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リアル70年代〜洋楽女子話㉔stuffとスパイロ・ジャイラ、アル・ディ・メオラ

音楽とは腐れ縁だったかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくはく無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けて、黒歴史が終わった後のころ。

私の無茶苦茶な音楽歴は、まだまだクロスオーバーして、フュージョンしていきます。笑
中3の夏ごろ。スタッフとスバイロジャイラ、アル・ディ・メオラなんかの話。

爽やかだったなぁ、フュージョンって、なる。笑

あと、勉強や作業がハカどる。笑
作業用BGM!とか、今若い子が言ってるけど、スタッフなんかは、マジでオススメ。笑

下の波乗り編で書いたように、サーフィン雑誌にも、レコード紹介のコーナーがあって、そこで見かけたクロスオーバー、後にフュージョンと呼ばれる人たちの音楽を聴き始めたのが、中3の夏休みころ。

下の記事にもあるJAZZ好きの叔父ちゃんと言う、強い味方がいたから、まあまあ聴いた。
同じくらいの時期。
フュージョン命の人に比べたら、大したことない、聴き方だけど。笑

波乗りからの何故かstuff

雑誌で読んで、何故か気になったのが、スタッフで。
夏休みに行った時に聞いてみた。「叔父ちゃん、スタッフって知ってる?」
叔父ちゃんは、そらまあ、知ってたし、
「なんで、そんなん好きなん?」って、返ってきた。
彼が言いたかったのは、多分
「他にも、色々良いレコードがあるのに、なんでわざわざスタッフなんか?」ってことで。笑

今、考えたら、それはわからなくもない。JAZZのメインストリームを走ってた人は、他にいっぱいいたし、叔父ちゃんは、そら皆んな聴いてるから。
でも、彼はちゃんと、イマイチどストライクでなくても、ちゃんと聴く、レコードを買う人だったから、アルバムの
『stuff』だけじゃなく、 
『more stuff』って、2枚目もちゃんと持ってて、カセットの両面がスタッフになってるのをくれた。この2枚が大好き。

何故stuff?
リチャード・ティー

何せ、リチャード・ティーのピアノと、スティーブ・ガッドのドラムが好きになった。ドラムは2人の音が聴き分けられてたかは、怪しいけど。笑
他の人の曲なんかでも、多分耳にしてて、好きだったけど、名前まで知らなかったし。レコードも買えない中学生は。
が、このレコードは、全部彼らの音だったし、叔父ちゃんは、パーソネルも書いてくれたから、わかった。
リチャード・ティーが、ガツガツピアノ叩く感じも好きだけど、優しくRhodesを弾く感じも好きで。
ドラムも同じ。柔らかく叩いても好きな、ガット。ここはツインギターと、ツインドラムだけど。
母体だったバンド名に、ソウルって入ってる時点で、やっぱり彼らはJAZZではなかったんかも?って。笑
それまでに、メンバーが参加したアルバムなんかも、ポップスやロック系の人が多い人たちだったみたいだし。
下の私の記事の、ブラック系の入り口に書いた、ヴァン・マッコイの
『The Hustle』に、メンバーの4人が入ってたらしく、「そりゃソウルとか、R&Bテイスト、ロック要素が入るよな」と、色々知った今ではなる。笑

ファーストアルバムの頭から、のんびりした雰囲気、懐かしい感じの『FOOT』で始まる。
この曲は、ギターが頑張ってる。笑
2人が違う音色、ならではの感じ。
ベースも好きだし。
が、まあJAZZ色は薄いかなぁ。

上の記事にもあるけど、叔父ちゃんは、年季の入ったJAZZオタク。
クルセーダーズが、JAZZクルセーダーズだった時代の時から、おそらくずっと聴いてるから、「なんで、クルセーダーズじゃなくて、スタッフなんや?」ってなるわな、と後にはわかった。笑
が、当時は何も知らないけど、アルバムの写真と、レコード評だけで、スタッフに興味を持った私には、そんなことは、知る由もなく。笑
当時、FMを聴いてた人は、懐かしの
『MY SWEETNESS 』(邦題いとしの貴女)。私は、そこまで好きではなかったけど。笑
が、甘い感じのエレピの音は、癒される。

ほら、懐かしくなったよね?笑
「軽音楽をあなたに」って、NHKーFM番組の。洋楽のアルバムをひたすら流す、私には神のような番組で。
今なら、ちょっと「著作権とか、大丈夫?」な感じだけど。笑
番組のオープニングだったし、多分アルバムの中で、一番JAZZテイストがある曲かも?な感じ。

次の
『DO YOU) WANT SOME OF THIS 』は、ちょっとファンク風味だけど、最後のほうで、ピアノをガツガツ弾くあたりは、また違う感じ。あのピアノパートが、大好き。
ベースラインが、ちょっとディスコ風味なのも、JAZZ好きにはダメだったんかも?笑

『HOW LONG WILL IT LAST』はちょっとロック寄りな感じ。
出だしから、そんな雰囲気の曲。

ここらあたりが、「フュージョンだけど、JAZZなんだ!」って感じが好きな人と、ロックも聴いてる人との境界線な気はする。確かにJAZZっぽくない曲が、結構あるなぁって。
が、私はそこが良かった。
ま、好みは人それぞれだから。笑

『DIXIE / UP ON THE ROOF』は夏の夕暮れにハマる、まったりした曲。
この曲も、ピアノが良き。
今の時期とか、ちょっと朝晩涼しくなってからも、良い感じ。
おやすみ前にも、どうぞな感じ。笑

モアスタッフ

2枚目も、全体的にまったり、ホッコリ感は同じ風味。歌まで歌うとは!ともなったけど。
ジャケットも、繋がりあって好き。
『THIS ONE'S FOR YOU』とかは、
スタッフらしい曲かも?
リチャードティーは、めちゃくちゃ忙しそうだけど。オルガンとピアノ弾きまくってるし。笑

で、彼らはスティービーが好きなのか、
このアルバムでは、
『AS 』(邦題永遠の誓い)をやってるし、
『Signed,Sealed,Delivered I'm Yours』(邦題涙を届けて)もカバーしてくれて、嬉しかったなぁ。
『AS 』(邦題永遠の誓い)のほうは、途中は曲から離れた感じになって、スタッフがやってる感が、好きで。
メロディーとソロもほぼずっと、キーボードがやってる。ギター2人もいるのに、笑とはなるけど、そこら辺の塩梅が私には良きところだったかなぁ。

『Signed,Sealed,Delivered I'm Yours』(邦題涙を届けて)
は、テンポがかなり早くて、途中からはオリジナルとは違う曲みたいになったりするけど。笑
ギターソロなんかは、ちょっとロック寄りな感じだけど、楽しくやってる雰囲気が好きかなぁ。
あと、ベースラインが好き。ベースがオリジナルとどう違うのか、一度検証してみたい感じ。
相変わらず、リチャードティーは、1人で、めちゃくちゃに忙しそうだけど。笑
色々忙し過ぎて、早くに亡くなったんか?ってなるぐらい、ピアノ弾きまくってる。

ボーカリストじゃない人の歌

で、実は好きなのが、歌入りの曲。
このあたりも、多分生粋のJAZZファンは、アカン感じ認定なのかも?笑

リチャードティーが歌ってて、ちょっと弾き語り状態になってる?笑な曲、
『NEED SOMEBODY』も好き。
お休み前に、聴くのに良き、ってなる。
一日お疲れ様って、自分に言ってあげたい感じ。不眠には良いかも?
が、リチャードティーは、色々やらなきゃで、忙し過ぎる。笑

一番好きな、『Love of Mine』。
歌ってるのは、ゴードン??調べてもなんだかハッキリしない。CDのサイトにも書いてないけど、多分ゴードン。
だとしたら、彼はベース弾きなので、わたしは、またベーシストが歌うのにハマってる。笑
当時は、当然誰かは全く知らなかったけど、こう言う声でトツトツと歌うのも、味があるし、和んだから、大好きだった。
サッチモが歌うのも、同じ味がある感じだから、好き。

久しぶりに、スタッフを、続けて聴いてみた感想は、ほっこりする。笑
ガツガツ弾いたり、叩いたりする人がいても、何だかのんびり感とか、ほっこり感があるアルバム。不思議だし、私だけかも?だけど。笑
カッチリしてない。タイトじゃなく、ちょっとルーズな雰囲気。
なんか、気の抜けるような、力が入ってない感じ。リズミカルな曲でも、なんか緩さがあると言うか。
テンポ早めの曲だと、ちょっとベースがブンブン言わせて、ディスコ臭が出るあたりも、私は好きだけど、JAZZファンには、不満だったのかも?
ジョー・サンプルのピアノのほうが、より丸い音な感じがするのに、何故かあるほっこり感は、なんでか?ってなる。笑

なんだか、サーファー達に人気があったのは、ちょっとわかる気がする。
2枚とも、夕暮れに日が沈む前の時間、ひと息つきたい感じの時に、なんとなく流れてたりすると、合う感じがする。
室内で、オーディオの正面に座って、ガッツリ聴くぞ!ってタイプのアルバムじゃない。笑
が、私はその感じが好きだったし、今聴いても、癒される。
日本で人気出たけど、アメリカでセールスがイマイチだったのも、ここらへんが関係してたのか?
あと、意外にどの曲も、メロディーが良いのでは?って。親しみやすいって言うか、キャッチーな感じがする。

スチールドラム購入

スバイロジャイラなんかも、もちろん聴いた。好きになりそうな要素はあるんだけど、なんかしらんが、ハマらなかった感じ。
カリプソ風味、全然嫌いじゃない。むしろ好き。

バハマへ行って、お土産にスチール・ドラムを買って、持って帰ってきたぐらいの人だから。笑
ついでに、スチール・ドラムのコンピアルバムも買ったぐらいで。
マジで、荷物詰めるの大変だったけど。
スチール・ドラムの名前通り、そのブツは、単にドラム缶の端を切って、カナヅチかなんかで、凹みを付けただけの代物。完全にお土産仕様な物だったけど。笑
スティックも、短い棒に太い輪ゴム的なのが巻いてあるだけだったし。
なので、物理的に押すとか、凹みの形を変えたら、音が変わっちゃうし。
手提げも考えたけど、飛行機がNY経由しかなかった時代。日本に帰る前にもう1泊NYで泊まるし、空港なんかで、カートにぶつけられたりする可能性もある。自分で落とす可能性も高い。
だから、何とか高さがOKだったから、スーツケースに入れた。凹んでる面に、柔らかいTシャツだのを詰めて、圧がかからないようにして、持って帰った。
空港の手荷物検査の人は、一瞬「何コレ?」って、なってたかも?笑
昔の古い機械でも、スチール製だから、多分しっかり形は、映ってたハズ。
バハマとNYだから、無事に通れたのかも?日本だと、中を開けさせられてた可能性はある。笑

スバイロジャイラと
アル・ディ・メオラ

スパイロジャイラは、嫌いじゃないけど、あんまり積極的には聴かなかった感じで。
ちょっとカリプソとかラテン風味な感じは、ナベサダの『カリフォルニアエキスプレス』の後だから、もう足りてたかなぁって感じ?
メローでスムージーな感じなら、ウェザーリポートがいるし。ほっこりはstuffで間に合ってるし…って感じの、自分勝手な考えで、イマイチのれなかったのかも?
今聴いても、良い感じなんだし。ファンやバンドの皆さんには申し訳ないんだけど。
ハマる、ハマらないって、超個人的だし、聴いた時期とか色々あるかも?だけど、考えてもわからないなぁ。
まあ、感じる部分だから、考えてもわからないんかも?ではあるけど。笑

アル・ディ、メオラなんかは、またちょっと違うかも?
フラメンコギター調な感じと、曲が全体に暗い感じだったのが、フュージョンに爽やかさを求めてた私には、ちょっと違う感があって。

好きな方は、「好きなんだろうな」が、めちゃくちゃわかるアーティストなんだけど。フラメンコ音楽は、嫌いじゃないし。リズムが無い訳じゃないし。
私はあんまりリズムがハッキリしない音楽が、好みじゃないかも?はある。クラッシックでも、リズムがちゃんとない、現代曲がわりと苦手なのも、そこら辺かも知れないなぁ。
あと、両方に共通してるのが、あんまりキーボードやピアノが出てないからは、あるかも?ギターがメインな感じが。

もう一つの理由はあって。
当時は、色々あって精神的にまいっていて、自分で闇落ちしそうな自覚もあったから、暗い雰囲気の音楽には、自分から意識的に近寄らないようにしてた。笑
アル・ディ・メオラには、なんか暗さがあったと感じてて。
自分が暗い雰囲気になる音楽は、ラジオからは流れても、録音してリピートしない。暗い気分がヤバい時には聴かないのが、私なりの抵抗と努力だったかも?

まあ、考えたらやっぱり、闇だったんだなぁ…はある。笑
理由はちゃんとあったけど。
で、リカバリーはスタッフで、癒やして貰ってたか?笑ってなる。
人生、皆んなそれぞれ、色々あるよね。笑

マジで、作業用BGMには最適。
スタッフは。笑

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