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ご飯を炊く鍋
急にご飯を鍋で炊くことにしてしまった。
面倒くさいよね?
炊飯器持ってるよね?
夜中にyoutubeで見たら欲しくなった。
実家にいた時は鍋でご飯を炊いていたので
炊き方には自信があった。
でも続けていけるかな?
物を減らしたいって言ってるクセに
安くもないこの鍋が自分にとって
本当に必要なのか迷った。
でもダメだった。
一度欲しいと思ったら気持ちは変えられない。
「この鍋で炊いたご飯を食べてみたい」
そればかり考えるようになってしまった。
お店に見に行ったら
良かったのか悪かったのか安くなっていた。
店員もやたらに勧めてくる。
それでも私は迷う…
だって、あってもなくてもいい物だったから
やめるべきなのになんで買おうとしてるの
だろう?
欲しい理由は
「旨いご飯が食べたい」
それだけだった。
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この鍋でご飯を炊くようになってから
楽しくなった。スイッチひとつで平凡に米を
炊いてくれる事に慣れてしまって
自分ではなんの責任も負ってなかった。
今は火加減から、蒸らしの時間
蓋を開けるまでドキドキして仕方ない。
買ってよかったと私は思う。
「この人に買われてよかった」
鍋にそう思われたいので大切に使っている。