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<知っておくべき>家庭における火事対策 第三十七回 浸水したEV(電気自動車)が引き起こした住宅全焼火災について

家庭での火事を予防するためのシリーズ第三十七回。
今回は「浸水したEV(電気自動車)が引き起こした住宅全焼火災について」の話です。


アメリカで巨大ハリケーンにより一度浸水した電気自動車が、数日後に車庫で突然出火してそのまま住宅が全焼したというニュースが日本のテレビ局のyoutubeチャンネルで紹介されていました。
「20cmくらいの高さで車が浸水したら後日出火した」との事。

上記の動画でも解説されているように、「一度浸水した電気自動車は数日間は自宅から離れた場所に停めた方が良い」との事ですが、一度電気系統に水が入った電気自動車はその後も突然ショートや出火を起こしかねないので、きちんとチェックや整備をしてもらった方が良いでしょう。

最近は日本でも河川の氾濫により住宅や車両が浸水被害を受ける事がしばしば起きてしまいます。
上記の動画のように電気自動車に乗っている家庭では浸水被害に遭ったら自宅が燃える事がないよう注意しましょう。
電動バイクや電動アシスト付き自転車も同様に浸水時は注意が必要です。

電気自動車のみでなくガソリン車も一度浸水した物は電気系統がショートを起こしたり、場合によっては走行中に出火を起こす事があります。


<浸水した住宅は壁コンセントや電源タップも交換しないといけない>

一度床上浸水をした家の場合は住宅内の電源タップや壁のコンセントの交換などをしないと、泥やその他などのコンセントへの混入やコンセント内部の腐食により、将来コンセントやタップから出火して住宅が燃える場合があります。

消防庁のサイトでも紹介されていますが、「水濡れした電源タップや壁コンセントは火事の原因になるので必ず交換するように」を必ず守りましょう。

電源タップや壁コンセントは浸水被害以外にも日常の生活において水濡れさせてしまう場合があります。
それについてはまた別の回でご紹介します。



家庭における火事対策シリーズの第一回目はこちら
自分の大切な物や家、自分や家族の命を守るために一回目から順番に読んでいきましょう。

<知っておくべき>家庭における火事対策 第一回 序章


次回は「コンセント水濡れが火災を起こす」です。