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なりすまし行為は国が厳罰化をする必要あり

軽い気持ちでSNSで他人になりすます人は後を絶ちません。
しかしなりすまされた人や会社にとっては、その行為で大きな損害を受ける事もあります。

今後国がなりすまし行為に対しては厳罰化し、また個別のSNSサービスでもなりすまし行為を行った者に対してはサービス運営側が多額の罰金を請求するよう法律を改正すべきだと思います。

・SNSやサイトでなりすまし行為を行った者に対しては、5年以上の懲役刑やそれなりの罰金刑を課す(窃盗や強盗などと同等に非親告罪)
・個別のSNSサービスでもサービス運営側がなりすまし行為を予防するため、「なりすまし行為を行ったユーザーに対しては100万円以上の罰金を請求する」という規約を必ず設定し、こまめにそれをユーザーに提示する事
・上記に違反するサービス運営会社に対しては5億円以上の罰金刑やそれなりの期間の業務停止を課す
・なりすまし被害を救済するサービスを国や運営は用意する
・学校教育でも繰り返し「なりすましすると重い罰を受ける」というのを生徒に知らせる

という感じに。

<なりすまし行為によってクリエイターの将来がおびやかされてしまう事がある>

SNS上でクリエイターが失言をし、それによって印象が悪化したり今後の仕事や作品の売れ行きに影響が出るなら自業自得です。

しかしなりすまし犯がクリエイターの知らないうちにSNSでアカウントを作り、クリエイターになりすまして失言をいくらかした後にアカウントを削除されるとどうしようもありません。
それがデジタルタトゥーみたいな感じでネットに転載された物が残り続け、そのクリエイターの印象悪化や今後の作品の売れ行き低下をずっと引き起こす事になりかねません。

有名な人なら本人や出版社の否定で解消できても、マイナーなクリエイターだと「自分ではなく、なりすましがやった事」といくら言っても信じてもらえない事に。


Xは誰もがやっているわけではなく、Xをやっていないクリエイターも多くいます。
そのため、「自分の知らないうちになりすましアカウントがXで登場し、失言を繰り返していた」なんて恐ろしい事も普通に起こりえます。
そしてある程度印象が悪化したらそのアカウントを消して逃げられると。


なりすまし行為によっていかに簡単にクリエイターの印象が悪化して将来が脅かされるか、国やSNSの運営元は真面目にそれを受け止め、なりすまし対策をきちんと行うべきだと思います。

「漫画家になりすまして勝手にインタビューに答えていた」という変な事も過去に実際にあったようです。


<ゲーム関係であったとんでもないなりすまし行為>

私が聞いた話では、ゲーム関係でこういうなりすましもあったようです。(また聞きです)

フリーとして公開されているゲームをなりすまし犯が「自分が作った物」という事にしてパブリッシャーに見せ、商業版を出すとかでいくらかの開発サポート金(最近パブリッシャーはこういうのをよくやっている)を受け取った後、そのまま連絡を絶って金だけ持ち逃げされたというやつです。

フリーとして公開していた実際の製作者の元にパブリッシャーが後日連絡を入れると、結局「なりすまし犯と契約してしまった」という事がわかって消えた金はパブリッシャーがそのまま負担する事になってしまったようです。
額を聞いてないのでわかりませんが、数百万、場合によっては1000万円以上渡してしまった事も。

開発サポート金を出すなら、本当にそのゲームの開発者かどうかはきちんと確認すべきです。
漏洩を恐れてプロジェクトファイルをパブリッシャーに提出する事を拒否するゲーム開発者もいますが、その場合もビルドファイル内で特定の操作をするとパブリッシャー名が画面内にでかでかと表示される、みたいなのを入れたバージョンを提出させるなど、いくらでも開発者本人かどうかの確認策は用意できるでしょう。


日本のフリーゲーム掲載サイトで公開しているゲームを外国人が勝手に「自分が作った物」みたいに外国のパブリッシャーに売り込み、同じように開発サポート金をゲットするという事も今後起こりかねないと思いました。

国内のパブリッシャーはもちろん、海外のパブリッシャーもくれぐれもなりすまし犯と間違って契約しないよう、「本当にこいつはこのゲームの開発者なのか?」は確認作業を厳重にすべき。

最近の国内フリーゲームは英語やその他の言語も収録してしまっているのもありますが、そういうのはいつの間にか海外で知らないうちに「このゲームは私が作った物です」と悪用されかねません。

日本で公開するゲームはあえて言語で外国語は選択できないようにするなどして対策しておくべきではないでしょうか。