本日の薪ストーブ料理10
ああ、やっと
今年の餅仕事がおわった。
30kgくらいついたんじゃないだろうか。
1月2月と
寒いうちはもうしばし
餅仕事が続くのだけど、
ひとまず年内の、
お正月のお餅の発送が終わって
ちょっとほっとしているところ。
餅仕事の最中はよく餅をたべる。
朝ごはんに、こばらに、昼ごはんに、夜食に。
ひょいとつまんで
薪ストーブに乗せる。
そのままだったり、
お醤油つけたり、
パスタソースをぬぐったり。
(これがとても美味しい)
昨日は牡蠣鍋にいれていただいた。
とにかく冬の食卓には
餅がどんどん侵食してくる。
お正月の前に
こんなに餅を食べて
いいのだろうか、と
一抹の不安を覚えるも、
毎年結構な餅をたべている。
おいしいなあ、うちのお餅!
前置きが餅ばかりになってしまったけれど、
本日の薪ストーブ料理、です。
(餅ではありません)
若い頃ほどでもなくなったけれど、
パンもすき。
若い頃と変わったのは
焼きより
蒸しがすきになったことだろうかな。
蒸しパンという意味ではなく、
パンを焼くのではなく、
蒸してたべる。
パンは買ってきたもの。
一時期、なんとかかんとか
パンを自分で焼いていたこともあったけれど、
美味しいパンを焼く
パン屋さんの友人がいるので
自分ではもう
作らなくていいと思い至った。
食べる前に、
昔は季節問わず
リベイクして食べていたのだが、
(でも夏は蒸しより焼きの方が好き)
乾燥している季節のせいもあってか、
冬は断然蒸しが美味しい。
もっちりとして、
焼きより香りが立つ感じがする。
むかし、
夫がヤフオクで落とした
古い杉の蒸し器に
ベーグルとスライスしたパンをいれる。
煮立った鍋の上にセットして
待つこと数分。
蒸気の中に
ほこほこもっちりになった
パンたちが、
湯気を全身から醸し出して
鎮座している。
その様に、
なんかわからないけれど
生まれたてや!
と毎回思ってしまう。
あっちっちの
生まれたての彼らをつまんで
そぉっと取り出すと、
ベーグルはむっちり、
スライスしたパンは
首が座っていなくて
ぐらんぐらんしている。
この熱々のに、
お皿などに盛る前に
まずは一口かぶりつく。
出汁でもでてきそうなくらい、
じわ〜〜〜っと
パンの芳醇な旨みが口中に広がる。
これは焼いたパンでは味わえない。
お皿に乗せてしまうと
パンが緊張して(冷えて)
蒸したての様相とはちょっと変わってしまうので、
熱々のまま、
お行儀のことなんかは忘れて、
まずは一口かぶりつくのだ。
滋味深いって
こういうこと?
口福の
温泉来たる
蒸したパンかな。
(センスなし)
冬のわたしに
沁みる蒸しパン、
とってもおすすめです。
ちなみに今日のパンはこちら。
友人が営む
hibinoの
プレーンベーグルとhibinoパン。
ごちそうさまでした。