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映画「君の根は。大地再生にいどむ人々」を見て  2週間チャレンジ⑤

ドキュメンタリー映画「君の根は。大地再生にいどむ人々」を見ました。前から見たくて、やっとタイミングが合って見ることができました。上映のあとには、この映画を日本に紹介した「メノビレッジ長沼」のレイモンドさんと荒谷明子さん、大麦を育てるところからビール造りに取り組んでいる「RIKKA」の代表・鈴木さんのトークショーもありました。

肥料も農薬もいらない農業で大地が再生し、今の異常気象の問題も解決に繋がるというリジェネラティブ農業(大地再生)。土を育てることで、すべてが解決するということに驚くとともに、めちゃくちゃ感動しました。農業の話なのだけれど、生き方や在り方、人との関わり方やコミュニティ作りにも繋がっていて、とっても深い話でした。ただ、確かに深いし、本質を突いているのだけれど、そこには「ねばならない」という縛り付けや、押し付けるようなものは一切ありませんでした。不安や恐怖を植え付けるようなものもありません。むしろ軽やかで、光のようなふわっとしたエネルギーと希望がスクリーンからは感じられました。映画に出てくるリジェネラティブ農業を実践している方たちの畑の土の中は、本当の意味での共生、多様性が自然とでき上がっていて、自然の摂理ってすごいと思いました。私たちもこの自然の中で生かされている存在なのだとあらためて感じました。そして、農業を実践している皆さんが、ただそこにあるものを観察することを大切にしている感覚も素晴らしいと感動しました。これって、子育てや仕事にもつながること。いろいろなことを一度に教えられたような、でもどこか清々しい気分で帰路につきました。

すべての解決は足の下にある。土の中にある。
リアルな足元も、気持ちの足元も、どちらもじーっと観察してみます。つい、頭でっかちになってしまいがちだからこそ、きちんと大地に足をつけて、大地を感じ、軽やかで在りたいと思いました。そして、小さくてもいいから、庭が欲しくなりました。



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