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「うつ」だから知ったこと

うつ」になって知った

こんにちは、トクです。入院したりしていて久しぶりの投稿になります。

本日は、うつ病になって知ったことを徒然なるままに書いてみたいと思います。

うつ病になって知ったこと。それは、人の優しさ、温かさ、そして冷たさ、怖さ・・・。

世間の冷たさ、厳しさ・・・。

うつ病になる前は、精神的な病気でやすむ人間は齢人間たと決めつけていました。

弱いから仕事から逃げるのだと・・・。

そして、能力のある人間は決して、うつ病などにはならないと思い込んでいました。

杉やヒノキの大木が一番強いと思い、そういう大木になりたいと思っていました。

でも違った・・・。杉やヒノキの大木は台風で折れることもある。

しかし、台風の強風にも負けない木があった。

それは柳の木。柳の木は、見た目は細くて頼りないが風で折れることはない。

東風が吹けば、西に傾き、北風が吹けば南になびく。根さえしっかりと張ってさえいれば、目に見えるところは細くても構わない。

問題は根をしっかりと張ること、あとは枝葉末節。

人は上辺じゃわからない

うつ病になって知ったこと。それは、人は上辺じゃわからないってこと。

仕事がバリバリできた頃は、優しかった人間が、うつ病になった途端に冷たくなった。

自分にとって利益になる人間には当たりが良いが、利用価値がなくなればそれまで・・・。

手のひらを返したように冷たくなる・・・。

トクちゃん、トクちゃんと、可愛がってくれた先輩が、うつ病になった途端に廊下ですれ違っても、目も合わせなくなった。

自分の有能な部下は可愛いがるが、うつ病になった人間はもう用済みだ。

その反対に、うつ病になる前は、仕事が出来ない駄目人間だと思っていた人間が、親身になってくれた。

うつ病の自分をそのまま受け入れてくれた。決して駄目人間なんかじゃなくて、人と争ってまで出世を望まない人間だと知った。

出世やお金だけで繋がった関係は脆いものだ。

うつ病=ポンコツ=使いもにならないとレッテルを貼られる。

うつ病にさえならなけば、今頃は課長になっていたかも。いや、もしかしたら部長になっていたかも。

そのぐらい自分に自信があった。

今考えると笑ってしまうが・・・。

「うつ」で失ったもの

うつ病になったことで、公務員という安定した職業とステータス。

そして、お金を失った。

うつ病に奪われたものはたくさんある。

でも、失ったものだけしゃなくて得たものあった。

それは、お金じゃ買えないもの。目には見えないもの。

うつ病になる前に、気がつけば良かったのにと思います。

でも、頑固な私は、うつ病にでも、ならないと気がつけなかったのかもしれない。

うつ病になる前の、仕事は出来るが、薄っぺらい人間から少しは厚みのある人間になれたかも。


そうすると、うつ病もなかなか捨てたものじゃないかもしれない。

正直に言うと、うつ病バンザイ。うつ病ありがとう。とまでは言えないが、うつ病も人生の隠し味としては、なかなか捨てたものじゃないと思います。

これからは、柳の木や竹のようなしなやかさを持てるように努力して行きたい。それが、より良い人生を送ること。

より楽に人生を送ることになると信じるから。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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