リアル70年代〜洋楽女子話⑮サーフ音楽と映画と平井大
音楽とは腐れ縁だったかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくはく無いけど。
70年代半ばから、音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)もある…笑
テニスしながら、外タレの追っかけをしつつ、憂歌団中毒になり、波乗りする友達を作る。まあ、忙しい、分裂気味の青春。笑
暑いし、身体も心もお疲れ気味の時には、ちょっと癒される系の、こんな音楽も良き。笑
波乗りする人たちと友達に
黒歴史?のタータンと並行して、波乗りする人達(サーファー)とも仲良くなり、文通してました。興味を持ったら、わりと行動する人だったので。笑
当時電話は、料金が高かった。近所でも長電話はしないのが普通。遠いとより高く(馬鹿高かった)つくし、文通はやってる人は、まあまあいた。
海外と文通してた猛者もいたな。
後に彼女は、通訳の大手の会社で、英語の通訳や翻訳を仕事にしたし。
文通相手は何人かいたけど、彼らも音楽、洋楽好きな人が多くて、情報やダビングしたテープを交換したり。長続きしたのは、3人かなぁ。3、4年は。文通相手の友達とも知り合いになったり。
全体にサーフ系と呼ばれるアーティストだけでなく、ブラック系とか、日本のアーティストなんかも、皆んな色々と聴いてる人たちだった。
実は、憂歌団は、彼らにも人気あった感じ。一部の人だけかも?だけど。笑
昔から「好きなのは、海?山?」って聞いたりしたけど、私は昔から断然、海派!で。好き過ぎて、波の音だけが入ったレコードも買った。笑
ひたすら、打ち寄せる波の音だけが、両面入ったやつ。
今頃は、海のそばの家で、のんびりリタイア生活を送ってる将来設計のハズだった。未だに、山に囲まれた場所に住んで、つましい生活してるとは…。笑
憧れの海辺の生活は、多分出来ないまま終わるんだろうな、と。
私は波乗りは、やってみたかったけど、内陸に住んでた中学生だったから、スケボーで我慢してた。笑
が、今のように教えてくれる人もいないし、YouTubeで学ぶも出来なかったから、満足にスラロームすら出来ないままに終わったけど。笑
が、スケボーの大会は、都会でももうやってて、後の彼氏とか、彼氏のお姉さんの彼氏なんかは、出てたな。スラロームの大会に。
オリンピックに、スケボーやサーフィンが採用される未來は、あの頃は全く見えなかったわ〜。競技の特設パークが出来るとか、言う人がいたら、多分鼻で笑ったかも?笑
が、関係者の皆さんの努力もあって、今があるんだなぁ…とはなる。ドジ伊坂さんの、入門書を買って読んだ私には、感慨もあるなぁ。
彼ら(同い年の女子もいた)は、皆んな海の近くに住んでて、それだけでも超羨ましかった。だいたい皆んな、学校や仕事の前に、早く起きて朝から波乗りしてた。中高生はチャリで、ボード抱えて行ってる生活を送ってて。
気象観測のラジオ
当時はテレビの天気予報も、ざっくりしかやらないから、予想天気図もいい加減な感じで。笑
波乗りを真剣にやってる人たちは、夜のNHKラジオでやってた、気象観測データを発表する番組を聞いてて。
自分たちで天気図書いて、翌日の朝の波を予想してた。山登りする人たちも、やってたよね。自然を相手にするには、それなりに苦労するよなぁ。
私も何故か、中学の夏休みの宿題で、これを聞いてその日の天気図を自分で書くと言う、中学生女子にしたら「ちょっと意味わかんない!」なことをやった経験があったから、苦労はわかった。
「南大東島、風速何メートル、気圧何hPa」とか、全国の観測地点の全部を、アナウンサーがひたすら読み上げる番組で。
結構スピードが早いから、オンタイムで書きとるだけでも、まあまあ大変。
で、地元の波が良さそうだと、早寝して朝から波乗りして、かなりヘルシーな生活をしてた感じ。5時に起きで、6時〜波乗りして、着替えて学校行って、放課後は運動の部活して、また夕方波乗りする…なんて人もいた。
サーフミュージックと言えば
カラパナは外せない
色々な音楽も聴いたけど、やっぱり波乗りする人たちには、独特の好みもアリ、チャートとは、また違う世界を教えてくれたかなぁ。
彼らは先輩にレコードを借りたり、ダビングしてもらったりして、好きなジャンルの幅も広かった。
何せ、学校には洋楽好きでも、話が合う、音楽の趣味が合う人は、皆無だったし。こっちは相手の好きな、クイーンもジェフ・ベックも聴いてたけど、相手は私の好きなアーティストや曲には、興味なしだったから。笑
ハワイのカラパナはアルバム『Kalapana』の1〜3をよく聴いた。
カラバナは、今はまあまあいる、都会に出ないで、地元で活動するアーティストのハシリかも?後に本土に行ってしまうけど。
なんたってハワイだからね。アメリカだけど、離れ小島で音楽で成功するのは、基本は難しい。特に当時は。
デトロイトでやってたモータウンとかはあっても、ハワイだから。笑
飛行機で近いロスからでも、今でも6時間とかかかるから。
『Nightbird』は好きだったけど、それより爽やかな
『When the Morning Comes 』(邦題朝が来るとき)がお気に入りだった。
イーグルスが好きなんだから、「そら好きになるわな」な感じの曲。笑
アコースティックギターの、コーラスありで、明るい曲調。音楽的に、ハワイアンじゃなく、西海岸のほうが近い感じだし。今聴いても、良いなぁ、って。
親が起こしてくれないから、目覚まし代わりに、タイマーをセットして起きてた時期には、この曲入った面は活躍してた。
朝起きて、この曲を聴くと、「今日も一日頑張るか?」ってなったなぁ。
爽やかなお目覚めには、ピッタリな曲、
で、一番好きな曲は、カラパナ2に入ってる、『Black Sand』。インスト曲だけど、カッコいい。この曲は、西海岸風味は少ない感じ。
出だしからしばらくは、JAZZテイスト強め。全体はフュージョンって言うか、当初はクロスオーバーって呼ばれてた感じの曲。ギターとかは、ロックっぽくもあり。
ギターソロだけじゃなく、ピアノとサックスのソロもちゃんとあって、バッキングも変えてたり、なかなか構成も良いのでは?と、改めて聴いても感じるなぁ。
フュージョン的にも、曲としてよく出来てるかなぁ…って。
イメージは、JAZZ側がクロスオーバーして寄って来てたのが、いわゆるフュージョンだった感じだけど、ロック側もちょっとこんな感じで、歩み寄ってた曲もあったなぁ、当時は。サウンドはまあ、ロックだけど。笑
セシリオ&カポノはゆず?
セシリオ&カポノも同じく、朝に聴きたい曲の
『GoodnightAndGoodmorning 』は大好きで、コレも起床用のヘビロテ曲になった。爽やか、前向きは同じ。
バンドじゃなくデュオな感じが、2人で歌う感じが良かったかなぁ。
で、今久しぶりに聴いたら、ゆずを思い浮かべた。『夏色』をこの2人が歌ったら、どうなる?って。笑
多分ハマるし、良い気がする。妄想だけど。
日本のブレッド&バターとかも、当時好きだったから、デュオ的なのは好きなんだなぁ、やっぱり。
ハワイだと早起きしたくなる気持ちは、ちょっとわかる。笑
私も二回行ったけど、朝寝坊するのが、もったいない天気なんだよね。曲に関係あるんかは、知らんけど。笑
『Night Music』も好きで、よく聴いたなぁ。イーグルスをもっと爽やかで、耳に優しくした感じの音楽。2人の声も、がなったりしなくて、オシャレフォークの雰囲気?ナイト・ミュージックって言いながら、爽やかで。真夜中な感じは、サウンドからはしない。
むしろ、夕暮れ時とか朝に合う雰囲気の曲で、私はわりと朝とか昼間に聴いてたかなあ。笑
パブロクルーズ
パプロクルーズは、普通のバンドだったけど、最初のアルバムから、アメリカのサーファーたちに愛されて、日本でも人気が出て、サーフロック的な見方をされてる。
『Love Will Find a Way』なんかも好きだった。けど、これは4枚目のアルバムに入ってて、この辺りからちょっと彼ららしさが無くなっていった感じはある。
この時期以降の彼らを、誰かが、TOTOとドゥービーを足して割った感じ、って表現してたけど、二つとも大好きなバンドだけど、パブロらしさが無くなった理由は、このあたりにあるかも?
私は、最初の2枚が、アルバムとして好きだったかなぁ。2枚目のジャケは何故か全員裸で(上半身だけかも?)、メンバーがめちゃくちゃ気合い入ってる。笑
ロックなだけでなく、当時出始めた、クロスオーバー的な要素もあり、ロックなんだけど、クロスオーバー風味な感じが、好きな部分だったのかも。
イントロとか、歌が無い部分や、インストの曲が、私は大好きで。
このバンドは、ピアノが特に好きだったかも?どなたかも、ピアノのカッコいいバンドの最初に選んでたのも読んだけど、荒くなくて、ちゃんとピアノを弾く派の演奏で。
『Island Woman』はファーストの曲。
伝説の映画『フリーライド』
とZero to Sixty in Five
で、波乗り映画の話。
当時波乗りの映画は一般公開出来ず、市民会館とか、小さなホール等を借りて上映してた。
楽曲の無断使用とか、権利諸々の中、監督が亡くなり、今は観られない状態の伝説の波乗り映画「フリーライド」を観に行き、パブロクルーズにハマった。
彼らはもう圧倒的に
『Zero to Sixty in Five 』が一推し。2枚目のアルバムの曲で、長めのインスト曲。
ギターもカッコいいけど、私はピアノが良き、ってなる。ストリングスの入り方も、いい感じだし。
映像が良いから、一緒だとなおカッコいい。この映像が、オープニングだから。
もう、引き込まれるしかない!って。
映像と音楽の合わせを考えたり、編集する人は観ても、損はないかも?な仕上がり。
公開は77年だけど、観たのが77年か8年だったかは、ちょっと記憶がハッキリしないんだけど、オリジナル版を観た。このYouTubeは多分、改訂版の最後の82年のバージョンらしい。
映画全体も良かった。スローな、超スロー映像が美しいし、素敵な映画。
70年代の、フィルムの時代の機材や技術で、コレをやるのが、凄い!ってなる。
水中撮影も、大変やったかなぁ…って。観たらわかるけど、あの大波の中だから。撮影されるほうも、するほうも命がけのレベル。
で、とにかく、オープニングが超カッコ良くて。パブロの曲にめちゃくちゃ合わせて、映像を編集してるのが、もう今観ても凄く良いんですよ〜。音楽に映像をハメてる感じが。
当時だから、映像は今のような加工も出来ないし、次の波がどう崩れるかもわからない中、自然相手にあれだけの映像が撮れたのは、やっぱり運もあったかも?
まだ若手だった、ショーン・トムソン(後の世界一。私にしたら、横乗りの板のアスリートのショーンと言えば、トムソンで、スノボの人ではない。笑)ラビット・バーソロミュー、マーク・リチャーズが波に乗る。
彼らはルックスもカッコいいけど、日本じゃ見たこともない、ビルの壁みたいな、めちゃくちゃな凄い大きな波に乗る姿が、カッコ良く撮影されて、編集されてたら、もうね〜。笑
読みながら、この映像を飛ばした人は、後悔させないから、観て!ってなる。笑
この曲は映画用に書いた訳じゃない。オリジナルのサウンドトラックじゃないから。
まだそんなに有名じゃなかった、パブロを、初っ端から全面フューチャーした映画を作るって、なかなかリスキー。無断使用はアカンけど、選んだ監督の勝ち?かも知れない。笑
ちょっと前に、YouTubeで見つけてから、つい何回も観てしまう。今も書きながら、20回ぐらい観た。笑
それぐらい、この曲と映像が好き。
映画『ビッグウェンズデー」
オマケにナレーションを、翌年のサーフィンの青春映画の名作、
「ビッグウェンズデー」の主役のジャン=マイケル・ヴィンセントがやってるとは。
彼は元々サーフィンする人で、
「フリーライド」の監督なんかの友達だったから、やったとか。
画面に出ないとは、もったいない。笑
当時、めちゃくちゃカッコ良かったし。
公開された映画の
「ビッグウェンズデー」も、サブスクのおかげで、久々に観た。笑
今観ても、青春映画として良かった。お話としても、サーフィンシーンも良かった。
波乗りシーンは、「フリーライド」には及ばないし、音楽も劇伴奏のオケサウンドが中心だから、記憶に残る曲はなかったかなぁ。
大人になると、好きだったことを諦めていくのか?いかないのか?
世界の誰もが直面する葛藤と、仲間を描いた話だから、どの年齢で観ても、共感性が高いかも?って。
人気が出たから、色々な作品に出て凄いスターになりそうだったんだけど…。先のことは、誰にもわからないなぁって。
で、この頃の波乗り雑誌には、クロスオーバー(当時はそう呼んでた)音楽も紹介されてて。
興味を持ってからは、そんなアーティストたちの曲を、JAZZ好きの叔父(①に出てくるあの人)に話したり、録音して貰いながら、中3後半〜高1以降はそっちへも、領土を拡大していくことに。いわゆる、フュージョン系へ。
昔の曲で浮かんだ平井大
そして、昔の曲を聴いてたら、最近CMで平井大が出てたり、歌ってたりすると、何故かめちゃくちゃ羨ましくなったことを、思い出した。笑
何だか、この頃のサーファーたちの、好きなことをマイペースでやって、楽しく、ゆったり生きてる感じが、彼から匂う気がして。笑
ま、イメージだけで、多分ツアーとかで、めちゃくちゃ大変なんだろうけど。たまたま台風で、当日にライブは中止になってるし。自然には勝てない。笑、だけど。
ウクレレとかからの、単なる勝手な妄想だけど、音楽も癒される感じで。
少し前に「最近のアーティストで、誰になりたかったか?」って、勝手に脳内で選手権したら、何故か浮かんだのは、平井大か星野源!笑
なんで、2人とも男やねん!、日本人かい?って、自分でもなるけど。笑
やってないから、想像だけなら一回男をやってみるんも、良いかもな?はある。
お2人とも、音楽を楽しみながら、色々やられてる感じが好きかも?って。多分、忙しかったり、病気したり、色々あっただろうけどね。
生き方の感じで、昔から女性アーティストたちに、憧れたりしてきたけど、「まさかこの年齢で、男が出てくるとは?」とはなった。笑
2人の音楽も、もちろん好き。方向性はかなり違うけど、私の音楽好き歴の中では、どっちもバリバリに、好みの音楽やってるし。
解散したけど、Def Techとか、キマグレンにも、サーフミュージックの人たちっぽい匂いを感じたな。笑
サーフミュージックって?な感じだけど、ライブスタイルを感じさせるジャンルでもあったかも?ね。