますが、うつ病も同じだと思います。

うつ病という長くて暗いトンネルを抜けると、そこは雪国という別の世界なのだと思うのです。ただ、その別の世界を受け入れられずに、うつ病になる以前の世界に戻ろうとすると苦しくなる。

元気でバリバリ仕事をしていた頃の自分に戻ろうとすると苦しくなる。

それは、自然に逆らっているから苦しくなるのだと思います。何事も流れに身を任せれば楽になれるのだと思うのです。

うつ病は確かに辛く苦しい病気ですが、その辛さと苦しさを経験したからこそ新しい人生が待っているのだと思うのです。

私自身の経験から言うと、うつ病になる以前の自分よりも、今の自分の方が他人に優しくなったと思います。少しだけですが、他人の苦しさが分かるようになったと思います。

自分では人生のどん底を味わったと思っています。
どん底まで行ったら、あとは上がるしかないですよね。自殺未遂をした頃がトンネルのど真ん中だとすると、今はトンネルを抜け出しかけている時だと思います。

うつ病という長くて暗いトンネルを抜け出して新しい世界が見え始めた気がします。

それもこれも、生きているからこそのことですね。
あの時に自殺に成功していたなら、今の世界は見えなかった。そう思うと本当に生きていて良かったと思います。

もちろん、苦しみから完全に抜け出した訳ではありません。まだまだ、悩みは尽きません。「悩む幸せ」でも書きましたが、悩めること、物事を深く考えられることは幸せなことだと思います。

毎日、生きることに悩む。それでも生きる幸せを感じている。生きていて悩めること。辛さをと苦しさを味わえることに感謝して、幸せを感じる。そんな今日この頃です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

うつ病で苦しんでいる方達に希望を与える活動をしていきたいと考えています。よろしければサポートをお願いいたします。