胃の不調時にはどういう生活をすべきか?
記事の見出し画像はみんなのフォトギャラリーから画像を使用させていただきました。
現代人はたびたび胃の不調に悩まされる人も多いです。
ストレスはもちろん、胃の調子を悪くする糖分の取り過ぎや睡眠不足、その他色々な要因が関わっています。
胃の不調の時はどういう生活をすべきかを今回記事として書いてみたいと思います。
<興奮する事を減らす>
ストレスや興奮時には自律神経の関係で胃酸の分泌が促進されたり、胃を守る粘液の出が悪くなるため胃が傷ついていきやすいです。
胃粘膜に炎症や潰瘍が起きている人はストレスになる事や興奮する事はできるだけ減らさないと治癒が進みません。
ゲームや音楽、映像でも興奮が激しい物は胃に悪いし、性的な事で興奮する事でもやはり同じように胃粘膜を傷めていきます。
胃の不調の人はこれらはいずれも控えるように。
胃の調子が悪い時にゲームやその他の事で興奮したり、Hな事で興奮してたらその度に胃粘膜にさらに傷がついてなかなか治らないのです。
胃の不調時はストレスや興奮の時間をできるだけ減らし、のんびりした気持ちでいる時間を増やすようにしましょう。
<糖分が多いお菓子やジュースなどを控える>
糖分の多いお菓子やジュースが胃の中に入ると、過剰な糖分で胃酸がより多く分泌されたり、胃の活動を途中で邪魔してより消化に時間がかかるようになってしまいます。(糖反射により胃の活動の停止が起きる)
胃粘膜に炎症や潰瘍が起きている場合は糖分の多いお菓子やジュースは極力飲食しないようにしましょう。
<その他の食事の注意点>
塩分の多い物、脂肪分の多い物、カフェイン、辛い物なども胃には悪いた
め、胃の不調時にはこれらの摂取も控えるべきです。
消化に時間がかかるほど胃はより多く胃酸を出したり、胃自体が何度も消化のために動いてしまいます。
胃が良く動くほど炎症や潰瘍の部位の修復が遅れます。
消化に時間がかかる食材は使用しなかったり、煮込むなどの調理法で柔らかくして消化しやすくするという工夫を。
また食べる時はよく噛んで食べると消化時間を短くできます。
ナッツなどの固い物は歯で細かくかみ砕いても消化に時間がかかるので、しばらくは食べないように。
<量を食べ過ぎない>
胃の不調時は、栄養不足にならない範囲で普段よりは食事量を減らしてより短い時間で消化が終わるようにすべきです。
量を食べるほど消化にかかる時間が増えていき、それは胃の負担となってしまいます。
より多く胃酸が分泌されたり胃が動く事になるので、量が多い食事は炎症や潰瘍が起きている箇所の治癒を遅らせてしまいます。
<胃の不調時は腹持ちの良い物は食べてはいけない>
パスタは腹持ちの良い食べ物としてよく知られていますが、こういう「胃に長時間残り続けてしまう」という食べ物は胃の不調時は食べないようにしましょう。
胃に余計な負担をかけてしまいます。
パスタ以外にも焼きそばやラーメン、うどんでも腰のある麺などは胃に長時間残り続けます。
また玄米はもちろん白米も量を食べ過ぎると長時間残り続けるため、胃の調子が悪い時は白米の量も普段より減らすべきです。
<間食をやめる>
胃に何か物が入るとその度に胃酸の分泌が促されたり胃の運動が始まってしまいます。
胃の不調時は間食はやめ、お腹がすいた時はあまり胃を刺激しないぬるいお湯や少し温めた低脂肪牛乳などを飲むように。
水分不足にならないよう水分は適度に摂りましょう。
<空腹も避ける>
空腹時は胃酸と胃粘液のバランスが崩れて胃壁に傷がつきやすくなります。
空腹の場合は先ほども書いたように、あまり胃を刺激しないぬるいお湯や少し温めた低脂肪牛乳などで少しお腹を膨らませるように。
<冷たい物や炭酸飲料は飲食しない>
アイスや冷えたジュースなどの冷たい物は胃の中に入るとその冷たさが胃壁を刺激して胃酸をより分泌させる事になります。
胃炎や潰瘍が起きている箇所にも冷たい物が触れるとそれが刺激となって胃に痙攣を起こしたりも。
胃に炎症や潰瘍が起きている人は冷たい物は飲食しないように。
炭酸も胃の粘膜修復中の人には炎症や潰瘍箇所に余計な刺激を起こすのでおすすめできません。
<睡眠をしっかり取る>
睡眠が不足すると自律神経が乱れてしまい、胃を守る粘液の出が悪くなって胃粘膜が傷つきやすくなってしまいます。
<脳を疲労させすぎない>
脳が疲労状態でも睡眠不足と同じように自律神経が乱れて胃酸と胃を守る粘液のバランスが崩れて胃が傷付きやすくなってしまいます。
スマホの触りすぎや、本や雑誌、漫画などの読みすぎなどは脳を疲労させてしまいます。
それらの時間を減らし、頭をしっかり休める時間を増やすように。
睡眠不足や脳疲労は胃が不調で無い場合も脳の方の嘔吐反射を誤作動させ、それで吐き気が起きる事もあります。
<体はあまり動かさない>
胃の調子が悪い時は運動は控えましょう。
運動をすると胃の活動が活発になり、胃酸の分泌が促されたり胃がよく動いてしまいます。
普段は消化を進める行為になる運動ですが、胃の不調時の運動は修復途中の胃粘膜を傷めたり治癒を遅らせる行為になっています。
<悪い姿勢を見直す>
仕事や勉強などでデスクワークの時間が多い人は、その姿勢によって胃に負担がかかっていないか注意してみましょう。
胃を圧迫する前かがみの姿勢になっていないでしょうか?
背筋をピンと伸ばした姿勢でないと胃の調子を悪くしやすいです。
椅子に座っている時に足を組むのも胃に余計な負担をかけてしまいます。
<普段からも胃の調子を悪化させない生活を>
胃の不調時は上記の通り色々な事に気を付けて胃粘膜の修復を少しでも早く進めるのが大事です。
粘膜の修復が進むにつれてその箇所での胃粘液の分泌量が増えていき、胃の不調も軽減されていきます。
また胃の調子が戻ってからも、普段から胃を傷める糖分の取り過ぎや塩分過剰、脂肪分の取り過ぎ、その他の色々な事に注意すると胃が不調になる事が今後減るでしょう。
もし生活や食事を見直しても胃の調子がずっと悪いままの人の場合は通常の炎症や潰瘍とは別の胃に何らかの病気が起きている可能性があります。
その場合は病院での検査もきちんと行う事をおすすめします。