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霊能力者の助言と生まれて来た目的

私が「うつ病」で仕事を休み始めた時に、妻が心配して、どこから聴いてきたのか「霊視ができる人がいるから見てもらいに行こう」と誘って来ました。

今の私なら「霊視」と言う言葉に飛びついて、会いに行っていたのは確実です。しかし、当時の私は霊視とか霊能力とかは全く信じていませんでした。

頑なに拒む私に妻も困ったらしく、知人に相談すると「写真でも霊視ができるらしい」と言われたようで、しきりに私の写真を撮ろうとしていました。

私は、写真を撮られることも拒みました。そこで妻は、私が町内会の運動会に強制的に出場させられ時に、記念に一枚と隣りの人とのツーショットを撮ったのです。

まさか、その写真を霊視に使うとは思いもしませんでした。後日、霊視をしてくださった方から、妻に連絡があったのですが・・・。

その答えは「この人が、今寝ている場所は、かって天狗が寝場所にしていた所で、寝場所を取られた天狗が怒って悪さをしている。その証拠に、ご主人の額に天狗の鼻が写っている。」と言うものでした。

「天狗~何それ・・・」って感じでした。確かに写真に写る私の額には、天狗の鼻らしき物が写っていましたが・・・。これは、光の反射か何かじゃないの?と思っていました。

しかし、こう言われると気持ちが良いものではありません。 確かに、「うつ病」になる前に寝る場所を変えましたから・・・。と言っても同じ部屋ですが・・・。 

長女が生まれたはかりだったので、夜中の授乳を考えての場所移動でした。

「うつ病」から抜け出すためには、藁をも掴む気持ちだったので、試しに寝場所を変えてみました。結果、私の症状は全く良くならず・・・。でした。そのまま、その年度いっぱい、仕事を休んでしまいました。

この霊視ができると言う方が、どういった考えでいらっしゃるのかは分かりません。本当に霊視ができて困っている方達を助けたいと思って行動していらっしゃるのか?

それとも、単なる自己満足の世界に浸っているのか?最悪、お金が目的なのか?妻がこの方にお金を払ったかは分かりません。

 しかし、その後に、やはり、うつ病が良くならくて相談に行った霊能力者とは明らかに違うと思われます。私のお会いした霊能力者の女性は、お金、お礼の品は一切受け取りません。

ご自分が病気で働けないため、お金は必要だと思われるのですが・・・。その方に霊能力を与えた存在(神様)から、金品の受け取りは固く禁じられているそうです。

世の中には、色々な方がいらっしゃいます。心が弱っている方は、特に注意してくださいね。

前述した、もう一人の霊能力者について書いて見たいと思います。

もう10年以上前の話しですが、「うつ病」の再発を繰り返す私を見かねた妻が人づてに霊能力者を探してきました。その方は、今、50代後半の方で私よりも少し歳上になります。

非常につつましく大和撫子と、いった感じの方でした。私達夫婦が相談におじゃました際も、玄関で三つ指をついて迎えてくれました。

なんでも、学生の頃は保育士を目指していたそうでが、原因不明の難病を患い断念したとの事です。
病気になってからは自宅から少し離れた所にある○○寺に不自由になった体を、引きずるようにして毎日お参りをしたそうです。

「なんで、こんな病気になってしまったのか、何とか治してください」とお願いに行くと、ある日そこに祀られている神様?から「お前の病気は治らない、変わりにお前に力を授けるから、その力を使って他人を、助けなさなさい。」とご神託?を授かったそうです。

以来、人の過去世や守護霊が見えるようになり、その守護霊からのメッセージを相談に来た人に伝えているとのこと。お金も御礼の品も一切受け取りません。独身のうえ、病気で働けないためお金は必要だと思われるのですが、神様?からの指示でお金は受け取ってはいけないことになっているそうです。

和室に通され一通り挨拶が終わると、彼女は私の頭の上の空中をしばらく見ていました。そこには、修行僧が見えているそうです。その修行僧が私の守護霊であり同時に私の今の人生の一つ前の過去世だそうです。 

その修行僧は悟りを得るために、一生独身で山に籠って修行をしたそうです。そして、幾らかの法力(超能力)をも身に付けたそうですが、修行の最中に倒れ亡くなったようです。山の中でたった一人の最後だったとのこと。

亡くなる直前、自分の人生はこれで良かったのか?と後悔の念を抱きながの最後だったようです。そのため、今回生まれてくるのに時間がかかったとのことです。

私に、「家族を大切にして欲しい。以前やっていた武道を続けて欲しいと伝えて欲しい」と言っていると言われました。私は高校生の頃から40歳位まで空手をやっていましたが、この頃は病気のせいもあり中断していました。

もちろん彼女には、空手をやっていた事など伝えていませんでしたから少しびっくりしたと同時に、この人は信じられるかもと思いました。

彼女の人となりりも初対面ではありましたが好印象で信じも良いかなと、思わされるには充分でした。

ちなみに私の妻は、私が修行僧だった頃に山の麓のお寺に滞在していた時にお寺の門前で遊んでいた女の子で私の事が心配で今回は妻として生まれ変わってきてくれたそうです。ありがたい話ですね。

この時に、「家族を大切して欲しい」というメッセージを受けたのですが、実は、これが私の今回生まれて来た目的なのかもしれません。

そう思う理由があるです。

霊能力者に相談に行ってから数年後に前世療法の講座に行ったことがあります。地元の放送局が主催するSBS学苑の講座の一つでした。

かなり人気の講座で、私が申し込みをした時には、既にキャンセル待ちの状況でした。半ば諦めていたのですが、数日後にキャンセルが出たという連絡が来ました。

これは、ひょっとして何かに導かれてるのか・・・。なんて思いながら、講座に参加したのですが、私の予想とは違い、個別セッションで前世療法をしてもらえる講座でありませんでした・・・。

講師の指導のもと、生徒が二人一組になってお互いに暗示をかけ合うものでした。もちろん、その前に暗示のかけ方について講師から説明があり、何回、暗示をかける練習もしました。

私が暗示をかけた相手は見事に前世を思い出しました。私が誘導文を読んでいると、突然涙を流し始めました。

そして、最後に「あなたが今回、生まれて来た理由は何ですか?」と問いかけると、泣きながら「家族を大切にすること」と答えました。

その後に、私が暗示をかけられる番になったのですが、私は、周りの音が気になり、暗示にかかることが出来ませんでした。

その時は、ただ残念だと思っていたのですが、後から考えると、相手の人が言っていた「家族を大切にすること」というのが、私に対するメッセージだったのかもしれないと思えたのです。

その理由は、前述した私の守護霊でもあり、一つ前の前世でもある修行僧からの「家族を大切にして欲しい」とのメッセージと重なるからです。

今回、私が生まれて来た目的は、家族を大切すること。シンプルですがそれが正解なのかもしれません。

それともう一つ、この時に霊能力者から大切なメッセージを伝えられました。相談が終わって、彼女の家を辞する時に、妻に「この人は、薬を止めないとダメになる」と伝えたのです。

私は、後からこのメッセージを聞き、思い切って断薬をすることを決意しました。断薬など本来は危険な行為なので、医師に相談する必要があります。

医師に相談すれば、断薬は止められたでしょう。良くても減薬からの開始を指示されたはずです。

しかし、私は、抗うつ剤の副作用に苦しんでいたこともあり、思い切って医師に相談もせずに実行してしまいました。

私の、うつ病が改善に向かったのは、この時の断薬のおかげだったと信じています。あのまま、抗うつ剤の服用を続けていたら、今でも、うつ病の症状に悩まされていたかもしれません。

それだけ、抗うつ剤の力は強いのです。病気を治すための薬で、病気の回復が遅れる。矛盾していますが、これは事実だと経験から実感しています。

やはり、薬と医師は病気を治すための1つの手段。補助でしかなく、病気を治すのは、あくまでも自分自身なのだと強く思います。

「家族を大切にする」こと、そして、「抗うつ剤を止める」こと、この二つが霊能力者から伝えられた大切なメッセージだったのです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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