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リアル70年代〜洋楽女子話㉒ロッド・ステュワートとロックスター

音楽とは腐れ縁だったかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

当時のロックスターと、ロッド・スチュアート。

ロックスターと言えば

また、まっしぐら王道の人選な、ロッド・ステュワートです。笑
今ロックスターって、呼べる人はいる?
死語になるような、そんな世の中になるとは、中学生の時には想像もしてなかったなぁ。笑
ロックスターがまだ、少ない時期だったし。バンドとはまたちょっと違う、映画スターとも違う、彼らのスター感。ミック・ジャガーはバンドマンだったけど。笑

セレブな感じを、住む世界の違いを見せてくれた感じもある。今じゃ家にプールがあるアーティストなんか、ワンサカいるだろうけど、好きで家の庭にサッカーのピッチ作るとか。
「ちょっと、どうかしてる人」たち、な感じはあった。笑
まあ、ゴシップネタを提供してくれた人たち。洋楽雑誌だけでなく。
アリーナロックなんて、ジャンルあった?な時代でもある。「なんなん?そのジャンル?」は、今もあるけど。笑
要するに人気があるから、デカい場所でライブ出来る人?な感じが、ジャンルなのか?笑
まあ、ロックがよりビジネスになった時代って、言えるのかも?

77年のビルボードの、年間チャートを見たら、1位はロッド・ステュワートで、
『Tonight's The Night (Gonna Be Alright) 』(邦題今夜きめよう)。それはちょっと驚きもあるなぁ。この曲は良いけど、アメリカの年間No.1かなぁ…って。笑
ちなみに、3位は大好きで以前に紹介した、エモーションズ、4位が死ぬほと流れてた、バーブラ・ストライザンド。

私が洋楽を聴くようになったこの時期、ロッドは、無双してた感じはある。
だから、まあ年間1位はアリ。
当時の、いわゆるロックスターと言えば、ロッドとミック・ジャガーのイメージ。元祖お騒がせセレブな感じも。笑
派手好き、女好きは共通で、ロッドはサッカー好きがプラスされてて。 
そして、何故か2人ともイギリス人。
この頃はまだ、ビートルズからの流れで、UKの音楽界は元気があったなぁ…ともなる。

サッカーはロッドから?


私はちょっとは、サッカーも観てきたほうかも?実際の中高生時代には、サッカーは、神様のペレや釜本は知ってたけど、日本ではまだ、あんまり人気がなかった感じ。
特に関西だと野球が盛んだったし、両方とも、広いグラウンドが必要なスポーツだから、野球部しかない学校が多かった。サッカーは、ちょっとマイナーな扱いに近かったかも?
が、イギリス人には、フットボールって言うのが、めちゃくちゃ大事なスポーツだってことは、ロッドを通じて知った感じはある。
が、家系がスコットランド系だから、彼はスコットランドリーグのセルティックの大ファン。嫁よりサッカーは、昔は聞いて、ビックリした。笑
今は、日本にもいるだろうけど。
が、スコットランドの試合観たいなら、「なんでロスに長年住んでる?」って、ちょっと思ったなぁ。笑
ツアーとか色々事情はあっても、ビデオも衛星放送もなかった時代だし。試合観られないやん!って。イギリスか、スコットランドに住んだら?と、女子高校生は思ってたが。笑
今はイギリスに戻ってるみたいだけど。
『Hot Legs』を、歌ってる映像。

このコンサート映像、いつのかはわからないけど、一生懸命にサインして、歌はそっちのけで、ボールを蹴るのに必死になってて、歌に入りそこねそうになってる感じが、可愛くて笑える。
当時もライブで、客席にサッカーボール蹴ってたのも、洋楽雑誌で知ってた。
あのボール、かなり欲しかったかも?笑
雑誌の写真もサッカーボールと一緒か、女性と一緒をよく見かけた。笑

派手なロックスターの代名詞?

歌が上手い上に、顔もスタイルも良くて、一瞬サッカーチームに入ったぐらいだから、多分運動神経も良い。ってなったら、女子は好きになるやん!で。笑
もちろん、お金もたっぷり稼いでたし。
髪型も良かった。真似した男子はいたのか?
私は、直接見かけた記憶はなかったけど。
ムッシュかまやつの髪型は、ロッドを真似してたんだ!は、かなりビックリだったけど。似てはいるけど、違う気がした。当時の感じでは、全く結びつかなかった。笑
髪は長いけど、当時よくいた汚い系じゃない感じで。まあ、私には一生縁のないタイプの人だって、自覚はあったけど。笑
細い男子が好きだったから、タイプではあった。が、写真で見た連れてる女性が、モデルしかいない感じで、遥か遠い人な感じはあったなぁ。笑
Wikiに彼女の一覧表がある人も、まあそんな多くない。で、モデル、モデル、女優/モデル、女優…とかで、全員の身長まで載ってるのは、ちょっと、笑。
一覧以外にも実際は、もっとたくさん、色々いたんだろうな…感もある。
「スラリとした金髪好き」は、世界の果てにいた、中学生の私でも知ってたし。笑
特に、あの時代は、女子からは運動神経が良いは、評価が高かったかも?
当時の日本ではバンドマンより、一般的にはモテたかも?ぐらい。両方持ってたら、そらモテないハズがない。笑
ロッドには、日本でも女性ファンは多数いた感じ。実物は知らないけど。笑
私の学校なんかには、相変わらずいなかったし、ライブには行ってなかったし。
が、知らないところで、彼をヘイトしてた男子もいそう。笑
憧れて、ロックスターになりたかった人もいそうだけど。

ハスキーなヴォイスが好き

最初に聴いた曲が、何かは覚えてない。
が、ラジオを聴くようになったのが、75年だから、おそらくその年に流行ってた『Sailing』の可能性が高い。

ど定番だし、ヘビロテされてたし、アコギのシンプルな曲だし。嫌いになる要素が、全然なかった。
私には、何故かちょっと、讃美歌風味を感じた曲だったかなぁ。メロディーも歌詞からも、匂いがした感じ。オルガンの音のせいもあるかも?だけど。
浦和レッズのサポの、元曲になるとは…だったけど。ロッドがカバーしたから広まった曲かも?

が、ハマったのは、もうちょっと後で、
アルバムでいくと、
『Foot Loose & Fancy Free』(邦題明日へのキックオフ)だから、77年ぐらい。ハスキーヴォイス好きの私が、好きにならない訳もなく。笑
このアルバムは、頭がロッド作の
『Hot Legs』だし。
ヒットした、好きなシュープリームスの曲のカバーの
『You Keep Me Hangin' On』も入ってる。

この曲は、コレしか知らないと、壮大な世界観のプログレバンドの曲って感じだと、思っちゃう。笑
バラードみたいになってるし。まさかモータウンの曲とは?な感じのアレンジ。
シュープリームスのアレンジを、思い切り膨らませた感はある。テンポも、全く違うし。
私も最初は、途中までわからなかった。笑

演奏時間も、ロッドのは前奏含めて7分半ぐらいあるのに、シュープリームスのは、3分ちょっと。
倍以上に膨らませてるし。
どこかの番組の、劇的ビフォー・アフター並みの感じ。笑
長過ぎないか?とは、ちょっと思ったけど。
アルバムには、何より好きな
『You're In My Heart 』(邦題胸につのる想い)が入ってて。

カバーが多めの時代

遡って、アルバムは
『Every Picture Tells a Story』あたりから、聴いた。ロッドは人気があったから、古いアルバムもラジオで流れてたし
好きになっていったかなぁ。
『Maggie May』が大好きで。

当初はB面だったけど、ヒットした曲のパターン。最初の前奏的なのは、イマイチ繋がりがよくわからないけど、ギターの音もキレイ。
歌が始まったら、ちょっと投げやりな?風に歌う、ロッドが良い感じ。

アルバム『Smiler』は、ほぼカバー曲。
その前のアルバムでも、以前紹介した
サム・クックの
『Twisting the Night Away』もロック調で歌ってるけど、自作曲が少なく、カバーが多かった。
このアルバムも、チャック・ベリー、サム・クックの『You Send Me』、キャロル・キングにエルトン・ジョン、ボブ・ディラン、ポール&リンダ・マッカートニーとか、幅広い。
キャロル・キングも、自分で歌うより、カバーのほうが、わりと良かったりするアーティストな印象だけど、アレサ・フランクリンが歌ったこの曲
『You Make Me Feel Like) A Natural Man 』は、ロッド版も好き。

次の『Atlantic Crossing』は、
『Sailing』が入ったアルバム。
アルバムでは、かなり気に入ってる。
コレか、
『Foot Loose & Fancy Free』
(邦題明日へのキックオフ)の2枚は特に好きかなぁ。
私は、シンプルなアレンジの、これもカバーの『This Old Heart of Mine』がかなり好きだった。エレキピアノがメインの曲。
最初に歌ったアイズレーブラザーズより、私はこっち派。
声って武器もあるけど、アレンジ含めて全体が良いかなぁ。

次が『Foot Loose & Fancy Free』
(邦題明日へのキックオフ)で、このアルバムからは、半分くらいがロッドの自作曲で、ヒットもした。
カバーも良いけど、ロッドのオリジナルが好きはあるかも?

アイムセクシーな人は
ブロンドがお好き


で、かのタイトルが何だかなぁ…だけどの『Blondes Have More Fun』
(邦題スーパースターはブロンドがお好き)。
まあ、原題もかなり凄いから、邦題考えた人に、賞をあげたい感じ。笑
スーパースターとか言っちゃうところを含めて、タイトルとしては、キャッチーだし。売れたから良かったが。笑
スーパースターが、大コケしなくて済んだ。中学生女子から、高校生になってた私には、「なんじゃそら?」のタイトルではあったけど。笑
今なら、各方面から突っ込まれそうな、原題と邦題。
おまけに、入ってる曲も、頭から
『Da Ya Think I'm Sexy?』
(邦題アイムセクシー)だし。
邦題は?が付いてないから、セクシーだって、断定で言い切ってるし。笑
ジャケット写真も、まあ…だし。
そりぁセクシーではあったけど、アルバム名とセットだと、それだけで敬遠した人は、確実にいたと思われ…。
曲は世界中で大流行したし、カバーもされたけど。
が、盗作で裁判にもなって、認めて敗訴して。色々な面で、お騒がせな曲になった感じかなぁ。
そして、盗作ってアーティストとしては致命的になりかねない騒ぎがあっても、生き残って、勲章貰うとか、ある意味凄いなロッド!はあるかも?笑

ベースラインは、良いし好きな感じ。
が、ラジオはもちろん、ディスコでも長い間、ずっと流れてたから、かなり飽きたのも事実。笑
他の曲名も、かなりヤバい目のタイトルが並ぶし、ある意味凄いアルバムだったかも?はある。
さすが、スーパースターな感じ。笑

ちなみに
A面
1、アイムセクシー
2、Dirty Weekend
3、Ain't Love a Bitch
 (邦題あばずれ女のバラード)
5、Is That The Thanks I Get?
 (邦題愛の代償)
B面
1、Attractive Female Wanted
 (邦題求むいい女)
2、Blondes (Have More Fun)
 (邦題スーパースターはブロンドがお好き)
コレ以外も、だいたいテーマは女なのか、もしかしたら愛か?みたいな曲で、コレだけ並んでると、凄いなぁって。
清々しいまでの、女好き。笑

女子高生の私は、彼らロックスターたちから、かなり色々と学んだ。
いわゆるクズな男がいることと、それでもそんな人に群がる女がいることを。笑
そして、そんなクズ男を、超警戒し過ぎて失敗したり、それを警戒しつつも、ハマったりもした。笑
「恋は遠い日の花火」になってしまったから、そんな日々は懐かしい。むず痒くもあるけど。笑

ロッド・スチュアートの歌


ソロになる前から、ボーカリストとして色々な曲を歌ってる人。
自分のアルバムでも、色々なタイプの曲を歌ってるから、やっぱりボーカリストとしては、凄いかも?って。
この曲は、ジェフベックグループの時の
『Rock My Plimsoul 』

彼がいたバンドは、ジェフ・ベックグループや、フェイセズだったり、かなりロック色が強くて、ギターをギンギンに鳴らすタイプ。
ロッドのスタンドさばきを、西城秀樹が真似ようとした話とかも、笑える。
ロッドは軽い素材の使ってたって知らなかったとか、当時は色々と時間差あったなぁ…って。笑

フェイセズは、最後のほうには、ロッドのバックバンドみたいな感じになったのは、ちょっと気の毒な感じだった。
この曲も、ヒットもしたんだけど。
『Stay with Me』
どちらのバンドも、メンバーも凄いし、そのままでも、伝説のバンドになりそうだったけど…。
が、まあ彼のボーカルに代わる人を探すとなると、ハードル高くて大変なのもわかる感じはする。
私はギンギンロックを歌うのも、好きなんだけど。
が、あの声だし、何でも歌えるセンスがある感じだから、アコースティックな音とマッチングさせてる曲が、わりと好き。
『I Was Only Joking』(邦題ただのジョークさ)とか。

カバーだけど、
『I Don't Want to Talk About It』
(邦題もう話したくない)なんかは、大好きで。声と歌い方に合ってる感じ。
バック控えめが、良き。

1番を選ぶなら、やっぱり
『You're In My Heart 』(邦題胸につのる想い)を推すかなぁ。

ギターと途中から入るヴァイオリンの音が、控えめで好き。
もちろん、ボーカルも。
多くの言葉は、必要ない感じ。

ロッドは、80年代に入って、MTVが音楽の先端の発信元になった時期、早めにこのあたりの70年代の曲のMVを、ちゃんと流してた気がする。観た記憶もあるし。
BSでライブも放送されてたなぁ。
特に初期は、わりと目にした記憶がある。
周りのスタッフが良かったのか、本人の意向かは知らないけど、やるにはお金も必要だし、レコード会社とか、権利とか色々ややこしいんだろうけど。
そこらへんが、時代が変わって忘れ去られていった感じのある、他の70年代のアーティストとは、ちょっと違う感じはしたかなぁ。
曲が良ければ、普遍性があるシンプルなアレンジなら古く感じず、受け入れられたのかも?もあるかも?
で、昔からカバーをたくさんやって、最近もまだ色々やってるのは、嬉しいことではある。

お騒がせセレブで、ヤンチャの塊みたいな雰囲気だった彼が、今はサー(Sir)だから。笑
中学時代に、そんなことを言う人がいたら、鼻で笑ってたと思う。笑
長生きは、するもの?かもね。
ロッドも、聴いてた私も。

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