見出し画像

ハワイの恋が終わり苦しみの先に、悟りへの道が開けた 52

七章 52 苦しい人へ

嫌な目に遭ったら誰だって凹むし、病気にもなる。その気持ち、わかる。これ以上生きていたくないって、瞬間思ってしまうのある。だってこの痛さから逃れたいもの。

もしも、腹を割って話せる人が居たら、話そうよ。プライドとか恥ずかしいとか、そんなことよりもまずアウトプット。聴いてくれる人全員に話そうよ。りさはそうした。相手が聞きたそうでなくとも、話したら止まらなくなって、全部話した。話しているうちに、上手に話せるようになった。だから精神的に病気にならなかったのだと思う。いや、少し病んでいた。

話す相手がいない人いますか?

そういう人、いっぱいいると思う。そんなに、密に人と繋がってないことはあるし。突然同僚に悩みを打ち明けたら、引かれてしまう。馬鹿だと思われるし、重いと思われるし。本当に話せるヤツ、なかなかいない。というの、わかる。普段、話もしていないのに、突然話だしたらそれこそ気がおかしくなったと思われる。そうだよね。じゃあ、声に出して自分に話してみない?家に人がいたら、車の中とか人気のない公園に行くとか。お悩み相談に、電話したっていいじゃない?勇気がないかな。でも、悩みは声に出してみて。何かが変わるから。

私の苦しみは、1年で楽になったと思っても、そのあとずっと引きずった。精神世界のこと、仏教の空、非二元、心理学、脳科学などいろいろ学び、悩み苦しみのシステムが少しわかってきても、胸の奥にうずく苦しみが残っていた。それを和らげる一つの方法は、悩みや苦しみが起こった時に、自分の感情を見てみる。その感情を感じるきることが大切だった。ポジティブ思考でいないといけないと思っている人が多い。それは違う。生きていれば失敗、事故、人とのすれ違い、ねたみ、様々な予期できない出来事が起こってしまう。それすらも、自分で作っているとも言えるのだが、だからこそ自分で解決できる。はず。

苦しい感情、胸の痛み、胃のしめつけられる痛み、石があるかのような、硬い肝臓。それらを感じてみて。

泣けたら涙を流して。声に出して泣けたらすごく良いよ。悔しかったら枕を投げて。

しばらくしたら疲れるから、止まる。投げたい気持ちが終わる。

そしたら、あー私は頑張ったな。こんな経験をよく乗り越えたな、って自分をほめる。

このような作業を繰り返してみる。
まだまだ終わらない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?