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言葉の遅れ〜言葉の数が増えない②〜

 前回の記事の続きです。
 幼児語を少しお話するようになったお子さんが、なかなかその後の言葉が増えてこないときの選択肢として、まずお子さんが「歌が好きか」が次のポイントになります。

 私たちの脳は、右と左、二つの半球に分かれています。多くの日本人は言葉は左半球の担当、右半球は音楽を担当していることが多いのです。言葉は全然しゃべらないけれど歌は好き、という場合、言葉と反対側の半球の発達のほうがより進んでいることが考えられます。

 音楽、特に歌を聞くのが好き、そういえば、メロディーは曖昧だけどなんとなく歌っているっぽい!?というときは、完全にこのタイプになります。  お子さんがこのタイプのときは、お家で音楽を聞きながら、たくさん一緒に歌ってあげましょう。

えっ、それだけ?と思うなかれ。歌のワンフレーズを聞いて楽しめて、メロディーや歌詞もそれっぽく歌えているお子さんは、それだけ長い時間の音の情報を処理する力がある、ということなのです。だから、いっぱい一緒に歌うのが良いでしょう。

 そしてもう一つ、ふだんの声かけも、なんなら全部抑揚たっぷりで話しかけると良いと思います。私は自分の子どもが乳児〜幼児期、こちらからの声掛けを替え歌やら適当な創作やらで、全て歌にして話しかけていたときがありました。普通に声掛けをしても今ひとつ反応がなかった我が子が、明らかに歌ってあげると反応が良いし、楽しそう!

 例えば絵本を読むときも、絵本って抑揚つけて読んだり、歌にして読んではまるもの、ありますよね?いろいろな場面で応用できると思います。ぜひお試しください。

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