”惚れ”と”モテ”を恋愛心理学で科学する【各論③】
こんばんは、心太です。
ここ数回の投稿で”惚れ”と”モテ”について記事を書いてきました。
前記事では、
Step3.自分と相手の持っている性質の【類似性】・【相補性】を整理する
Step4.相手の求めている【類似性】・【相補性】を探る
について書きました。
今回はこのステップの後半、
Step5-①.共感すること、されることを意識して【類似性】をお互いに感じる
Step5-②.個性を表現する、相手の個性を受け入れることを意識して【相補性】を最大化する
Stepα.自分の持つ性質の幅を広げる(【類似性】・【相補性】の両方向の可能範囲を拡充する)
について書いていきます。
では、行ってみましょう。
Step5-①.共感すること、されることを意識して【類似性】をお互いに感じる
ここからはStep4.までに得た情報を、どうアウトプットしていくかが重要になります。
【類似性】は、共感ポイントと言い変えられます。
例えば同じような趣味を持っている、好きなものが同じ、出身地や出身校が同じなどなど。
それらが見つかったときには、どんどんアピールしましょう。
より【類似性】を高めるために、質問を繰り出してもいいです。
質問の結果、【類似性】が崩れてしまった。
その場合も心配いりません。
類似点だったものが、枝分かれの中で相違点(【相補性】)であることが明らかになっただけなので、そのときはStep5-②に速やかに移ります。
Step5-②.個性を表現する、相手の個性を受け入れることを意識して【相補性】を最大化する
さて、【類似性】についてはあまり困ったことはないかもしれません。
「相手との共通点を探りましょう」というアドバイスはよく見聞きします。
しかし、重要なのはむしろ相違点です。
理由は二つ、
理由①:共通点よりも相違点の多い人と出会う確率の方が高い
理由②:相違点に相補性を持たせることでプラスに転じることができる
“相違点”は二人の持っている要素が単純に違うという事実です。
違っているということが、ネガティブな意味を持つ場合は単なる相違点でおしまいです。
一方で、違っていることでどちらか、もしくは両方が助かるなどポジティブな意味を持たせられたとき、【相補性】へと昇華されます。
そのためには、相手と違いを共有しなければなりません。
相手に合わせるばかりでは(【類似性】の強調)、お互いの相違点は埋もれてしまい、【相補性】も発揮されぬままになってしまいます。
関係性を深めたり、維持したりするために重要なことは相互理解、そして相互尊重です。
相手のことを理解し、尊重すること
同時に自分の個性を表現し、理解され、尊重されること
この中で相違点が多く発掘でき、【相補性】が最大限発揮されます。
Stepα.自分の持つ性質の幅を広げる(【類似性】・【相補性】の両方向の可能範囲を拡充する)
最後は番外編というか、そもそも論です。
【類似性】・【相補性】のキーワードで色々書いてきましたが、とどのつまり人間性を各要素に分解し、自分の持つ要素と相手の持つ要素の組み合わさり方によって魅力を感じるということです。
一人の相手に対して、魅力的な組み合わせは1つや2つで十分ではありますが、魅力的な組み合わせを作る確率を上げるためにできることがあります。
自分の持っている要素の種類・幅を広げたり、より磨きをかけたりして、どんな相手とも【類似性】・【相補性】の組み合わせができるように仕込んでおくことです。
見出しとは内容がズレますが、個性を爆伸ばししておいて【相補性】の鬼になる方向性もありですね。
【類似性】は共感ポイントと書きましたが、【相補性】は異端力と言えますね。
個性的な人も、ひとの個性を認められる人も素敵に見えるのは【相補性】の可能性を無意識に拡げられる人だからなのかもしれません。
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といったところで、今回のシリーズはここまで。
”惚れ”と”モテ”について、【類似性】と【相補性】の二つのワードで整理してみました。
恋愛心理学と銘打ちましたが、本当に裾野の広い分野で色々な理論があります。
今回のキーワードはその中のたった2つだけ。
また思いついたらなんかしら紹介していこうと思います。
では、また。
心太
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