リアル70年代〜洋楽女子話㉗小さな恋のメロディと初期ビージーズ
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。
70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑
今回は、ハマる前とか、ハマってる最中の時期のビージーズと映画「小さな恋のメロディ」とか、学生の恋愛とかの話。
ビージーズって、まず浮かぶのは、やっぱり、映画の
「サタデーナイトフィーバー」って人が多数派なのか?
それとも、アコースティック路線で、爽やかな感じが好き派が、多いのか?
ちょうど、洋楽を聴き始めた時期に、華麗なる転身を、図った彼ら。
どっぷりハマるまではなかったけど、ギブ兄弟は、良い曲もあったし、思い出もたくさんあって。
そして、なんだかんだで、映画とも縁の深い人たち。
学年誌は家まで配達
年代によって、イメージが違うのが、ビージーズなのかも?
私にとっては、ビージーズはまずは、爽やかで、プロテストなんかしない。アコースティックサウンドの、フォークっぽい曲を歌う人が、最初のイメージ。
まだ、小学生時代にブームを巻き起こした、映画「小さな恋のメロディ」の影響。
本なら、いくらでも買って欲しかった小学生には、当時の本屋さんはワンダーランドだった。
近くの本屋さんも、酒屋さんの御用聞きみたいに、毎月本が出ると、配達してくれるサービスをやってて。本は重いし。
母親が、出かけたついでに駅前で本を見繕って、児童書とかもたまに配達してくれてた。
で、毎月親の意向で「小学生◯年生」だけは、配達されてきた。
経緯は覚えてないけど、既に漫画が面白いことを知ってた私は、一緒に月刊の漫画雑誌を買って欲しいとねだって、見事に配達されるように。
私は一番欲しかった、月刊の「りぼん」を、妹にも買うのならと「なかよし」を勧めて、両方ともまんまと毎月ゲットすることに成功した。笑
科学と学習の付録
他にも、学校の裏門の前で、毎月決まった日あたりに、自転車に乗ったおばちゃんが、手渡ししてくれたのが、学研の「科学」と「学習」で、コレも当時は、確か学年別だったかなぁ。
考えたら、「科学」と「学習」って、必ずセットで話す時、「科学」が先。笑で、あの当時に、宅配に近い形でお届けだったんだなぁって。
牛乳や、ヤクルトに近い形式か?笑
どんなシステムになってたか、よくわからない。が、門ではお金は払ってないから、親が申し込みしたんだろうけど。
名前を言って受け取る感じで。ずっと取ってたから、すぐに覚えて顔を見たら渡してくれるようになったけど。笑
圧倒的に「科学」が好きで、毎月の実験の付録をやるのを楽しみにしてた。あの当時の小学生は、ネットもテレビゲームもないから、ヒマをもて余すぐらいに、時間はあったしね。笑
同じく、小学校に入ってからは、妹も強制的に申し込まれて、持ち帰ったけど、彼女は運動好き。鉄棒が大好き少女で、いつも庭にあったブランコの台を、鉄棒代わりにして、クルクル回り続けてた。ブランコの椅子は、外してた。そしたら、最早ブランコじゃないけど。笑
で、彼女は基本、「科学」も「学習」も、「◯年生」にも、あんまり興味がなかったから、「お姉ちゃんが、やって」って言うので、本を読むだけじゃなく、付録はほぼ一緒か、何なら1人で妹の分まで実験とかをやってた。横取りはしてない。代わりにやってあげただけ。笑
2人で、庭の花から色水を作って、ハンカチを染めたりして、楽しかったのは、よく憶えてる。今の草木染めか?笑
りぼんとなかよしとマーガレットとチャンピオン
で、彼女が唯一喜んでたのが、漫画の「なかよし」で。もちろん交換して読めたから、2倍楽しめた。付録の便箋とかシールも半分とか、交換も出来たし。
私は「りぼん」の一条さゆり推し。「デザイナー」とか「砂の城」とか、まあまあ小学生が読むには、ドロドロした話だったけど、親は無邪気な漫画しかないと思ってて、知らなかったな。笑
妹はかなり後に始まった「キャンディキャンディ」が好きだった。テレビアニメになったぐらいのヒット作。
そう言えば、後に私の初の彼氏になった人は、同級生だったけど、多分お姉ちゃんの影響で、真面目にこの「キャンディキャンディ」が好きだった。笑
ちゃんと、付録の「キャンディキャンディ」の便箋で、ラブレターをくれた。
「なんで、あのキャラなん?」ってなったし、全くアンソニーのアの字の要素も無い人だったけど。笑
中学生前からは「りぼん」じゃなくなった。週刊か月刊のほうの「マーガレット」なんかが好きになり。
6年生になる頃には、友達から毎週借りて、読んでた。ちょうど「エースをねらえ」を連載してて、私は連載が終わった「アタックナンバーワン」を離れて、その後テニス部に入ったし。笑
ちゃんとアニメも観た。
この曲は、なかなか良かったし。
「アタックナンバーワン」の、暗〜いドスボ根感が満載な、テーマ曲も好きだったんだけど。親近感は持てたから。笑
「巨人の星」も、「あしたのジョー」も好きでずっと観てて、星飛雄馬の家とか、「タイガーマスク」が施設育ちだったから、野球とかボクシング、プロレスやる人は、まあまあ貧乏な人のやるスポーツか?とか、小学生時代は、思ってたかも?笑
エースのほうが、色々とオシャレだったなぁ。髪型とか、登場人物のキャラとかも含めて。
まだ、テニスが上流階級のスポーツの名残りが、あった時代だったから。笑
ほぼ同年代の、松岡修造なんか盛大にお坊ちゃまだったし、沢松和子さんって、沢松奈生子の叔母さんなんかも、お金持ちのお嬢様だって知ってたし。笑
中学生になってからは、友達が毎週買ってたから、少年誌も読んでた。
当時は、「ドカベン」とか「ブラックジャック」が連載中だったし、かなり面白かったから、週刊「チャンピオン」が良かった。
漫画家を目指してる子もいたから、色々と借りたなぁ。彼女も、少女漫画じゃなく少年漫画が好きで、石ノ森章太郎とか、「カムイ伝」とかが、好きって言ってたな。
漫画以外は、何にも興味がない子。何故か何回か同じクラスになり、席とか班が一緒になったから、私とは話さない訳にはいかない状況だったから、相手をしてくれたんだと思うけど。
6年間髪型と眼鏡が、ずっとほぼ同じで。職人さんみたい?な感じ。
高校卒業後、全く皆んな消息を知らないけど、漫画家になったとか聞かないから、普通に嫁に行ったのか…。
めちゃくちゃ有名な会社の社長さんの娘さんだったから。多分聞いたら、ビックリするレベルのお父さん。
小さな恋のメロディ
そんな感じの小学生向けに近い、漫画雑誌の、巻頭のカラーページに特集されてたのが、この映画。「小さな恋のメロディ」の、美しい写真がいっぱい載ってた。映画は、71年公開。
どっちの雑誌にも載ってた気がするぐらい、何なら違う月にも載ってたぐらい、当時は推されてた。
宣伝担当の人が、良いターゲットを見つけた、マーケティングの勝利だったかも?な感じ。笑
私はまだ、小学校2年生とかだし、内容はさっぱりわかってなかったわ〜。
主人公は11歳の設定だから、日本なら小学校5年生。漫画の読者層には、合ってた感じ。
結婚するって言うのも、それほど人生の一大事とは思ってなかったけどね。笑
だから、ずっと映画には興味があったから、ラジオを聴き始めてからは、「あの映画の曲なんだ…」って思って、ビージーズを聴いてたかなぁ。
この映画、イギリス映画だったけど、本国ではあまりヒットせずに、日本と中南米ではウケた映画だったとは、全く知らなかったわ〜。
75年に、私がラジオを聴くようになってからも、何だかまあまあ流れてて。世界で流行したんだと、思ってた。
で、勝手にビージーズには、好感を持ってたし、何なら出だしとかは、今も歌えるぐらい。笑
『Melody Fair』は日本のみでシングルになり、オリコン3位になったとは。ちょっとビックリだった。
映画の結婚式の場面。
良い曲だし、爽やかなフォーク系のイメージがあった。ハーモニーもキレイだし。他の曲は、バンドサウンドなのもあるのに、私は勝手にフォークとか分類して。笑
ここも実の兄弟だし、イケメン率が高い。一番下のアンディーを、レコード会社がアイドル歌手にしたくなるのが、わかる感じ。笑
67年の曲、
『Massachusetts』も、まだまだ流れてたかなぁ。私が聴いたから。
この曲も、アコースティック色が強くて、ハーモニーだから、そんな音楽をやるグループって、認識だったかなぁ。
その後も、わりとコンスタントに、ヒット曲もあったし。
『Words』なんかも、キレイなメロディーの曲。
ビージーズがサントラ?
映画の「小さな恋のメロディ」には、たくさんのビージーズ曲が使われている。
有名な『Melody Fair』だけでなく、『First Of May』(邦題若葉のころ)とか、
爽やかなフォークテイストの曲
『in The Morning』とか
カントリー風の、ヴァイオリンなんなが、入ってる
『Give Your Best』も良い感じ。
60年代テイストの穏やかな感じのロックの、67年リリースの
『To Love somebody』も入ってて。
サウンドトラックも、ビージーズのそれぞれの曲をオーケストラアレンジした曲がほとんど。
全編ビージーズが、サントラしてるような内容。ベストオブビージーズのMVか?な感じの映画だったなぁ。笑
映画が気に入ったら、ビージーズを聴くのか?ビージーズが好きだから、映画観に行くのか?どっちもありそうな感じ。笑
音楽も全体的に爽やかな感じだから、日本でウケたのはわかるし、それがもう5年近く経っても、私のところまで届いたんやなぁって。
で、サントラに入ってたとは、知らなかったけど、私が大好きだった
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの曲、
『Teach Your Children』も。
この曲は、他から教えて貰ったんだけど、この映画に入ってたなぁって。
当時のサウンドは、ビージーズとも似てたし、声が少し違うだけで、違和感がない。
で、まあ学校の先生に、反抗する内容の映画だから、この歌詞だし選ばれるのも納得な選曲かも?
私は結局観たのは、テレビが先か、名画座が先かぐらいで、多分高校生ぐらい。
ちょっと大人になってたから、結婚式するとか、微笑ましい映画だったし、学校の先生には同じく反抗的だったから、共感もしたし。
こんな先生は世代、世界共通か?
が、学校の先生って、あれから何十年も経ったのに、変わらない部分があるかも?って、この話を書きながら思った。
この話はまあ11歳だから、男女2人が仲良くなるのを、先生は止めようとしたのかも?階級社会だったイギリスだし、親含めて階級が違うことで、反対もあったのかも?
が、基本的に人が人を好きになることに、他人は口を出すべきじゃない、とは感じてて。
授業をサボったり、校則違反したら、叱られるのは、仕方ないかも?だけど。
ナンセンスな校則は、昔からあるから、破ったところで、どうよ?みたいな感じはあったけど。笑
時代が変わり、ナンセンスな校則も、少しずつ変わったりしても、まだまだ残ってる部分もあるだろうけど。
が、似たようなドラマがあって。
数年前に観た、面白かった韓国ドラマ。高2のカップルを、女子のお母さんが「受験の勉強の邪魔になるから、別れろ!」とか言ってた話があった。
「十八の瞬間」って、青春ドラマなんだけど。もどかしい青春、めちゃくちゃ切ない青春感があって、推すすめ。女子の母の女優さんが上手くて。
実質結婚が破綻してる家庭だから、母は一人で必死で働きながら子育てしてて、女が自立するためにも、何としてでも良い大学に入れさせたい。韓国は、日本の昔の受験戦争って呼ばれた時代より、今も色々厳しいから、なおさら。
母の気持ちも、痛いぐらい理解出来たから、このドラマは切なかった。
こんな話、ドラマや映画だけよね〜って思うよね?今どきだと。
昔は、よくあった感じはするけど。
が、まだ10年前にも実際にあった。
この「小さな恋のメロディ」と似たような感じ。この2人は、それでも離れなかったけど。このあたりが映画かなぁってなるけど。笑
音楽の学校の話。日本の音高、音大って、昔からだいたいの学校は、女子が多くて、男子1〜2割で、女子校に男子が少し混じってるだけの比率。
確か、大好きなPE'Zの、トランペットの大山さんも、「音大入ったら、女しかいなくて、嫌になって辞めた」とかの発言を聞いた記憶が。笑
この『Akathuki』のMVは、カッコ良くて、好き。
どこもそんな感じ。音高になると人数はもっと少ない。1学年が30〜40人か、あっても2クラス。今はもっと減ってる可能性はある。学費高いけど、将来の職には、役に立たないから。笑
中には、自分の上下の学年、100人ぐらいの中から、次々に口説いては別れてを、繰り返す男子もいて。
今、有名な演奏家になってる人も、そんな感じだった話は聞いた。他に実物も知ってる。笑
環境が違ってたら、そんなにモテないような男子かも?な感じ。正直、雰囲気イケメンもほぼいない。カッコ良い男子は、見かけたことが無いレベル。
バンドやギターやってる男子とは比べモノには、ならない。(超個人的主観。が、多分同意する人が多いと思う)
とにかくイケてない。特に高校生だと。笑
大学生になったら、少しはこなれるのかも?だけど。
楽器が上手くなくても、それしか男子がいない。しょっちゅう見てたら、良く見えちゃう。
その少数男子の全員が、女子にいかないから、意外にライバルも少ない。笑
積極的な男子は1学年に少しだから、
100対1みたいな状態。それか、ルックスがマシなら、勝手に女子のほうから、やってくる。笑
実物を知ってる子も、私が見ても至って普通。共学学校なら、全く目立たないか、何ならモテそうにない感じ。
女子からしたら、恋愛チャンスはほぼ皆無な環境で。
他校の人と付き合ってた、恋愛強者の女子もいたかなぁ。この子らは、可愛かったからね〜。スタイルも良いし、どこにいてもモテるタイプ。今は範疇として、芸能人に入るような感じ?になってるし。
環境がそんな感じだから、先生の目にも付きやすくて、仲良くしてたらバレる率も高い。閉鎖的だし。笑
で、高2の女子グループと、新入生の男子が仲良くなって、入学してわりとすぐに、その中の女子と付き合い始めた。 仲良さそうだったのに、ひと月ちょっとで急に別れた。校外でデートするとかもなく。笑
彼はそのすぐ後から、元彼女と同じグループの、別の女子と付き合い始めて。そのしばらく後に、学校の練習室でキスしてるところを先生に見つかり、停学になったらしい。笑
その後もしばらくは、その2人は付き合ってたみたいだけど。
別の学校の、友達ママの息子さんは、駐輪場でキスしてたのが見つかって、こっちも停学になったらしい。ママがボヤいてた。学校では、あかんって。見つかるから。笑
で、学校を卒業して、最初の彼女は引っ越し前に携帯番号も変えてたから、元彼君とは、連絡は取れないままで。
別れて10年ぐらいして、誰かから聞いた彼から、連絡があったらしい。
彼いわく、別れた理由は、先生のせい。学校の先生に、放課後に呼び出されて、
「彼女は特別な人だし、将来がある子だから、邪魔しちゃダメ。すぐに別れなさい」って、説教を食らったらしい。
2人目の女子も、1番の音大入ったし、期待の星だったけど、そっちは先生から特に言われてなかったのも、不可解。
昔に別れた時には、理由が言えなかったけど、別れろって言われたから、頭に来て別れたらしい。
同じ楽器で、彼も実力ある子だったから、先輩とは言え、なんで自分が「邪魔になるとか言われないとあかんねんや!」ってなる、彼のプライドとか色んな思いがあったのは、理解出来る。
彼女のほうは、10年知らずにいて、辛かったみたいで。
理由もなく、突然振られた上に、自分の仲の良い友達と付き合い始めたから、友達女子にも、元彼にも不信感があって、闇を抱えた感じ。
その上キス事件でも、2人のことも何でも、狭い世界だから筒抜けだし。笑
まあ、皆んな振られたら、「私の何が悪かったのか?」って、考えて引ずるよね。笑
それが、まさかの先生だったとは!で。
10年経ってたから、聞いた彼女も笑ってたけど、元々大嫌いだったその先生が、より嫌いになってた。「頭おかしいの?」って。
勉強にしても、楽器の練習にしても、恋愛を始めたら。楽しかったり、喧嘩したりでメンタルも不安定になるし、身が入らないのも想像もつく。外野からでも、見てたらわかる。笑
LINEの返信が気になって、練習に集中出来ないとかね。
が、親も文句言ってないのに、なんで先生が、しゃしゃり出てくるのか、さっぱりで。
高校生男子も、そんなことを言われたら、「俺はなんやねん!」ってなるだろうし。男子の親御さんも、学校から役員を頼まれるぐらい、至ってまともな人だったんだけど。
結果、2人の生徒のメンタルを悪くして、責任はどう取るつもり?ってなる。
聞いた彼女の周りの子も、怒ってた。笑
まだ、ロクに付き合ってない段階で、壊すとか。
音楽には、人を愛する気持ちとか、哀しみもわからないと、良い作品が作れない部分も、否定出来ないかなぁって。
あのベートーヴェンでも『エリーゼのために』を書いたし、ショパンもそう。
動画はショパンの『バラード1番』。 演奏は、マルタ・アルゲリッチの若い時期。
夜想曲とか、このバラードとかのジャンルすら、出来なかったのでは?な感じもするぐらい、ショパンの恋愛沙汰は有名だし、本や小説にもなってる。
この演奏をしてる、大好きなアルゲリッチなんか、あちこちの演奏家と結婚、恋愛しまくってるし。笑
恋愛でダメになる演奏家志望の人が、たくさんいるのも知ってるけど。恋愛にかまけて、練習しなくなると、先がなくなる。
けれど、お勉強より音楽には人生経験も必要な部分は、多い気はするんだけど。
サイン、コサインを解くには、胸のときめきは役に立たないけど、ときめいた感情を表現するには、経験は役に立つのでは?って。笑
彼女のためを思ってしたのか、知らないけど、恋愛に口出しして、別れさせるとか…。
親が、猛烈にその先生に怒ってる。
その親は、私なんだけど。笑
今回は、音楽とビージーズに関係ない話ばっかりになりました。
またしばらくしたら、今度は真面目に方向転換した、ビージーズの話を。笑