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本日の薪ストーブ料理11

今年も残すところ
あと2日。

今日から始まった大掃除は
出口の見えないトンネルのようだ。
嘘やん。
今日からってなに。
と呆然としつつも
朝から夫婦で大掃除に勤しむ。
合間に、そろそろお節の準備も。


そう、
お節だって
薪ストーブ料理、です。

毎年たいしたものは作れないのだが、
3年ほど前からお重に詰めるのもやめて、
できるものをできるだけ。
だってなんかお節って冷たいし、
あたたかいもの食べたいし、
(冬だし)
で、
作るものが数品になった。

といっても外せないのは田作り。
なんといっても農家だし、
豊作祈願の田作りレシピは
つばめ食堂のふーみんのもの。

ベタベタしてる田作りは苦手なので
ぽりっとさくっとしているタイプ。
フォンダン、とかいうそうだ。
ごまめのフォンダン。
なんとオシャレな。


お雑煮は母の味。
鶏出汁に薄口醤油とお塩のシンプルなもの。
具材は青菜と大根と人参など。
移住してからは
地域の美味しい地鶏の鶏ガラが手に入るので
薪ストーブで出汁をとる。
地元・下郷農協の「おおいた冠地どり」は
臭みも全くなくて本当に美味しいのだ。



それから
さっぱり担当の
紅白なますに筑前煮。
あとは箸休め的な卵焼きに(伊達巻きでなく)、
茶碗蒸し、五目おこわ、鹿肉のロースト、
与力があれば芋きんとん。
数の子と黒豆は義母からいただく。
あとはその都度
なにかあたたかいものを。


レストランサルディナスの
りっちゃんのレシピで、
我が家の冬レシピの殿堂入りをしたのは
なんといっても
牡蠣のオイル漬け。
本当はもっと早くに作って
熟成したいところだけれど、
ようやく仕込んで今日から冷蔵庫で寝かす。
出来立てももちろん
美味しいのだけれど、
寝かせた方が
さらにまろやかになるのだ。

夫は年末恒例の
消防の夜警に出たので、
ひとり味見をしよう。
仕方ない。
味見って大事だ。
ぷっくりとした牡蠣を
ひとつ、口に放り込む。


うふふふふふふ。
思わず破顔する。


なんともクリーミーな牡蠣の旨味に
ニンニクオイルが食欲をそそる。
もうひとつ、といきたいところだけれど、
ここはぐっと堪えて
箸を置く。

このまま食べるもヨシ、
白菜と蒸し煮にするのもヨシ、
パンに乗っけたり
ポテトサラダと食べるのもヨシ、
餅とだって食べるのもヨシ。
そしてあまったオイルでつくる
パスタの美味しいこと。


お正月を皮切りに
牡蠣のオイル漬けを
仕込むのが
冬のたのしみになった。
今年は何回仕込むかな。

早くたべたい。


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