お正月を気持ちよく迎えてほしい!そんな気持ちで出張床屋に行って来ました。
こんにちは、浜松市天竜区佐久間町の オールディーズが大好きな理容師
乗本和男です。
3年前に60歳という年齢で、施設に入ってしまったお客さん。腰の持病が悪化して手術をしたんですが、軟骨が足首の神経を圧迫し、全く足首が動かなくなってしまったんです。リハビリをやっていたけど、成果は上がらず、車椅子生活を施設内で過ごしていたんですよね。
僕も仕事柄、情報は色々と入って来て、もうあの人は浦川に帰ってこれないだろうというお客さんがほとんでした。その理由ですが、車椅子では、昔のながらの段差が多い家では、生活ができないと考えていたからです。つまり車椅子生活では、不便が多すぎて生活できないということなんですよね。
それでも足首以外はとても元気なんで、どうしても実家に帰りたいという希望が強かったんです。そこで、実家の近所に住む左官屋さんにお願いして、車椅子が通れるように、玄関まで入れるように工事をしてもらったんですよね。玄関に入ったら、土間から玄関ホールまで車椅子を持ち上げる介護用のリフトがあり、そこに車椅子を乗せて玄関ホールまで持ち上げるんです。
2階屋ですが、1階だけを使い生活をしているんですよね。
そんなお客さんに呼ばれて、出張床屋に行って来ました。3年ぶりにあったお客さんは、施設に入る前と変わらないくらい元気でした。ただ歩けないということで、不便をしているのですが、これだけの介護用品がしっかりと備えてあれば生活は十分できますよね。
それに面白かったのは、車椅子での生活で掃除はどうするんだと思っていたら、ルンバがあるから大丈夫って言ってました。食事はコープの宅配などを使っているので不便はないみたいです。
ただ施設でリースしているシニアカーを使い、散歩にで帰る時は、自宅がある狭い地域しか行くことができなので、それが難点だと言ってました。
でもこうやって介護用品を使い自立できるのは、本当に嬉しいですよね。お客さんも自宅に帰って来て、生き返ったようだと言ってました。
今度は自動車の運転にも挑戦していきたいと、元気な声で教えてくれました。また髪の毛が伸びたら連絡くださいね。良いお年をお過ごしください。