うつ病を治す方法(内観法+α)
こんにちはトクです。本日もお読み下さりありがとうございます。
今回は、うつ病を治す方法「内観法+α」について書いてみたいと思います。
内観法はちゃんとした医学的根拠がある治療法です。
でも、それだけのご紹介では面白くないので、内観法に変わる簡単な方法も、最後にご紹介したいと思います。
うつ病の治療の一環として「内観法」を勧められる場合があります。
私も、最初の入院中にドクターから言われて、この内観法を試したことがあります。
自分の家族、祖父母、父母に対して
①してもらったこと
②して返したこと
③迷惑をかけたこと
この3つを年代ごとに分けてノートなどに書き出す作業です。
年代ごととは、たとえば10歳から15歳まで。
15歳から20歳まで。
20歳から25歳まで。
と言うふうに5年ごとに分ける場合もありますし、小学校低学年、高学年、中学生と分ける場合もあります。
10歳未満の記憶は、あまりないのが普通なので、10歳以上から始めるのが良いでしょう。
以上が一般的な内観法ですが、内観法にも色々とあって、1週間から2週間も個室に篭って行なう内観法もあります。
私が経験した内観法は、1週間かけて、ノートに先のことを書き出すものでした。
内観法としては、ごく簡略化したものでした。
内観法を行ってみると、よく分かるのですが、祖父母、父母に対して、自分がしてあげたことが思い出せないんですね・・・。
思い出せないと言うよりも、実際に「してあげたこと」ことなど最初からないのかもしれません。
私には祖父はなく、父は身体障害者で外に働きにいけなかったので、主に生活を支えてくれたのは祖母と母です。
それでも、父がいなかったら、私は高校にも行けなかったと思います。
「してあげたこと」が書けないのは、もちろんなんですが、この時は、してもらったこと、迷惑をかけたことさえ、ほとんど書けませんでした。
これは、抗うつ剤の影響で頭が回らなかったせいもあると思います。
内観法の目的とは、「感謝の気持ち」を思い出すことです。
こう書くと、うつ病ブログなる人は、感謝の気持ちが足りない人。
そう思われるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
うつ病になると様々なことができなくなります。
その内の1つに「感謝の気持ち」を持ちにくくなることが挙げられます。
「感謝の気持ち」がないから、うつ病になるのではなく、うつ病になったから「感謝の気持ち」を感じづらくなったのです。
「感謝の気持ち」は、心を癒してくれます。
本格的に内観法を行うと、その場で号泣する人も出てくるそうです。
感情の解放ですね。
感情が解放されて、心が「感謝の気持ち」で満たされると、うつ病は確実に快方する方向に向かいます。
ただし、内観法にはデメリットもあります。
それは、ある程度の時間を確保しなければならないこと。
それに、専門のドクターまたは、専門に内観法を行う研修所などに行かなければならないという点です。
仕事が休職中で、時間がある方は、1度試してみるのも良いと思います。
ここで、そんな時間もなければ、やる気も出ない。そんな方達におすすめの方法があります。
内観法の目的は「感謝の気持ち」を持つことでしたね。
だったら内観法にこだわらなくても、「感謝の気持ち」さえ持っことができれば良いわけです。
感謝をする時には、どういう言葉を使うでしようか?
もちろん、「ありがとう」ですよね。
「ありがとう」でも「ありがとうございます」でも、どちらでも構わないのですが「ありがとうございます」の方がより効果的なようです。
何に対して効果的と言えば、それはもちろん「感謝の気持ち」を持つことです。
感謝するから「ありがとう」と言う。
その逆もまた真なりで、「ありがとう」を言うから「感謝の気持ち」が起こるんです。
これと同じことに、可笑しいから笑う。笑うから可笑しくなる。があります。
これは、なかなか信じ難いかもしれませんが試しに「ありがとう」を100回唱えてみてください。
声に出して言う必要はありません。
心の中で唱えるだけでOKです。
実際に試してみるとよく分かるんですが「ありがとう」を唱えていると心が落ち着いてきます。
心とは、相反する2つの思いを同時に持つことことができません。
だから「ありがとう」を唱えている間は、不安感、恐怖感、焦燥感。それに怨みや妬み、嫉みも感じることができないんです。
逆に、不安感、恐怖感、焦燥感。
それに、怨みや妬み、嫉みの心が起きて来た時に「ありがとう」を唱えれば、これらの感情は自然と消えて行きます。
今回のまとめです。
うつ病を治すには「感謝の気持ち」を思い出すこと。
それが自分の心を癒すことになる。です。
私は内観法を試して、華族になにもして返したことがないことに対して自己嫌悪に陥ってしまいました。
しかし、自己嫌悪になる必要などどこにもないんです。
人間は生きてるだけで、かならず他の誰かの役に立っているんです。
たとえ今はそう感じられないとしてもです。
生きてるだけで、役に立っているのだから、すべての人間は「生きてるだけで100点満点」なんです。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。