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バレンタインに贈られたもの【その他】
「コロナですね」
あー、何となくそんな気がした。
通院しておいて心底よかった。
とんだバレンタインデーになったもんだ。
#挨拶文を楽しもう
#蒼広樹
#なんのはなしですか
#賑やかし帯
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2月11日
世間は休みだ。それを見計らうように娘が発熱した。
すわ、コロナかインフルか? と思っていたが、当の本人は至って元気。
発熱も微熱に留まり、予め用意していたクマのチョコレートキットで調理を楽しみ、「はい、パパ」とフライングでもらえたほどだった。
チョコレートはクランキーのような食感でなかなか美味だった。
これとは別に本命を用意しているらしい。
何だろう?
翌日、娘は解熱し、普通に登校した。
2月13日
体調がおかしい。関節が痛い。
熱が出る、それも高熱のときの感じだ。
結局この日は微熱に留まったものの、週末の予定はキャンセル。久々で楽しみだったけど、仕方ないか。
2月14日
微熱が下がらない。
関節痛は酷くなってきた。市販の風邪薬でごまかしていたけど、ちょっと怪しい。
数年ぶりに内科へ。
今も感染症対策として駐車場で待たされる。仕方ないけど、暖かい日でよかった。
検査の結果、コロナ陽性。
人生初コロナとなった。
でも、療養中の人間がそんなに接触あるか?
あ、ひとりいた。
え、これが本命のプレゼントってこと?
悪い冗談だわ。
帰って寝込むパパの部屋の戸を、当の娘がそっと開ける。
「これ、チョコあげる」
食いしん坊、明らかに食べたそうだ。
「ありがとう、先にママと食べな」
嬉しそうに戸を閉める食いしん坊。
ラズベリーやらビターやら良さげなチョコの名前が遠くで聞こえる。
ちなみに、まだパパの口には入っていない。
38℃の発熱でうなされる夜を過ごしたのであった。
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by とことこてー
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