うつ病とともに悩まされた痛み#いい歯のために
うつ病と診断されてから1年が過ぎた。
実はうつ病診断前から最近に至るまで悩んでいる病がもうひとつあった。
奥歯の痛みである。
今回はこの奥歯の痛みの顛末と壮絶?な治療を綴っていきたいと思う。
すでに治療を終えて銀の被せ物をした右上の奥歯。
思えば2年ほど前から、たまにしみるを通り越して痛むことがあった。
しかし、歯科で診てもらってもむし歯は見つからない。そんなことが数回続いた。
様子見が続いたある日、その手前の同じく治療済みの歯から被せ物が取れた。
すでにうつ病の診断を受けて休業を始めたタイミングであった為、すぐ診てもらったところむし歯が進行していた。
神経ギリギリまで削り、新しい被せ物を詰めてもらった。
そうか、痛い原因はコイツだったんだ。
それにしても詰め物に段差があるような?
しかし、翌々月に再び被せ物が取れた。
ひとまずもとに詰め直し。
しかしおかしいな。もうここの歯科とは10年の付き合いで腕は確かだ。何が起こっているんだ?
さらに翌々日、三たび詰め物が取れた。
さすがにおかしい。
診察してもらった結果、院長から衝撃の一言が出た。
「あ、歯が割れてるわ」
欠けるではない。
歯が文字通り縦に真っ二つに割れていたのである。
いつ割れたかはわからない。
2年前の痛んだタイミングか?
むし歯によるものか?
その治療によるものか?
続けて院長から説明があった。
「残念ながら抜歯になります。
抜歯後の治療はブリッジ、部分入れ歯、保険適用外のインプラントです。どうしますか?」
部分入れ歯はあり得ない。(衛生的に)
インプラントもあり得ない。(治療費的に)
ブリッジしか残らない。
「ブリッジでお願いします」
院長が応じた。
「わかりました。いずれにしても半年はかかる長い治療になりますので、よろしくお願いします」
ちなみにブリッジ治療を参考にAIで示す。
なかなかに長い闘いだ。
そしてブリッジ治療が始まった。
結論から言うと、月2回ペースで7ヶ月かかった。
そのほとんどが「歯を削る工程」である。
ざっくり言うと下記の通り。
神経除去
→神経代替材料注入
→土台穴削り(これがめちゃくちゃ時間かかる)
(ここまで工程2本分)
→ブリッジ型取り、ブリッジ作製
→ブリッジ装着
ようやく終わったのが今年の6月。
噛み合わせを調整し、ようやく完了した。
長い、長すぎる!
独身時代から通っている歯科で市を丸々1個またいだ車で片道45分の道のりを何回往復したことか。
しかし、闘いは終わったのだ。
これで日常生活に戻れる。
ところが、悲しいことに後日談がある。
ブリッジの抜歯した部分と歯茎の間にものが挟まりやすい。覚悟はしていたが、どうしても歯茎との隙間ができるのでこれは仕方ない。
歯磨きを徹底するしかないが、歯茎が痩せたら隙間は大きくなる。もし中に食べカスなどが入り込んだら、一体どうなるんだろう。
以上、現在に至るまでの奥歯との闘病を綴った。
今回の件はそもそも、むし歯にならなければ無用だった闘病である。
まだ健康な歯を維持している皆様へ、歯磨きの大切さと定期健診を喚起するものである。
痛いよ?面倒くさくなるよ?
歯だけではなくいろいろな体の不具合に繋がるよ?
みんな、歯は大事にしようね。
(了)